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わたしは、ずっと“ちゃんとした子”だった②

推薦に切り替えたのは、11月。

学校の先生も、家族も「それでいい」と言ってくれた。


でも、わたしだけが、納得できなかった。

“逃げた”って、どこかで思っていた。


大学の合格通知が届いた日、母は泣いて喜んだ。

わたしは笑った。

でも、心のどこかは、ずっと冷たいままだった。


(こんな自分じゃ、だめだ)

(もっと頑張らなきゃ)

(ちゃんとしなきゃ)


――その言葉を、わたしはこの先、何度も自分に言い聞かせることになる。


でもまだこのときのわたしは知らなかった。

この“ちゃんとしなきゃ病”が、

やがてわたしを壊しかけることも。

そして、立ち直るための出会いが、ほんの少し先で待っていることも――

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