《始まり 壱》
見てくださってありがとうございます。
これは、、、どういう状況だろうか。
目を覚ますと、私は動物と男の子に囲まれていた。
そして男の子は笑みを浮かべながら、こちらを見ている。
私は人間の直感的な何かで分かった。
〝逃げなければ〟
起き上がろうと頑張るが、私の体は一向に動こうとしない。
〝え!どうして?!力が入らない!〟
「はぁ、はぁ、はぁ・・・!」
呼吸が荒くなる。もう、なにも考えられなかった。
〝死ぬの?〟
そう思ったとき、
???「大丈夫ですか!!??」
大きな声がした。私は暴れるのをやめて男の子を見ると、とても心配そうな顔をしていた。
???「しっかりしてください!僕は・・・えーっと襲ったりしません!」
〝襲わない〟その言葉を言ったときの男の子の顔は本気だった。
嘘を言っているようには見えない。
私は安心して話そうとした。けど、
〝・・・!?〟
今まで感じてなかった痛みが全身に走った。
パニック状態で痛みに気が付くことができなかったらしい。
しかもボーッとしてきた。頭を強く打ったのだろうか。
まぶたが下がっていく。
た、たす・・・け・・て。
ハッ!
私は目覚めた。さっきのは夢?それとも現実?
見慣れない天井を見ると夢ではないことを痛感する。
おでこには冷たい布が乗っている。熱があったのだろうか。
自分でおでこを触って確認したけど、今はもうなさそうだ。
安心して体を起こそうとしたとき、ズキッと頭や身体中に痛みが走った。
「イタタタッ」
確信した。夢じゃないな、これは。
あと、たぶんどこか折れてる。
なんか無性に叫びたくなった。
「あぁぁぁあああ!もう!」
〝ドタドタドタ‼︎〟
私の声が聞こえたのか、さっきの男の子が駆けつけてきた。
〝ガタン!〟
障子を勢いよく開けると、私の横に滑るように座って、
???「大丈夫?!熱があったから僕の家に運んだんだけど、、、。えーっと、もう熱はない?」
私よりも男の子の方がこの状況に焦っているようで、思わず
「大丈夫だよ、助けてくれてありがとう!」
と笑いながら答えてしまった。
そんな私を見て男の子は安心したのか
???「はぁぁ、、、!」
と大きなため息をついた。
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どうも、はじめまして。
こーちゃ と申します。
見てくださってありがとうございます!
まだまだですが、これから宜しくお願いします。