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陸軍師団編制史 その2

神楽「さて、続き。続き」

深海「結局、週一は無理ですね」

神楽「無理ダナ」

深海「…」

神楽「というわけで、前回は日清戦争までいったね」


2.日露戦争と軍備拡張

神楽「日清戦争に勝利した日本であったけど、下関条約締結の6日後にロシア、フランス、ドイツが遼東半島の返還を日本に要求する三国干渉が起こるわけ」

深海「そこらへんは中学の歴史の授業で習うことだよね」

神楽「当時の日本の軍事力は欧州列強に対してはまだまだ劣勢だから、要求を受け入れたんわけだ。そして日本は臥薪嘗胆を誓い、軍備拡張に勤しむの。最初に北海道の屯田兵が師団に改編されたの」

深海「屯田兵は日清戦争に臨時第七師団として派遣されたけど、あくまで戦時特設部隊だからね」

神楽「1896年、旭川に第七師団が編制。さらに2年後の1998年に対露軍備としてさらに5個師団が増設された。その中には八甲田山の遭難事件で知られる第八師団も含まれている」

深海「ふむふむ」

神楽「というわけで、日露戦争勃発時にはこんな感じ」


 近衛師団(東京)   近衛歩兵第1旅団(近衛1、近衛2)、近衛歩兵第2旅団(近衛3、近衛4)

 第一師団(東京)   歩兵第1旅団(1(東京)、15(高崎))、歩兵第2旅団(2(佐倉)、3(東京))

 第二師団(仙台)   歩兵第3旅団(4(仙台)、29(仙台))、歩兵第15旅団(16(新発田)、30(新津))

 第三師団(名古屋)  歩兵第5旅団(6(名古屋)、33(名古屋))、歩兵第17旅団(18(豊橋)、34(静岡))

 第四師団(大阪)   歩兵第7旅団(8(大阪)、37(大阪))、歩兵第19旅団(9(大津)、38(京都))

 第五師団(広島)   歩兵第9旅団(11(広島)、41(広島))、歩兵第21旅団(21(濱田)、22(山口))

 第六師団(熊本)   歩兵第11旅団(13(熊本)、45(鹿児島))、歩兵第23旅団(23(熊本)、46(大村))

 第七師団(旭川)   歩兵第13旅団(25(札幌)、26(旭川))、歩兵第14旅団(27(旭川)、28(旭川))

 第八師団(弘前)   歩兵第4旅団(5(弘前)、31(弘前))、歩兵第16旅団(17(秋田)、32(秋田))

 第九師団(金沢)   歩兵第6旅団(7(金沢)、35(金沢))、歩兵第18旅団(19(敦賀)、36(敦賀))

 第十師団(福知山)  歩兵第8旅団(10(姫路)、40(姫路))、歩兵第20旅団(20(福知山)、39(福知山))

 第十一師団(丸亀)  歩兵第10旅団(22(松山)、44(松山))、歩兵第22旅団(12(丸亀)、43(丸亀))

 第一二師団(小倉)  歩兵第12旅団(14(小倉)、47(小倉))、歩兵第24旅団(24(久留米)、48(久留米))


深海「ふむふむ。これで日露戦争に突入したわけだ」

神楽「だけど、やっぱり大国ロシア相手だから苦戦してね、本土を守る師団が1つも無くなるという有様になってしまった。そこで新たに4個師団を増設することになった」


 第一三師団 歩兵第25、26旅団 歩兵第49(東京)、50(仙台)、51(名古屋)、52(弘前)連隊

 第一四師団 歩兵第27、28旅団 歩兵第53(大阪)、54(善通寺)、55(広島)、56(熊本)連隊

 第一五師団 歩兵第29、30旅団 歩兵第57(弘前)、58(東京)、59(東京)、60(金沢)連隊

 第一六師団 歩兵第31、32旅団 歩兵第61(大阪)、62(善通寺)、63(広島)、64(熊本)連隊


深海「見事に編制地がバラバラだね」

神楽「まぁ、戦時急造師団だからね」

深海「ところで、どうして歩兵と連隊が別々になっているんだい?」

神楽「筆者は主にネット上で資料を探しているらしいのだけど、当時にどの連隊がどの旅団に属していたかを記述した資料が見つからないらしい」

深海「…」

神楽「じゃあ、今日はこれまで!」

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