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第5章   1、 トロリーでラッフルズ見物へ

楽しい時間の過ぎ行くのは早いもので、あっという間に4日目の朝を迎えた。

これまでの3日間の疲れも溜まって来たようで、私達3人は朝は早く起きられず、起きたのは午前9時頃だった。

朝シャワーに入りさっぱりしてから、遅い朝食を取りにホテルのレストランへ向かった。

 このレストランでは毎日美味しい朝食を頂き、私服の時を過ごしたのに、この朝で最後だと思うと、とても悲しかった。

 最後はのんびりと朝食味わおうと決めていたので、ガーデンサイドのテーブルに案内して貰って席に着いた。

 旅行中食べ続けたので、最後の日はサラダやフルーツ中心のあっさりした朝食を食べ、でもレストランの雰囲気や、お料理は存分に味わって食事をした。

 閉店の11時近くまでレストランでのんびりしてから部屋に戻った。

 最後の日は何処を観光するか詳しく予定を立てていなかったので、どうしようか、と3人で考えた末、シンガポール航空で頂いた、シンガポールトロリーの三日間乗り放題のフリーパスを利用しようという事になった。 無料サービスだからと、利用しない手はない。 ということで、シンガポールトロリーでシンガポールの街を観光することになった。

 お昼過ぎにシャングリ・ラから送迎バスで、まずオーチャードへ向かった。

 シンガポールトロリーはオーチャードホテルの前に停車するので、そこから乗車する事にしたのだ。

 オーチャードへ降り立つと、外は快晴、この時期はシンガポールは雨季でスコールがあっても可笑しくない季節なのに、私達がシンガポールへ到着してからはスコール一つ無かった。

 天候にはとても恵まれた旅行だった。このまま晴天が続けばいいな、と思う反面、一度くらいはスコールでも来た方が、南国らしいかな?と思う気持ちもあった。

 まあ、やはり観光には晴天のほうがいいなあ。

 そんな事を考えながら、バス・ストップで待っていたらやって来たのだ。とっても可愛いトロリーが!

 ハワイのワイキキトロリーも素敵だと思っていたけれど、車体に素敵な絵が描かれていて、可愛さでは数段上の気がした。

 こんな可愛いトロリーに無料で乗車させてくれるなんて、シンガポール航空は気前がいいなぁ。

 乗車してみると、日本人らしき姿は皆無で(東南アジア系民族自体が殆ど乗っていない)、欧米人、インド人が数組乗っていただけだった。

 彼らも多分SQでやって来た、観光客なのだろう。 車内の案内は英語と中国語だけだったが、詳しい路線案内図をトロリーチケットと一緒に貰っていたので、停留所等は直ぐに解った。

このトロリーはマリーナエリアのサンテック・シティーが始発でシンガポール市内をぐるりと一周して、またサンテックシティーに戻るので、その間の好きなバス停で乗り降りが出来るというとても便利な代物だった。

私達は何処で降りるか決めていなかったが、ラッフルズホテルを見たくなって、ホテルのすぐ近くの停留所で下車した。

ラッフルズホテルの外観ははパンフレットや写真で見ていたように、クラシカルな建物で、古き良き時代を彷彿とさせる優雅な佇まいだった。

中に足を踏み入れると、超豪華という訳では無かったけれど、やはり歴史を感じさせる優雅な造りだった。

ホテルのロビーやラウンジには、リッチそうな白人の年配のカップルが比較的多く、 古き良き時代には欧米の紳士、淑女の社交場だった様子が想像出来た。

ラッフルズホテルと言えばアーケードが有名だが、この時にはアーケードの事をすっかり忘れていて、見物しなかっのは一寸残念だった。

ホテルを出た私達は再度トロリーに乗車しようと、来た時と同じ乗り場に向かって歩いた。

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