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虚弱な魔王様は今日も女騎士に抱っこされています

作者:風嵐むげん
 主人公、小幡光春は不慮の事故で異世界転生してしまった。
 目を覚ますと、ただのサラリーマンだった光春は、あろうことか数多の魔族を束ねる魔王になっていた。
 しかし、魔王とは名ばかり。実際には、戦うどころかローソクを吹き消すことすら難しい虚弱な身体だった。なんでも昔、超強力な魔法を使ったせいでこんなふうになってしまったらしい。
 これでは普通に生活することすらままならないが、そんな光春に一番の側近であり魔界で最強の女騎士は断言する。

「ご安心を、ハル様。貴方にたてつく敵は魔族であろうが勇者であろうが、私が全て斬り伏せます。ですので、ハル様は大人しくお部屋で引き篭もってゴロゴロ食っちゃ寝していてください」
「それはそれでどうなの?」



『カクヨム』でも公開しています。
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