夢日記 2024.7.31(水)
気づいたらそこは幽霊の世界だった。
私は昔住んでいた祖父母の家の中にいた。
幽霊の世界の勝手が分からなかったので、その場にいた幽霊に2つ質問した。
何を聞いたかは覚えていない。
ただ質問を2つしただけで、幽霊が「生意気だ」と怒った。
その幽霊に部屋の窓を全部割られて、私はそれが収まるまで、その場にいた母と布団をかぶっているしかなかった。
「電気を消さないと駄目だよ」
って言われたので、下手したら殺されるかもしれない中、私は幽霊が暴れた部屋に戻って電気を消した。
その昔の家には現実にはいない兄弟がいた。
現実の私は一人っ子なので兄と姉がいないことは分かっていたけど、あの世界では確かに姉と兄がいた。
あと母と祖母がいた。
母だけは現実にいる母。
夢だと気づいていない私はとにかく怖くて、キッチンにいた母を呼んで何があったか話そうと思った。
さっきまで一緒にいた母は、同じ母だったが別の個体で幽霊に窓を割られたことを知らなかった。
別の個体の母に幽霊に窓が全部割られたって話をしてたときに、母は真剣に聞いてくれていた。
でも、後ろに祖母がいた。
おかしい。祖母はもう死んでいるので、そこにいるはずがない。
でも、祖母は母の後ろにぴったりついてきた。
だから祖母が得体が知れなくて怖くて怖くて……
私がどうしたらいいか分からなくなってた時に、その世界の友達が出て来てくれた。
現実にはいない夢の中だけの友達。
それを見て私は安心して、テーブルに座って話を始めた。
何の話をしてたかとかは覚えてないけど、私がテーブルの下にスプーンを落してしまった。
テーブルの下にもぐって取ろうとしたら、スプーンを拾ってるときに、明らかに友達の声じゃない声で
「ワタシキレイ?」
聞かれた。
そのときに気づいた。
この友達は幽霊が友達のフリをしてるだけだって。
テーブルの下にいたから下半身しか見えなかったけど、上でどんな顔をしているか想像したら物凄く怖くて私は固まった。
こういう場合、ただ「綺麗」って答えても駄目なのはなんとなく知っていて、怖くて背筋が凍り付いていた私は咄嗟に
「綺麗。永遠に」
って言った。
どうやらそれが正解だったみたいで、何ごともなかった。
それで、その家から脱出しないといけなかった。
出られるかどうか、幽霊に試されている。
昔の家の内装と大きく違うところがあった。
廊下に7つくらい部屋の扉があって、そこから正しい扉を開かないとその家から出られないらしい。
現実にはいない兄と姉と協力して外に出るってことになった。
幽霊側だけど、一応こっちの味方。
扉は次に進める当たりの扉と、開けると中から出てきた幽霊に殺される扉と、開けても何もないハズレの扉があって、兄と姉と私で同時に扉を開けて行った。
ハズレの扉の中、何もないけど部屋中血塗れで凄く怖かった。
私が当たりの扉を開いて、その扉の中に入った。
中にはお店が広がっていて次の試練が始まった。
幽霊のお客さんが来ていたので、私がオーダーを聞いてそれを出し、もてなす必要があった。
幽霊の機嫌を損ねたら私は殺されてしまう。
おじいさんの幽霊の席に、注文されたものを置こうとしたら、急に猫みたいなのがきて、おじいさんの席が変わってしまった。
もしそこにそのまま置いてしまったら私はアウトで殺されていたと思う。
咄嗟に置き場所を変えたら私は合格をもらえて命拾いした。
それから、そのおじいさんの幽霊が店を出る時にコートと鞄を忘れて行ったので、殺されないように慌てて届けた。
そうしたら
「こっちに住みたいの?」
って言われて、そこで「はい」とか頷いたりしたら私は戻ってこられなかったと思う。
それからまた別の場所に移動させられて、今度は扉ではなくロッカーを開けていかなければならなかった。
それも当たりハズレがあり、扉よりも数が多い。
また兄と姉と一緒に私は恐怖に震えながらロッカーを開けて行った。
そうしたら姉が「私、失敗しちゃった」って言った。
どういう意味か分からなかったけど、姉がロッカーの中に引きずり込まれて行った。
それと同時に大量のロッカーの鍵が降ってきて、その中からロッカーの鍵を捜さないといけなかった。
でも、ロッカーのナンバーが時間経過で変わってしまう。
だから、見つけたと思ってもロッカーのナンバーが変わってしまって開けられなくて、早くしないと手遅れになってしまう。
やっとロッカーのナンバーと同じ鍵を見つけて、ロッカーを開けて姉を助けた。
姉は無事だった。
***
久々に滅茶苦茶怖い夢を見て起きた。
本当に怖かった。
幽霊の世界って、人間に厳しいんだなと思った。