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新たな敵、謎の集団

第三章:人類

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灰色の空が重く垂れ込める廃墟の中、俺たちは慎重に歩いていた。

西の運動公園で得た鍵を携え、次の手がかりを求めている。


「周囲、異常なし」


カナメが冷静に前方を見据えながら言う。

剣を握る手に無駄な力はないが、緊張感が伝わってくる。


廃虚の群れを抜けると、遠くで叫び声が聞こえた。

物資を奪い取られている男たちの声――どうやら、悪党の集団がこのあたりを根城にしているらしい。


「声が聞こえる……あそこだ」


俺はアサルトライフルを構えながら、声の方へ近づく。


目に入ったのは、物資を奪い取ろうとする荒っぽい男たちと、怯える人影。

その場面を目撃したことで、俺はここの危険度を痛感した。


「……悪党どもが根城にしてる場所か」


カナメは冷静に状況を把握し、俺たちへの警戒を強めていた。


俺たちの接近に気づいた悪党の男たちが、武器を構えこちらへ向かってきた。


「何しに来た? こんな武装して、よそ者が調子乗るな。ここは俺らのシマだ」


男の声は低く、警戒と苛立ちが混じっていた。

生きるための必死さが滲んでる。


「話せばわかる、落ち着け」


カナメが冷静に一歩前に出る。

だが男たちは全く信用しない。


「口だけならたくさん聞いてきたぜ。信用できるか?」


別の男がにらみつけながら言う。


「俺たちだって必死なんだ。よそ者と会話を楽しむ余裕はねぇ」


男たちが武器を構え、目がギラつく。


「死にたくなかったら武器と物資をおいて地面に伏せろ」


俺の声が少し震える。


「後衛は任せたぞ」


カナメは無表情のまま剣を抜き、冷静に前に踏み出す。


「まったく……いきなりかよ」


俺は心臓がバクバクしながらも、銃を構えて反撃態勢を整えた。

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