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俺が名付けたら世界が変わった件 ~異世界で始まるほのぼの命名ライフ~  作者: 松本翔
第一章 異世界への目覚めと名もなき少女
2/2

第2話: 魔物との戦闘

初の戦闘シーンですかね

仲間も少しづつ増やしていきます


コウイチとエレナは、町へ向かう途中で小道を歩いていた。陽の光が木々の間から差し込む静かな森の中、二人の足音が響く。


「なあ、エレナ。お腹すいてないか?」


コウイチが声をかけると、エレナは少し考え込んでから答えた。


「少し…だけ、すいてる。でも大丈夫。」


「そっか。まあ、無理すんなよ。町まであと少しやからな。」


コウイチはそう言って前を歩きながら、エレナを気にかける。しかし、その時だった。森の奥から、何かが近づいてくる足音が響く。


「…おかしいな。」


コウイチが立ち止まり、周囲を警戒する。すると、突然、茂みから数体の魔物が現れた。その顔は恐ろしいほど歪んでおり、鋭い爪を伸ばした不気味な姿だった。


「コウイチ!危ない!」


エレナが叫び、前に出ようとするが、魔物たちは一斉に二人に向かって飛びかかる。


「くっ!」


コウイチは思わずエレナを庇おうとしたが、魔物の一体が彼に向かって突進してきた。危険を感じたコウイチは、すぐに周りの木を利用して避ける。だが、次の瞬間、魔物が再び攻撃を仕掛けてきた。


「ちくしょう、こいつ!」


コウイチは一瞬、冷静さを失いそうになったが、その時だった。エレナがコウイチの目の前に立ち、魔物と対峙していた。


「エレナ、危ない!」


「私は大丈夫!」


エレナは一歩踏み込んで、魔物に向かって拳を振り下ろした。しかし、魔物の耐久力はかなり高く、エレナの攻撃だけではなかなか倒れない。


その瞬間、コウイチの心に強い思いが湧き上がった。『エレナを守りたい。何としてでも助けたい!』


その瞬間、コウイチの周囲に微かな光が現れ、エレナの周りの空気が一変した。エレナの身体に流れる力が、まるで呼び覚まされたかのように増していった。


「何…これ?」


エレナは驚きながらも、体が軽くなったように感じ、力強く拳を振るう。今度こそ、魔物は倒れ、その場に崩れ落ちた。


「エレナ、すごい…!」


「え…私、何かしたの?」


エレナは自身の力に驚き、振り返った。その時、コウイチは何も言わずに少しだけ微笑んだ。


「ただ、頑張っただけやで。すごかったよ。」


エレナは自分の手を見つめ、まだ信じられない様子だった。しかし、コウイチの言葉が心を落ち着ける。


「ありがとう、コウイチ。でも…あれ、どうして私、あんな力を出せたんだろう?」


コウイチはしばらく黙った後、エレナに向かって言った。


「それはわからんけど…お前が助けてくれたのは確かや。」


エレナは少し考えてから、コウイチに向かってにっこりと笑った。


「うん、ありがとう。私も、コウイチのためにもっと強くなりたい。」


その言葉にコウイチは、少し驚きながらも、心の中で確信を持った。エレナは確実に、何かを変える力を持っている。それが何なのか、コウイチはまだ理解していなかったが、これからの冒険で少しずつ明らかになっていくのだろう。


そして、二人は町を目指して再び歩き始めた。


2話目です!

少しつづ物語進めていきます

よろしくお願いします。

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