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狂った世界に私はいらない、狂った私に世界はいらない  作者: 毒の徒華


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夢日記 2022.5.10 生死を分ける駅




 2022年5月10日(火)


 私の隣に男が座っていた。

 40代くらいのとくになんの変哲もない男性だ。

 私はバスに乗っている様だった。どこにいくのかはわからないし、何故乗っているのかも分からない。そして、隣の男性との関係も分からない。

 ただ、その隣の男性は


「こう、人差し指を擦り続けると物凄く痛くなるんだ」


 と、言っていた。

 そんなはずはないと私は男性の隣で自分の左手の人差し指の甲の方を擦り続けてみたが、別段痛くなることはなかった。

 だが、その男性は「いや~思ったよりこれがきついんだよね」などと言いながらも人差し指を擦っていた。


 気が付くと私は駅にいた。

 下りの電車のホームにいたのだが、どうやら下りのホームの電車に乗ると死んでしまうということが途中で発覚する。

 私は下り電車のホームから上り電車のホームに移動しようとしたのだが、途中になにやらブラウン管テレビのようなものが置いてあり、そこに「A-1」とか「A-2」とか番号が振ってあった。

 ぼんやりとそれを見ていると、駅員がモニターの裏を見るようにと言ってきた。

 私は言われたとおりにブラウン管テレビの裏側を見たら、なにやらくしゃくしゃの紙が貼られていた。

 いくつか単語が書いてあったのだが、それを縦読みにすると「かさでしぬ」と書かれていた。それを理解したすぐ後、隣にいた女性が傘を向けて私を襲ってきた。

 私は傘を警戒していたので、すぐに傘を奪って、その傘で襲ってきた女性の目を傘で貫いて殺そうとしたが、その女性はなかなか死ななかった。というか、結果として死ななかった。


 いつのまにか私はベッドに横たわり、眠っていた。

 眠っていたのだが、なにやら眩しくて目が覚めた。

 私の部屋は真っ暗にしているはずなのに、なんでこんなに眩しいのかと思って窓の方に近づくと、貼ってあるはずの遮光フィルムが一部剥がされていて、そこにクマのニートのぬいぐるみやらが窓に貼りつけられていた。

 ベランダにもぬいぐるみが干してある。

 私は眠る前に睡眠薬を飲んでいるので、健忘状態で自分で剥がした可能性もあるが、自分の意に沿わないことはしない。だからこれは母の仕業に違いない。そう思った。

 いくらなんでも遮光フィルムを剥がしたり、私のぬいぐるみを勝手に干したりすることは許せない。(夢の中出てきたぬいぐるみは現実では持っていないし、もちろん現実にないぬいぐるみなので大切にも思っていない)

 母を連れてきて私の部屋の状況を見せ


「これはオカンがやったのか」

「やってない」

「もしそうだったら、ただじゃおかない」


 と、私はガチギレしていた。


 2022年5月11日(水)晴れ→曇り


 学校のクラスの中にいた。

 私はクラスの中で行われていた何かの売買で、手持ちの500円を出した。だが、その持っていた500円は何やら他の500円とは違い、銅色で家の形をしていた。

 その後、その奇異な500円が500円以上の価値があることがわかる。所有者は自分であるという争いがクラスで始まった。

 これは私の500円だ!

 という。良く解らない争い。


 その後、なぜか私はウォータースポーツ選手として大会に出る準備をしていた。

 お調子者のムードメーカーの男が「大丈夫かよ」などと言って茶化してくる。

 が、私は何のスポーツなのか、どうやったら正解なのか分からない水上スポーツの選ばれた選手として川の土手のコンクリートブロック上に立った。他の選手もそこに並ぶ。

 私たちが持っているものは、サーフボードに大きな旗がついており、それを風を受けながらコントロールして進むというよく分からないスポーツだ。

 そして、その競技がはじまろうという時、チームの女の子がなにやら独り言を言い始める。

 何と言っていたかは記憶にないが、要約すると「ワニの匂いがする」という趣旨の言葉を使っていた。


「へぇ、ワニってそういう匂いがするんだ~」


 と、思っていたら川の真ん中からかなり大きい鰐(7mくらい)が出てきて「これじゃレースなんてできないよ」状態になったところで目が覚めた。


 ワニの匂いとか嗅いだことないし、一生嗅ぎたくないと思った。


 2022年5月20日(木)


 神を殺す夢を見た。

 その神の一角は私の癇に障る者の言い方をした。

 だから私は右手を少し動かす程度の所作で私はその神を殺した。

 私がその世界の頂点になっていた。


 2022年5月21日(金)


 私は事務所で仕事をしていた。すると、インターフォンが鳴ったので私は扉を開けた。

 すると、その『聖なる鹿殺し』に出てきた男の子のような人が入ってきた。

 離婚の案件の人だ。「まだ進んでないの!?」と興奮気味に土足で事務所の中に入ってきてた。

 その男性の相手をしなければいけないのに、私は眠すぎて弁護士室に入って横になってすべてを諦めて目を閉じて眠った。

 目が覚めると母が扉を開けて入ってきて、私の布団をかけなおしてくれた。


 私は学校にいた。

 学生だ。多分、高校生くらい。

 夢の中の名前も知らない現実にはいない女友達とライブに行く約束をしていた。学校が終わったら、都心部の地下で行われるライブのバンドのヴォーカルとして私は出ることになっていた。

 でも、私は歌う曲の練習をしておらず、あまり乗り気ではなかった。

 その女友達と話している中、教室は生徒たちが好き勝手やっており、お祭り騒ぎをしていた。花火をしている生徒もいる。だが、そんなことは些細なことに感じるほどに教室は何かに熱狂しており、私はその中で女友達と話していた。


 話が終わると私はその子の教室から出て自分の教室へと向かった。

 自分の教室に入ると、全員が絵本のようなレコード本を読んでおり、私が今日の地下ライブで歌う曲を全員んで練習していた。


 ――私も練習しないとやばいなぁ……


 と思いながら自分の席に座ると、隣の席の男性から電気をつけるようにと指示をされた。無言で電気のスイッチを指さすので私はムカついた。だが、電気のスイッチの近くにいた他の生徒が電気をつけた。

 机の配置は給食の時間のように向き合わせられており、私はパソコンに向かい始めた。すると、突然大きな地震が起き始めた。私は「また地震か……」と思いながらもずっとパソコンを見ていたが、一向に揺れが収まる気配がない。それどころか、直下型の大きな揺れが起きて、これは逃げなければマズイと感じた。

 避難するときは荷物は持たないのが鉄則だと知っていたが、私は燃えたりしたら困る財布とスマホだけはしっかり持って避難することにした。

 私は、この強い揺れは新潟が日本列島から分裂する際に起こる揺れだと思っていた。


 校庭のような場所に避難して、自分のクラスの場所へと移動しようとするが、人が多くて分からないし、私は自分のクラスの人の顔が分からなかった。

 だからとりあえず隣に座っていた男性を見失わないように小走りで追いかけて行った。


 校庭にいる際に、雨が降ってきていた。

 私はフードを被り、雨に当たらないように避難していた。

 雨が止んできた頃、荷物を取りに私は数人の取り巻きと一緒に教室へ戻った。自分の荷物を取って教室を出ようとしたところ、何故か教室に置いてあるコンロに火がついていることに気づいたので、消した。


「地震の中消し忘れたりしたら火事になっちゃうよ」


 と、自分の教室はでたが、隣のクラスではコンロを使用していた。

 こんなに大きな揺れが5分から10分も続いているのに火を使ってるなんて危ないなぁと思いながらも、私は階段を降り始めた。

 降りていると、隣にいた小学校からの友達のサヴァン(現実にいる)が肩を貸してくれというので、私はサヴァンに肩を貸して外に向かった。

 外に出る際に方々の救急隊員の方が学校に到着していた。ここは田舎だな! みたいな言葉も聞こえて来たので、恐らく県外からも応援に来てくれたのだと思う。救急隊員は服の色が統一されておらず、好き勝手な色をしていた。県ごとで違うのだろう。


 なにやらネオンのような怪しい光に包まれ始める時間帯で、救急隊員たちは被災者に向けてマルチビタミンを配っていた。あ、ほしいと思って近づいて見ると、無料で配っているのではなくて有償で配っている様だった。

 足元みやがって!

 と、思っていた。


 学校のテナントの中に入ってるベーグル屋のベーグルはもう地震のせいでめちゃくちゃになってしまっていた。


 というところで目が覚めた。

 大きな地震がずーっと続いていて、流石にこれはまずいのではと思って目が覚めたら、現実は揺れていなかった。

 だが、朝のニュースで地震のニュースをしていたので、こっちも揺れたのだろうかと思った。

 睡眠薬が効いていると大地震があっても起きないのでそのまま死ぬだろう。恐ろしくもあるが、気づかないうちに死ぬのもまぁ悪くない。


 私は非情に神経質で、母にあれやこれや言ってしまうが、子供の頃は私が体調が悪いときに毛布を掛けてくれるのが大好きだったのを思い出した。

 優しくしたいのだが、思っているより上手くはいかない。


 2022年5月25日(水)


 私は都心部の大きな部屋の家に住んでいた。

 夜、寝る間際に大きなリビングで私は母と話をしていたところ、家の電話が鳴った(現実の私の家は家電が存在しない)。

 家電が鳴るときは大体ろくでもない電話だと分かってるが、一応出てみる。

 すると


「あなたのお母様が数年前に起こした事故で、こちらに受任通知が届いています」


 とのこと。

 私はすぐにこれが詐欺だと分かった。

 だから私はこの詐欺師をすぐにやっつけようと考えた。


「事故日はいつですか?」


 そう聞くと、相手はしどろもどろになっていた。事故日を聞かれたくらいでしどろもどろになるなんて詐欺師として三流だと感じる。


「えー……」

「弁護士名は? 書いてあるでしょ?」

「それはこちらでは書いてないですね」

「そんなわけねーだろ、馬鹿が」


 そう吐き捨てて私は電話を切った。

 受任通知に弁護士名が書いてないわけがないだろ。

 弁護士名が分かれば、その弁護士に電話すればすぐに詐欺だと分かるはずだったが、そうするまでもなく相手がアホ過ぎたのでそこで話が終わった。

 そして母に「弁護士特約入った方が良いよ」という話をしてから夢の中で眠りに落ちた。

 の、だが、そこから夢の中で起きようとしていたところでアラームが鳴って本当に起きた。

 夢の中で起きようとしてから本当に起こされるとがっかりする。

 夢の中ですら起きようとしていたなんて、圧倒的に損だと思う。


 最近見ている夢はそんな感じだ。




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