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日本空海軍機種記号

荻原「えぇと。陸軍地位向上委員会が続いていますが、ここで少しコーヒーブレイクです」

深海「今回は“世紀末の帝國”に登場する空軍及び海軍の航空機の機種記号について解説するよ」

神楽「史実の日本海軍式を採用しているのね」


例:A15M-K2旋風


荻原「例と言われても、よく分かりません」

神楽「実はこれだけでいろいろなことが分かるの」

深海「まずは先頭の“A”だ。これはその航空機の用途を示している」


機種記号

A艦上戦闘機

B艦上攻撃機

C艦上偵察機

D艦上爆撃機

E水上偵察機

F水上観測機

G陸上攻撃機

H飛行艇

J陸上戦闘機

K練習機

L輸送機

M特殊機

N水上戦闘機

P陸上爆撃機

Q哨戒機

R陸上偵察機

S救難機

T回転翼機

U給油機

V電子戦機


荻原「つまりA15M旋風は艦上戦闘機ということですね」

深海「その通り」

神楽「ちなみにRまでは史実通りで、S以降は独楽犬のオリジナル。史実ではSは夜間戦闘機だけど、B-29による本土空襲なんて経験していない帝國世界では記号は割り振られなかった」

深海「そして、次の“15”は開発された順番だ。旋風は15番目に開発された艦上戦闘機であることを示している」

神楽「歴史的に有名な機体を挙げれば零戦はA6だね」

荻原「その後の“M”は?」

深海「それは開発した会社を示している」


会社記号

A愛○

Bビー○クラフト、ホー○ー・ビー○クラフト

Beベ○

Boボー○ング

Dダグ○ス、マクダネル・ダグ○ス

Gグラ○ン

Guガルフス○リーム

Huヒュー○

Hsホー○ー・シ○レー

J日本航○機産業

K○西

Ka○崎

Lロッ○ード

M○菱

N○島

Sシ○ルスキー

Vaバー○ル


深海「劇中に登場、ないし登場予定の機体だとこんな感じだ」

荻原「つまり旋風は○菱が開発したということですね。じゃあ、その後のK2は?」

神楽「兵器というのは常に改良が行なわれたり、バリエーションができたりする」

深海「例えば旋風が改良されて性能の向上に成功したとしよう。その場合、その発展型は原型と区別をしなければならない。だから原型機はA15M1。発展型はA15M2と記号が付与される」

荻原「つまり後の数字は改良の回数を示すわけですね」

神楽「そう。だから例えばA14M2とあったら、その前にA14M1があって、それを改良した機体ということになる」

荻原「なるほど。でも例だとK2となってますが」

深海「それは派生型を現す」

荻原「派生型?」

神楽「そう。ある特定の目的のために開発された機体でも、別の目的に使うために改造型が開発されることがあるのよ」

深海「自衛隊を例にすると、元々対潜哨戒用に開発されたPS-1飛行艇を改造して救難機US-1を開発したり、輸送機であるC-1に電子妨害用の装備を搭載して電子戦訓練機EC-1を造ったりしたのが具体例だ」

荻原「つまりA14M-K2は艦上戦闘機を基に別の目的の為に開発された機体ということですね」

神楽「その通り。そして“別の目的”は機種記号と同一だから、上の表を見れば分かるよ」

荻原「えぇと。Kですから練習機ですね」

深海「自衛隊だとF-15Jに対するF-15DJやF-2Aに対するF-2Bのような存在だと思えばいいのかな?」

神楽「えぇ。教官が乗るための後部座席がある複座型よ」

深海「それじゃあ、最後に劇中に登場した、もしくは登場予定の航空機を表にまとめておくよ」


戦闘機

A14D/F-4ファントムII

A15M/旋風

J15N/天雷

J16N/鎮守

攻撃機

G13M/夜鷹

G14D/F-15Eストライクイーグル

対潜哨戒機

Q8L/P-3Cオライオン

T6S-Q/SH-60シーホーク

輸送機

L11J/夕空(史実のYS-11相当)

L13D/DC-8軍用型

L14J/大空(史実のC-1相当)

L15L/C-130ハーキュリーズ

L16J/夏空(大型ジェット旅客機)

L17Gu/史実のU-4多用途機相当

L18J/青空(夕空後継の双発ターボプロップ)

練習機

K24N/大鷲(高等練習機、史実のT-2相当)

K25N/駒鳥(初等練習機、史実のT-3相当)

K26B/ビーチクラフトTC-90(大型練習機)

K27Ka/天燕(中等練習機、史実のT-4相当)

K28M/初雁(大型練習機、史実のT-400相当)

K29D/T-45ゴスホーク(艦上練習機)

K30N/真鶴(初等練習機、史実のT-7相当)

ヘリコプター

L12Va/バートルV-107

T2Hu/OH-6カイユース

T3Be/UH-1イロコイ

T4Be/AH-1コブラ

T5Bo/CH-47チヌーク

T6S/UH-60ブラックホーク

T7S/CH-53シースタリオン

T7S-M/MH-53シードラゴン

救難機

S4M/韋駄天(史実のMU-2相当)

S5Hs/ホーカー800

T6S-S/HH-60ペイブホーク

電子戦機

V1G/E-2Cホークアイ

V2Bo/E-3Cセントリー

Q6G-V/E-1トレイサー(哨戒機として導入したS-2トラッカーを改造)

飛行艇

H8K/二式飛行艇

紹介というより自分のための資料です(笑)


(改訂 2012/3/25)

 実在の企業の名前を伏字に

(改訂 2012/11/2)

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