夢日記 2021.12.2~12.3
■2021年12月2日(木)
小学生か中学生くらいの兄と、小学生の妹は母親からネグレクトを受けていた(私の兄妹ではない)。
父はおらず、母親から愛情をもらえない兄妹は市営住宅(団地?)の廊下を2人寄り添って歩いていた。
しかし、その市営住宅地には悪霊が住んでおり、壁や床に大きくへばりつくような大きな悪霊だった。均衡のとれていない大きな頭を持っていて、全体的に黒か紫色をしている。目が落ちくぼんでいてなく、口を大きく開けていた。
そして実態を持っていて、歩いていた兄妹の兄の方の方を首から上を噛み千切って兄を殺した。
隣にいた妹は「お兄ちゃん!!!」と言って泣き叫んでいた。
それを私は「あー、首なくなった……」とぼんやりと傍観視点だった私は、兄を亡くした妹の隣に現れた。
その大きな悪霊は放っておいて、ネグレクトをする母親の元へと妹と一緒に向かう。母親がいると思しき部屋の前まできてそこへ入ろうとした際に、その部屋の隣が開いたので、ふとそちらを見ると、その中から本当の母親が出てきた。
しかし、私の目の前の扉からも母親が出てくる。目の前の扉から出てきた母親は、私の隣にいる妹と同じ妹を抱きかかえていた。
でもおかしい。本物の妹は私の隣にいる。
私は、私の目の前にいる母親が偽物の悪霊だと確信した。
私はこの悪霊をやっつけなければならないという使命感を持ち、妹に「行ってくる」と言ってその悪霊の住まう部屋に1人で入って行った。
中は普通の生活感のある市営住宅という感じだったが、明らかにその母と妹の様子がおかしい。
すぐにその親子は悪霊の頭角を現して、顔が歪んで肌色から黒色、紫色に変化していった。
私の左手は悪霊のせいで思うように動かせなくなったが、私はいつの間にか持っていた神宮の清めた短剣を使い、右手で悪霊を刺して殺した。
殺したと言うか、悪霊なので元々死んでいるのだが。
■2021年12月3日(金)
そこはどこかの屋敷の和室の一室だった。ざっとみて20畳以上の大広間だ。
私はそこで働いていた。
でもそこをやめようと考えていたところ、同じく働いているまだ若い20代の男性も「俺もここを辞めたいです」と言ってきた。
和服を着ていて、宮仕えのような仕事をしている。
「なら、一緒に辞めましょう」
という話をしている中、男性の元へと男性の小刀が届けられた。
「その小刀、いつも持ってるよね」
と私は言った。その小刀は透明なチューブのようなものに入ってて、如何にも殺傷能力の高そうな小刀だった。男性は和服に小刀はよく似合っていて、仕事に一切使わないものであるが、持っていてもあまり違和感がなかった。
その男性はいつも小刀を持ち歩いていた。何のために持ち歩いているのかは分からない。
そこに、部屋のふすまが開いて巫女のような恰好をした若い女性を筆頭に、何人もの男性の従者が入ってきた。
頭を下げなければいけない決まりだったので、私はその女性に仕方なく頭を下げた。男性陣は会い向かいのふすまに沿って並んで座る。
そして、投票制の裁判が始まった。
要するに、より多くの投票を得た方が無罪になれる裁判(よもやそれは裁判なのか?)だった。
私と話していた男性と、一番初めに入ってきた女性が容疑者で、どちらかが有罪になれば死刑になるという裁判だった。
罪状は分からないが、従者をたくさん連れてきた女性の方が圧倒的に有利だ。
全員和装をしていて、時代的には江戸時代とか平安時代か、そのあたりだと認識していたのに急に中心に立っている人物が「LINEのやりとりが証拠としてある」というようなことを言い出して、私は笑ってしまった。
時代背景と合ってなさ過ぎるだろと思って笑っていたが、笑っている場合ではない。次々と祭壇に投票がされていき、このままでは私と話していた男性が死刑になってしまう。証拠がどうとか言っている割には、やはり陪審員の贔屓が目立ち、証拠などはあまり考慮されていない印象を受けた。
何とかしなければと考えた私は、安直な手を思いつく。
投票は木の実で行われていて、無罪だと思う方に木の実を積むという投票方法だったのだが、その木の実の前の名札を交換してしまえば票がひっくり返って男性の死刑は免れるという算段だった。
そんなのは現実ではまかり通らないが、夢の中のその裁判は投票後に何も知らない宮司がやってきて投票数を見て有罪の方を決めるというものだったので、宮司が見ていない隙に私は名札を入れ替えた。
名札を入れ替えるのは簡単だった。祭壇の上の名札は一段高い場所になっていて周りからは手元が見えない。それに、私たちの投票は最後だったので、その後入れ替えられたと知る者はいない。
自分の分の木の実を投票した後に、スッと名札を入れ替えた。
その後に男性は儀式の一環として祭壇に蝋燭を数滴たらしていた。何の意味があるかは分からないが、そういう儀式なんだなと思いながら祭壇に垂れる蝋燭を見ていた。
そして全員の投票が終わり、何も知らない宮司が入ってきてその投票の名前と票を見た後、女性の方に有罪を告げた。
「してやったり」と思った。
当然、女性側の圧勝だと思われていただけに周囲に動揺が走った。
しかし、宮司の言う事は絶対なのでもうその判決は絶対に覆らない。
男性が死刑になると息巻いていた女性の従者たちは、それを聞いて気まずそうにしていた。
「黙ってないで言いたいこと言ったらどうだ」
と私が男たちを煽っている中、アラームが鳴って目が覚めた。