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入学から必要になった物

「キクちゃん、おはよー!えいっ!」

「あ、可愛い~」

「昨日アルタで買ったのさ~」


さて、何が起こったのかというと"スカートめくり"だ。


高校に入って一ヶ月くらいだろうか。

「えいっ」とか「よっ」という言葉とともにスカートをめくるという行為が行われていた。


初めはびっくりした。

しかしこれも慣れてくる。


スカートをめくられるほうも

「きゃっ」とか「ヤダ―」

などと言わない。

手もスカートを押さえるでもなく、

ぶらりと横に下げたままだ。

不敵な笑みも浮かべる。


「ヒモパン?セックシィ~」

「今日彼氏と会うからね」

皆で「キャーー」


「やだ、それどこの?」

「やっすいメーカーのだよ~」

「色違い欲しいーーー」


こんな感じで日常茶飯事であった。


高校に入学して真っ先にお小遣いなりアルバイトで貯めたお金は、

こうしてパンツ?ショーツ?下着?パンティー?

どれでもいいがソレに消えていったのだ。



いま思えばこれもなぜ、と思うがパンツを見せたり見たりすることで、それぞれが自己を確立していっていたのかもしれない。

その形は滑稽であったかもしれないが。



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