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化け玉  作者: 津嶋朋靖


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60 青竜神社・参道(長老の回想・十五年前)

  参道をブルドーザーが進んでいる。


61 同・御神木

  一匹の雌狸が、巫女(20)に変身する。

  巫女は御神木の前に立ち塞がる。

  ブルドーザーは巫女の寸前で停止。

  業者の男達が巫女を排除しようと群がる。

  巫女は決死の表情で化け玉を飲み込む。巫女の身体が輝く。

  業者の男達は突風で吹き飛ばされる。

  ブルドーザーに雷が落ちる。

長老の声「以来、神罰を恐れた人間は、開発を中止した」


62 青竜神社(現代)

ハギ「それが姉さん……」

長老「そうだ。私がふがいないばかりに」

コザクラ「お父さん。叔母さんて、どんな狸だったの?」

ハギ「とても優しい姉さんだったよ……」。

  懐かしさと悲しみにハギの表情が歪む。

ボタン「それで、御神木様をどうやって守るんですか?」

長老「今この森には私とコザクラ、ボタンとランを含め、化けられる狸が十匹おる。

  変化できる狸が交代で御神木を見張るのだ」

コザクラ「毒を持った人間が来たらどうするんです?」

長老「お化けに化けて脅かしてやれ。ただし、絶対に化け玉を飲み込んではならんぞ」

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