決定事項
リヴ「クリアアサヒが!」
レン「家で冷えてる!」
U「それが罠とも知らずに…。」
ラル「以上、現在作者がツボっている替え歌でございました。」
リヴ「珍しくUが笑ってたわね。」
レン「ほんとそれ!」
U「さく…しゃ…って…なに…?」
ラル「気にしたら負け」
リヴ「この世界の創造者の想像者?」
レン「チビ」
作者「おい最後」
おとーさんぇ!きょう、はじめてにんげんのまちをみてきました!ひろかった!
ラル「人混みってこんなに凄いものなのか…。」
リヴ「急がないとUが持たないわ。」
U「…」
この子人混みとか行くと迷ってそのままLet's go to 迷子センターになるタイプだな。もう既に顔色悪いし…。
レン「一旦そこのギルド支部で休むとしようか。」
人混みを抜けると、そこにはテラスが目に付くギルド専属のレストランのような建物があった。
レン「よし…全員いるな?」
リヴ「特にU、大丈夫だった?」
U「…うん。」
Uが小さくうなずく。
ラル「さすがにあれはヤバイわ…。」
レン「今日は週に一度の安売りの日だったのすっかり忘れてた…。」
リヴ「とりあえず何か食べていく?せっかくここに来た訳だし。」
レン「あぁ、そうだな。」
2人の会話をよそに、ふとUを見ると、ここからも見える大きな山を見上げていた。
ラル「U、どうした?」
U「いや…あの…なんでもない…。」
何か言おうとしたようだが、余り深くは聞いて置かないようにしよう。
ラル「ならいいんだが…何か食べたい物あるのか?」
するとUは小さく首を振った。
ラル「いいのか?」
U「…飲み物だけ…。」
しばらくすると注文が届いた。料理名は全くわからないが、見た感じレンがステーキ、リヴがスープ、僕のは手のひらサイズの骨付き肉かな?Uはアイスフロートの青い飲み物だ。
リヴ「そうそう、せっかくだしこのパーティに名前付けましょうよ!」
レン「いいんじゃないか?俺はなんでもいいぞ?」
おいおいリーダーさん、少し適当じゃありませんかね?
リヴ「…名前が欲しいとはいえ、候補すらないのよね…。」
レン「まあゆっくり考えようぜ?」
リヴ「いつまでも第710期1112班って名前は嫌よね…。」
結構歴史あるのな…しかも多いな。
やはりこの人混みの中でもギルドの人達はいるのだろうか?
周りを見回すと、奥の方で風船を配っている人が見えた。
ラル「U、そこで風船を配ってる人がいるぞ。」
U「ふう…せん?」
マジか。風船がわからんのか。
ラル「うーん簡単に言うと、袋があるだろ?」
それから少し風船について説明していたら、明らか不自然な少女が町中を歩いていた。
ラル「…。」
何だろうか、この形容し難いデジャヴは。あの少女はこの世界とは別の場所から…まるで僕のようにそこだけ不自然な存在に見える。なんだか怖いな…。
U「…。」
Uも少女の視線に気付いたのか、そちらを睨む。
もしかして道を聞きたいんじゃないか?なんかスッゲェキョロキョロあたりを見回してるし。
ラル「なあU、ここの街で最も有名な観光スポットと言ったら?」
U「…【極東国内第四図書館】。」
ラル「なんだそれ?」
U「ほん…いっぱい…あるところ…?」
ラル「渋いな…。」
図書館の事かな?本が沢山ある場所とするなら。
とりあえず口パクでもいいから伝えてみるか。とりあえず退散してもらうとしよう。
ラル「…。」
少女は気付いたのか、そちらの方に走っていく。
でもなんだかまた会う気がしてならない…。
リヴ「おーいラル、どうしたのさ?」
そこでリヴがこちらに気付いたのか、話しかけてくる。
ラル「…いや、なんでもない。少し面白い物を見つけただけだ。悪いな、リヴ。」
リヴ「それはいいんだけどさー…話し合いに参加してよー…。」
ラル「悪い悪い。それで何だっけ?えーと…。」
完全に話をガン無視していた。いっけね。
リヴ「チーム名についてよ。」
ラル「チーム名か…。」
U「…YATS。 」
ラル「何かの略称か?」
一応聞いておこう。
U「【寄せ集めのチーム最強説】。」
略称だけ聞くと格好よく聞こえるのになんだこの残念感は。
しかも案外しっくりくるのがなんと言うかイラつく…。
レン「面白いな!それにしよう!」
リヴ「…そうね。割としっくりくるし。」
ラル「俺も賛成って事でいいかな?」
決まっちゃったよ…。
日向「アレ【お前も同じ】って聞こえるから怖いわ!」
ラル「俺もそう見えてしまうお前の想像力に驚きだよ。」
日向「そんなスタイリッシュ勘違いを今回でやっとスッキリさせられた日向と!」
ラル「最近練り飴にハマっているラディルスことラルの!」
2人「次回予告コーナー!」
日向「本当はゆっくり話したい所だけど、巻きで行かないとマズイかも!」
ラル「ところで、赤巻紙青巻紙黄巻紙って実は【ま】の発音を意識すれば割と言いやすいらしいな。」
日向「それ関係あるのか!?そんなノリではありますが次回!」
ラル「【黄昏】。次回も読んでくれると割と嬉しいぜ。」