第二の魔人現わる!? 狂気の人造魔人【狂妃のペルティナ】
遅くなり……
すみませんm(_ _)m
「ここかな?」
怪盗ふぁんとむが、塔の最上階の扉の鍵を開くと……
「貴女は…… 誰?」
「あら?(当たりも当たりの大当たりだけど……)私は大丈夫かしらねぇ……」
獣王の大剣【獣呀】があると思われた塔の最上階に居たのは……
「こんばんは…… 怪盗です」
鎖に繋がれた4人の少女に、怪盗ふぁんとむの姿をしたユメが頭を下げる。
その4人の少女は……
黄色いパンダの耳の少女とエルフ耳の少女、妖精の翼がある少女に人種族の少女……
夢の中のゲームで、カナエのクランメンバーだった……
【リン】【アン】【マナ】【ユキ】だった。
「怪盗…… さん?」
「はい、お嬢さん達を盗みに来ました♪」
・
・
・
「此方だったかぁ……」
ユメが、リン達に出会っていた頃……
カナエは…… 厳重な警備を掻い潜って、潜り込んだ倉庫の中……
厳重に固定された一振りの大剣を見付けた。
「やっぱり…… 本物の【獣呀】だ」
カナエは、目の前にある見覚えがある型の大剣から、夢の中のゲームで感じた力を感じた……
「獣呀…… 貴女の相棒君は、何処に居るのかな?」
この世界で見た獣呀の姿に…… カナエは、夢の中の仲間達の姿を思い出す……
(ジノさん…… 逢いたいよ……)
夢で見ていた仲間達を思い出し、ちょっと感傷的になったカナエだったが……
「とりあいず…… 獣呀を回収しないと」
カナエが獣呀の厳重な固定を外し始めたら……
「!?」
背後から強烈な寒気を感じ、カナエが咄嗟に伏せると……
ガッギィーン!!
獣呀を固定していた厳重な台が破壊され、固定されていた獣呀が、吹き飛んで地面に突き刺さった。
「アラ? 外れた…… 避けた? 小さいのに…… 私の剣を避けた?」
「な!? じゅ、獣呀……」
カナエの背後には、刀身が砕けた剣の柄を握り締めた女性が立っていた。
その姿は…… カナエが見た夢の中のゲームで、【人化】した獣呀の姿を、少し大人にした様な姿だった。
(獣呀…… じゃないな…… なら、ジノさん達の話で聞いた…… 獣呀の素体になった〝魔神〟の女性かな?)
カナエの背中に冷たい汗が流れる……
(不味い…… ゲームの中ですら、ジノさんにデンライ君とレオン王が3人で挑んで…… なんとかしたLvの魔神…… しかも、ゲームの時は本調子じゃないって聞いたし…… 見た感じでは…… 異常が無い! あっ、私…… 終わったかも……)
「完全に斬った!…… と、思ったのに? 避けた…… 私の攻撃を…… 面白い……」
魔神と思われる女性が柄だけになった剣を捨て、新たな剣を抜く。
「さーて…… この娘兎さんは、何処まで…… 私の攻撃を逃げられるのかしら♪」
そう言って……
女性は、ゆっくりと……
カナエに向け、剣を構えるのだった。




