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よろしくお願いします。
「べにちゃん!これ見て」
「んー、どれ?」
あの日から私と有美はかなり仲良くなった。
どれぐらいかと言うと、二人してあだ名で「べにちゃん」、「ゆー」と呼ぶほどにだ。
もうね、初めはすっごく警戒してたゆーが心を開いた瞬間のあの笑顔がまだ忘れられない!!
うん。もーーー最高に可愛かった。
そのままお持ち帰りして、心ゆくまで愛でたかったね。
まぁそこは理性が止めたけどね。
そこまでしたら犯罪じゃないですか。
そしたら、毎朝見てるお天気お姉様とか、ニュースのお姉様とか…(以下略)
と・に・か・く、お姉様ズが見れなくなるじゃないですか!!
私に死ねと言ってるんですか。
私からお姉様を取ったらなにも残りませんよ?
おっと、話がずれました。
「もー、べにちゃん話聞いてる?」
ああ、ふくれてるゆーも可愛い…じゃなく、
「ごめん、なんだっけ?」
ゆーは怒らせるとなかなかこわいんですよ?
「だから、この雑誌見て!」
「んーどれどれ、」
お、これは最近女子高生に人気のパンケーキ屋じゃないか。
この間雑誌見てたときに載ってたお店だよね。
ゆーに物凄く合うお店だなー、とか思ってじっくり見てた記憶がある。
ちなみに私も女子高生ですよ?
おっさんじゃないですからね?
「私もここ行ってみたかったんだ。行く?」
「え!いいの?」
「いいよー、私も(ゆーが)食べて(いる所を見て)見たかったんだ。いい?」←微妙に会話がずれているがいいだろう。
「!!!!!うれしい!べにちゃん大好き!!」
抱きついてきたゆーをよしよししながら心の中ではうはうはしてました。
ええ、もうゆーを締め付けないように頑張りました。
と、言うわけで次はパンケーキ屋で!
ありがとうございました。