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夢日記 2025.6.24(火)




 私は夢の中で映画を見ていた。

 殺人鬼が次々と被害者を出していくサスペンス映画だ。

 現実にはない名前もない映画。


 モニターの前に座って見ているというよりは、参加型映画みたいな感じで私は登場人物のモブとして殺人鬼の事件を見ている。

 海外が舞台で、多分アメリカっぽい感じのところだった。


 その殺人鬼は2種類の殺し方をする。

 文字に関連した殺人で何人か殺して単語を作ってメッセージを作る殺人と、同じ人を縦にバラバラにして、ある角度から見るとその人が何人もいるように見えるようにする殺人。


 その殺人鬼はある日、車が渋滞をしている中偶然見かけた女性に恋をする。

 その女性の夫がこの映画の主人公で、その女性を巡って主人公と殺人鬼が立ち回っていくっていう映画だった。


 殺人鬼はタクシーに乗ろうとしている女性を見つけて、その女性をタクシーに乗せようとする。

 お婆さんが乗ろうとしていたのに、お婆さんが乗るのを妨害してその女性を乗せようとするけど女性からは蔑視の目で見られる。

 殺人鬼は人の心が理解できない病気だった。


 あるときは消防士たちが次々に殺されて、ただの文字として扱われた。

 炎と瓦礫と消防士の死体の山ができてるシーンを私はモブとして見ていた。


 あるときは有名アスリートがバラバラにされて目立つところに飾られた。

 煌びやかなネオンやライト、ラスベガスのような派手な光の中にアスリートの死体が飾られていた。


 終盤になって、結局殺人鬼は恋をした女性(主人公の妻)を殺してメッセージを残す。

 主人公は一時的に目が見えなくなって、目を押さえながら車に乗る。

 そのとき隣に乗ったのは妻ではなく殺人鬼だった。

 主人公は助手席に殺人鬼が座っていることに気づいていない。


 主人公は殺人鬼のメッセージをある程度把握していたが、最後の単語に違和感を覚えて隣に座っている妻だと思っている殺人鬼に問いかける。


「最後の単語、“THEM”っておかしくないか? それだと文章にすると“すべて無意味”って意味になる」


 って、隣の殺人鬼に話しかけているところで映画が終了した。


 完璧な映画だった。

 正直細かいところは目が覚めてからすぐ書き始めたものの抜け落ちてしまっているが、夢の中でその映画を見ててその終わり方をして「完璧な映画だった」と思った。


 主人公、この後絶対殺されるじゃん。

 だって隣に座ってるの妻じゃなくて殺人鬼だもん。

 妻はもう殺人鬼に殺されてるもん。


 実際の英文がどんな文なのかは分からないけど、最後の単語が“THEM”だと“すべて無意味”っていう文章になるらしい。

 英語素人の私からしてもそうはならないだろうって思うんだけど、夢の中ではそういう設定になってた。


 無意味ってpointlessって単語だったっけ(英語力が全くないので分からない)。


 素晴らしい映画だった。

 完璧な伏線と完璧な終わり方の映画だと、映画が終わったときに思った。


 しかも実際に事件が起きている中に入ってモブとし一部始終を見てるという臨場感が凄かった。

 死体も本物の死体だったし、普通の映画じゃあぁはならない。


 素晴らしい芸術作品だった。




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