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登場兵器紹介 艦艇編1

神楽「というわけで第3回なのだ」

深海「また編制史かい?」

神楽「いや。兵器解説だ」

深海「な ぜ に 突 然 の 方 針 転 換 !他の戦記作家がやってるから便乗かい?」

神楽「登場する兵器の解説は、神楽学校の開始時からの規定路線だよ。それに編制史の方が行き詰まってね。いろいろとややこしい上に、資料が少なくて偏ってしまうのでね」

深海「なるほど」

神楽「では早速」


―「世紀末の帝国」登場軍艦解説

<大和>型戦艦

全長:263m

排水量:6万6000t(基準)/7万3000t(満載)

最高速力:32ノット(公称) 実際には老朽化のためこれより低い

兵装

  九四式45口径46センチ主砲×9(3連装砲塔×3)

  三年式60口径15.5センチ副砲×6(3連装砲塔×2)

  九八式60口径8センチ高角砲×12(連装砲塔×6)

  20ミリCIWSファランクス×4

  短距離対空誘導弾八連装発射機×2

   RIM-7シースパロー×32(即応16発、予備16発)

  装甲式四連装誘導弾発射機×10

   <百合>対艦誘導弾

   <沈丁花>対地誘導弾

   ハープーン対艦誘導弾 合計40発

搭載航空機

  無人偵察機RQ-2パイオニア×4


 帝国海軍が保有する戦艦で、海軍の戦闘艦艇の中では最大の排水量を誇る。

 大和型戦艦はこれまで3度の大規模な近代化改修を受けている。1度目は第二次大戦中に行なわれた防空能力強化改修で、2基の副砲が外され対空砲及び対空機銃が増設された。2度目は60年代前半に行なわれ、機関換装などによって速力が32ノットまで向上した他に高角砲が八九式12.7センチ砲から九八式10センチ砲に換わり防空能力が向上した。3度目は80年代後半の軍拡の一環として行なわれ、対空砲及び対空機銃の大幅な削減とミサイル戦艦化、コンピューター制御式火器管制システムの導入などの近代化が施された。ただし老朽化が激しかった武蔵は3度目の大規模改修の予算が下りず退役した。

 帝国海軍は2隻の大和型戦艦を洋上火力の中枢として2000年代まで維持してきたが、老朽化が進み退役も近い。しかし後継艦計画は現在のところ存在しない。

艦名      就役

大和      /1941年   /第一艦隊第一戦隊

武蔵      /1942年   /1982年退役、予備役

信濃      /1948年   /第一艦隊第一戦隊


深海「第1段は大和ですか。まぁ妥当といえば妥当かな」

神楽「ちなみに帝國世界では、アメリカ、日本、ソ連がぞれぞれ4隻、2隻、4隻、合計10隻の戦艦を維持している」

深海「砲填兵器の方は第二次世界大戦頃からほとんど変わってないんだね。高角砲は戦後に換装されたものだけど、砲そのものは戦時中開発だし」

神楽「砲架や射撃管制装置の方はいろいろと弄くられてるけど、砲そのものは変わってないの」

深海「しかし、副砲を残しているのか。両用砲を装備したりしないのか?」

神楽「使い勝手がいいらしい。ロケットアシスト式の長射程弾を使えば射程は主砲に匹敵するし、対地及び対空用途の各種誘導砲弾も使えるしね」

深海「主砲じゃ使えないの?」

神楽「主砲だと弾の質量がデカすぎるから、その手の制御が可能なのか疑問と作者は考えている。特に根拠はないけど」

深海「な い ん か い !」

神楽「ちなみに誘導砲弾の誘導方式は対空がセミ・アクティブレーダー誘導。対地は主にレーザー誘導で、現在はGPS誘導方式を研究中。だけどGPS誘導弾は大和退役に間に合いそうに無いね」

深海「それでも研究されるってことは、他に15.5センチ砲装備の艦が存在するのかい?」

神楽「本編にもそのうち登場するだろうし、直にここでも紹介するでしょうね」

深海「艦載機は無人機か」

神楽「パイオニアは実在の無人偵察機よ。プレデターやグローバルホークに比べると陰が薄いけど、実績もちゃんとあって、湾岸戦争では戦艦ウィスコンシンから発進して着弾観測を行なっている」

深海「実際の韓国軍も装備しているから、そのうち日韓大戦にも登場するかもね」


<翔雀>型原子力正規空母

全長:299m

満載排水量:5万1000t

最高速力:31ノット

乗員:2000人

兵装

  20ミリCIWSファランクス×4

  RAM-CIWS二一連装発射機×2(天雀のみ)

   RIM-116×42

  短距離対空誘導弾八連装発射機×2

   RIM-7シースパロー×32(即応16発、予備16発)

  蒸気射出機(スチームカタパルト)×2

搭載航空機

 A14M旋風×20(最大36機)

 V1G(E-2C)ホークアイ×2

 T6S-Q(SH-60)対潜ヘリ×4


 帝国海軍が保有した初の原子力航空母艦である。機関として戦略原子力潜水艦用に開発された大型原子炉を2基と蒸気タービン2基を装備し、31ノットの速力と十数年間の燃料無補給航行を実現した。

 艦載機としては通常は上記のように各種28機の航空機を搭載し、必要に応じて増強を受ける。増強部隊は任務に応じて様々であり、最大50強の航空機を運用可能である。また<翔雀>型よりV1Gホークアイ早期警戒機が運用可能になった。

 艦の大きさや搭載機数、さらにカタパルト2基にエレベーター2基という数など、アメリカ海軍の大型空母の大体半分程度の艦で、フランス海軍の<シャルル・ド・ゴール>型空母より一回り大きい。

 また1番艦と2番艦との間に12年のブランクがあるため、電探(レーダー)などの装備に差異がある。

艦名       就役

翔雀      /1984年   /第一航空艦隊

天雀      /1996年   /第一航空艦隊


深海「原子力空母か。しかし、なぜに“(すずめ)”なんだ?」

神楽「艦名のことかね?確かに軍艦に相応しいとは言えないね」

深海「作者のことだ。どうせ碌でもない理由があるのだろう」

神楽「実はだね。作者は“孔雀(くじゃく)”の“雀”という意味で命名したんだけど、後から“雀”単体だと“すずめ”になることに気づいたそうな」

深海「ダメだね。ダメついでに第3部その6だと、次のようになってる」


<以下、「世紀末の帝國」本編より引用>

 そしてその隣に見える、更なる大型艦が海軍初の原子力航空母艦<翔雀>である。基準排水量では僅かに大和型戦艦を上回るこの大型空母は次世代の海軍の主力として建造され、最大で50機ほどの各種航空機を運用することが可能である。

<引用終わり>


深海「これだと、<翔雀>型空母の方が<大和>型戦艦よりデカイように読める。しかし、実際のデータを見ると<大和>の方がデカイじゃないか!」

神楽「あぁ、それは作者の勘違い」

深海「え?」

神楽「だから、作者の勘違い」

深海「…」

神楽「詳しい事は次回に譲るとして、今日はここまで。あと本編は修正しておくからね」

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