05
その日は主任と一緒にベットの中で、俺の携帯を使い動画を見ていた。
「ユイは、こういう動画が好きなの?」
「そうそう、面白いよねぇ」
正直良さは全然分からないが、恋人が好きなものだから好きになろうと思う。今度、時間があるときに少し調べてみよう。
ああ、そういえばちなみに恋人になってからプライベートでは名前呼びに変わった。俺はカイト、主任はユイだ。仕事中は今も佐藤君と主任のままだが。
「あ、まずいもうこんな時間だ」
そろそろ寝ないと明日の仕事に支障が出る。電気を落として二人でベットに入る。
ピコン
Lineの通知音が鳴った。先ほどから、高校時代の友達のLineグループが盛り上がっている。こんな遅い時間にはた迷惑なやつらだ。
Lineの通知をOFFにする。通知画面も眩しいので画面を伏せておいた。
「Lineは返信しなくていいの?」
「ああ、明日みて返信するよ」
次の日に仕事があるので、今日はそのまま寝ることになった。
朝方
ゴソゴソとユイが起きる感覚があった。相変わらず彼女は早い。ただ俺は、まだ日が昇ったばかりだったんで眠さが勝ち、そのまま二度寝をした。
ゴソゴソとユイが起きる感覚があった。相変わらず彼女は早い。ただ俺は、まだ日が昇ったばかりだったんで眠さが勝ち、そのまま二度寝をした。
ピピピ、ピピピ
目覚ましがなる。まだ眠い。自慢ではないが、俺は朝が弱い。それは彼女と一緒に住むようになってからもそうだ。手探りでアラームが鳴っている携帯を探すが、いつもの場所にない。
回らない頭で、そういえば昨日の夜Lineが煩くていつもと違う場所に置いていたことを思い出す。
仕方なく目をあけると、アラームが鳴っている画面が見える。OFFのボタンを押し、俺は三度寝に戻った。
◇
「起こしてくださいよ!」
バタバタと朝の準備をする。結局あのまま寝てしまった俺は、慌ただしく朝の準備をすることになった。
「起こしました」
そんな、昔に母親としたような会話をしながら準備を終えて、彼女と一緒に会社へ向かうことになった。