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      6、 ツアーの謎?

ランチでツアーのメンバー同士がやっと少し打ち解け、あと半日も行動を共にしたら更に親しくなるかなと思った頃、もう後は最終目的地のDFSを残すのみとなってしまった。

 私達はDFSに着きショッピングしたら、夜のオプショナルツアーには参加しない事に決めていたので、バスでシャングリ・ラホテルまで送迎してもらい、一旦ホテルに戻ってから、その後どうするか考えようと思っていた。だからツアーの一行とはDFSでのショッピングが終わったらお別れなのだ。

他の人達は当初から夜のオプショナルツアーを申し込みしていたり、そうでない人達もシンガポール植物園の時からのガイドさんの中国パワー溢れる熱心なお勧め?に圧倒され参加を決めたので、DFSの後は他のメンバーはナイトサファリに直行する事に決まっていた。

私達もガイドさんに「うちのナイトサファリとてもいいよ、夜行性動物近くで見られるし、楽しいよ。他の会社のツアーだと動物と写真撮れないけど、うちのツアーは出来るよ。ナイトセントーサもレーザーショー綺麗でお薦めよ。参加するか後でまた聞くから考えておいて下さい」とやはり植物園の時に、中国語風な日本語で熱心に口説かれたのだが、ツアーに参加するつもりは殆ど無かった。

 ただ、中国のジャンク船でのディナークルーズには参加してみたい気はしていたので「このジャンク船のクルーズはどうですか?」と尋ねたら「あれはつまらないよ」と教えてくれた。 (えっ、そんな事言っていいの、自分の会社のツアーなのに?)正直に教えてくれたので、とにかく何でも売り上げればいいと思っている訳ではないのだな、とガイドさんに対する信頼度が高まった。

 私達はナイトサファリに興味が無い訳ではなく、むしろ逆で滞在中まず真っ先に出かけたいスポットの一つなのだが、一つには集団行動だと時間の制約が大きいと事ことがあり参加を渋ってしまうのだ。

その上ゆりは寝起きが超悪くて、早朝出発のツアーに連れ出す為には、朝っぱらからどなりちらして起こさなければならなくなり、機嫌が悪いと蹴飛ばされるしいつも懲り懲り。出発する前にこちらがどっと疲れきってしまうのだ。

 今回のツアーは大手の旅行会社の関連なのか、或いはその子会社が主催していて、オプショナルツアーはその親会社の方に参加するのだが、全般的にオプショナルツアーの料金が高いのも理由の一つだ。

 このツアーのナイトサファリは「アニマルナイト」という名称で、送迎と園内のレストランでのバッフェの夕食が付き、サファリで特別に夜行性動物と記念撮影が出来たり、日本語トラムで園内を回れる等の特典があるだが、なんと日本円で一人約1万円。これは恐ろしく高い気がする。

海外旅行にまで出かけツアー代金で高い、なんて言うのは私達ぐらいかもしれない。何だかケチ丸出しみたいだが(実際のじゃらねっと一家は多少ケチだが)、入園料や交通費の総額が3人分でもせいぜい日本円で1万円ちょっとぐらいしかしないのではないだろうか。

 個人でナイトサファリに行ったと仮定して、掛かる費用を計算してみると




      交通費タクシー片道約S20Sドル×2

      

      入園料 大人   約S16ドル    

          子供   約S11ドル

      

      トラム 大人   約S5ドル

               約S2ドル


      園内の(バフェ) 

          大人   約17ドル

          子供   大人と同額か半額だったか(不明)

 


 やはり、合計しても日本円で1万円かちょっとぐらいなのだから、ツアーを利用した場合の3分の1の費用で3人がナイトサファリに行けてしまうのだ。これだとかなり滞在費の節約になる。

 高いかわりにツアーは送迎付きで、安心、安全、気楽という3拍子が揃っているのだからいうことはないかもしれない。

 しかし、ツアーを利用しないで行くというのも海外旅行の達人みたいだし、ロコ気分も味わえるのだからそれはそれで悪くはない。

 DFSに到着して、ガイドさんにツアーの事を聞かれたので、勇気が要ったが「私たちはツアーには参加しません」と告げ店内を闊歩し始めた。




   つづく

実際に計算したことはありませんでしたが、ツアーはやはり割高なだという事が改めて解りました。

次回は数年前にマリーナエリアからオーチャード地区に移動したDFSの様子をお知らせします。

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