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未来の君への贈り物  作者: 宮渡 暁
過去の君との出会い
11/41

保健室の先生は!?

「千紗ちゃーん!遊びに来たよー!」

そう言うと同時に真紀は私のベッドにダイブ!!保健の先生との約束をいきなり破った。

「真紀ちゃん…重い…。」

「ちょ、失礼じゃない!?」

真紀はわかりやすいほど顔を赤くし、頰を膨らませた。

「でさでさ!康太くんとどうすんの?やっぱ付き合う?それとも振っちゃう?」

「いゃ、まだ決まってないけど…てか真紀ちゃん、キャラ変わってない?」

「私は恋愛してる女性には本性で接するのです!」

どうだと言わんばかりに真紀が言った。

ということは大抵の女性に対しては性格を作っているのか…。

「でも、千紗、ちゃんと考えた方がいいよ。」

珍しく楓がまともなことを言う。

「会ってまだ数日だし、下手したら同い年の坂口には会えないかもだし…。」

「う、うん。わかってるんだけど…。」

私はうつむいた。そして他の二人も黙り、沈黙が続く。

「何?恋愛の話してるの?」

場の空気を読まずに保健の先生が話しかけてくる。

「先生は遠距離恋愛てできますか?」

真紀が聞いた。

「んー、遠距離っていうか、時間差恋愛ならしたことあるかなぁ?」




「「「え!?」」」



「あ、口が滑っちゃった。いけねいけね…。」

子供のようにわざとらしく言うと、

また、仕事をし始めた。

「はい先生、事情聴取のお時間ですよぉ〜!」

そお言うと真紀は先生の回転式の椅子を540°回転させ、先生の顔を私と楓の方に向けた。

「こ、これは秘密事項だから!子どもには関係ない話なのよ!」

「私、先生より魅力的な大人の女性だと思いますが??」

そう言うと真紀は自称ナイスボディを先生に見せつけた。

「う……うぅ……。」

おぉ、意外と効いているみたいか?


「…負けたわ……。」

勝った!?勝っちゃったよ!?真紀ちゃん勝っちゃったよ!?


そして、三人で先生を囲んでハイタッチ!やったね!


……その後私たち三人が正座させられ、こっぴどく怒られたのは言うまでもなく…、必要以上に迫った私たち三人は、保健室から追い出された。


一応私、病人だったのだが…。

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