夢日記 2024.2.29(木)
私は眠くて、眠くて、ベッドの中で丸まっていた。
泊りに来てくれた友達が話しかけてくるが、あまりの眠さに私はまともに受け答えができていたかは疑問が残る。
「今年、結婚するんだ」
と、友達が言った。
「そうか、良かったな。それなら安心だ」
そんな返事をする。
しかし、眠くて眠くてろくに私は返事ができない。
話が大体終わった後、友達は部屋の掃除機をかけ始めた。
――掃除機? 今何時だ?
眠い身体をなんとか起こして時計を見ると、夜中の3時だった。
こんな時間に掃除機をかけ始めるのは非常識だ。
よろよろと立ち上がって部屋の中を歩き回る。
すると、横の部屋から妹の友人との談笑の声が聞こえた(現実には私に妹はいない)。
あまりにうるさかったので、私は壁を叩いて「うるせぇ!」と言った。
すると、中から反抗的な返事が返ってきた。
「じゃあ切り裂いてみようか」
私は包丁を持ち出して、妹の部屋の扉を開ける。
そこに、母親が現れる。
「あなたの名前を言って。私は○○○」
その名前の苗字は、私の苗字とは違う苗字だった。
妹も名乗るが、やはり私と苗字が違う。それに、母親は私の知らない女性だった。
そこで私は気づいた。
私はこの家の人間ではないという事を。
私はこの家に迷い込んだ亡霊。悪鬼。そう気づいたら私は迷いがなくなり、持っていた包丁で自分の役目を果たした。
その家の人間を殺すことだ。
持った包丁が翻り、そこかしこ血の海に染まった。
***
私は車の中の助手席に座っていた。
運転席にいる誰かと話していると、空中に黄色い粘度のある液体が少量浮いているのを見た。
なんだか分からないものだったが、蜂蜜のようなものかと思って口に入れてみると、甘い食感がした。
その黄色い粘度の高い液体が道の奥から大量に押し寄せてきていた。
その液体は皮膚に触れると有害なもので、皮膚を汚染する。
私が口にしたものは少量だったので無事だったが、大量の黄色い液体がどんどん町を飲み込んでいく。
私はそれをぼーっと見ていた。
町の人たちもそれをただ待っていた訳ではなく、巨大火炎放射器を出して来た。
その黄色い液体は火炎に弱いらしく、業火でその黄色い謎の液体は消えていった。