2、 ピンクイルカは柔らかい?
アンダーウォーターワールドまでは島内の案内図を見るとすぐ近くだったので徒歩で向かったのだが、歩いて5分ぐらいですぐ到着した。
私達はアンダーウォーターワールドは初めて入館するのだが、このアンダーウォーターワールドは、シンガポールだけではなく最近は様々な国で見かけるようになった。
入り口の近くにはポップコーンスタンドがあって、ゆりが食べたいというので前まで行ってみたら塩味ではなくて、なんと、甘そうなハニーポップコーンを売っていた。いや〜、この暑いのに甘い味は?!この暑さで甘いものは勘弁だ。
この国の人々は暑い中甘い物を食べるなんてかなりの甘党なのかな、とちょっとびっくりした。
アンダーウォーターワールドの窓口には、水族館とドルフィンラグーンでのイルカショーとのセット券があったのでそれを購入した。
ピンクイルカは東南アジアでは、シンガポールと香港ぐらいでしか見る事が出来ない珍しいイルカなので絶対に見たいと思っていた。ゆりにも見せたいしね。
ピンクイルカのショーの後に、毎回10組だけピンクイルカとの記念撮影が出来、その券も購入しようと思っていたら、その券はそこではなくてイルカのショーの近くの売店で販売しているというので、それは後ほど購入する事にした。
中に入ると歩くエスカレーターがあり、それに乗りながらぐるっと周りを取り囲む巨大水槽の中の魚達を見物しながら一周した。
この水槽には普通のお魚達だけでなく、普通では、まず中々お目にかかる事が出来ない、サメやエイを見る事も出来た。
エイだけでも感動的なのに、サメが迫力のある姿で泳いでいて、迫ってくる感じは圧巻だった。ちょっと怖い感じだったが、暫くそこで見とれてしまった。
館内は それ程広く無かったので、結構すぐに見終わってしまった。
出口付近には小さな子供達が、水の生き物と触れられるコーナーもあったのだが、ゆりがそこは寄らなくていいと言うので通り過ぎて、外に出てしまった。
外に出て時間を確認したらイルカショーの時間が迫っていたので、急いで島内バスでショーを行うラグーンの方へ移動した。
ショーを見物する席は砂浜にありちょっと暑そうだったのだが、一応屋根付きだったので助かった。
開演まで若干の時間的余裕があったので、「すぐ近くの売店で、何か買ってくる」と《ぱん》が言って、売店に向かって行った。
何か美味しい物でも買ってくるのかと思って待っていたら、暫くして《ぱん》が戻って来た。
「何を買って来たの?」と買ってきた物を見ると缶の緑茶とお菓子。 暑いので緑茶のようなさっぱりした飲み物が飲みたいと思っていたので、早速缶を開けて、勢い良くゴクリと一口飲み込んだ。すると…「何これー?緑茶じゃないの?」とても緑茶とは思えない変な味。
でも、缶を見るとどう見ても緑茶だった。
「これって本当に緑茶なの?」とぱんに聞いたら「きっと、緑茶に砂糖を入れているんだよ、」「お砂糖の入ってないお茶はないの?」「無いんだよ!」
これにはびっくりしてしまった。どうしてお砂糖入りにしたのか不思議だった。
やっぱりシンガポールの人々はかなりの甘党のだと確信した一瞬だった。
ショーが始まるとイルカ達はとても可愛くて、見ているだけで幸せな気分になった。
案内は英語だけだったので今一つ解りにくかったが、ショーを見ていれば大体理解出来た。 ショーは30分ぐらいで終わり、その後はピンクイルカとの記念撮影なので暫くはそこでしばらく待った。
ピンクイルカとの撮影は1回のショーごとに10組までと決まっていて、事前にチケットを購入していないと参加できないというので、すぐ近くの売店でチケットを購入しておいた。
10分ぐらい待った後撮影はビーチの波打ち際で係員の指示の元に順番に行われた。
ひざ下まで水に浸かるので、パンツ等は折り曲げて塗れないようにした。
ゆりと《ぱん》の番になるとゆりは恐る恐るイルカをなぜて記念撮影をして貰った。
後からゆりに聞いたら、このピンクイルカは赤ちゃんで、お腹がとっても柔らかくて、触るととき持ち良かったと言っていた。(可愛いな〜!私も触ってみれば良かったな)と思った。
珍しいピンクイルカを見られたのでゆりは本当に大喜びだった。