ツンデレ様女王様瑠璃様。
よろしくお願いします(*^^*)
あの後私はゆーを家に送ってから帰った。ゆーはめちゃくちゃ遠慮してたけど(その遠慮する姿も可愛かった。)私が押しきった。
ゆーは可愛いんだから、誘拐されたらどうする?!って真顔で言ったらそんなことないと照れながらマゴマゴ言っていた(その顔も可愛かった)。
言ってる途中あれ?これあの兄が言ってなかったっけ、とか思ったけど考えるのを止めた。
そして現在私は部屋に帰ってスマホを弄っていた。
実はさっき友達からメールが来ていたんだが、その内容が…うん。
まぁ、いわゆる私の友達はオタクという部類なんだが、その友達から今度書くマンガのモデルになって欲しいとメールが入っていた。
「う~ん…どうしよう。」
別に引き受けてもいいんだけど、その友人に関わるとろくなことがあった試しがない。
断ろうかな…と思っていると、電話がなった。
「うっ…」
友人からだった。
そろそろと電話に出てみると
「ちょっと!!何でメール返さないのよ!てか、あんたに拒否権はないから。」
開口一番 が其ですか。
さすが瑠璃様。
でも拒否権はないなら何で聞いてきたんだ。まぁ、瑠璃様ツンデレ女王様だから少しは悪いなー、とか思ってたのかもな。
「誰がツンデレ女王様よ。」
「あい。つみままつぇん。」
ひっくーい声で返された。
怖かった。(少し涙が出そうになった。)
「全く、あんたは全部声に出てんのよ。」
「え、マジで?」
「マジよ。で、何時家にこれる?なるたけ速い方が私も楽なんだけど。」
あ、もうモデルは決定事項ですか。
「う~ん…今日木曜日だしやっぱり休日のほうが・・・」
「明日ね、わかったわ。じゃあよろしく。」
え、聞く意味あった?
カチャッと切られた電話。
「はぁー…なんか嫌な予感。」
そんなことを考えていたのが悪いのか、その予感は次の日見事に当たる。
ありがとうございました。