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第2話「俺について、前世と今と色々と」

 高二の春。俺は自動車に跳ねられて死んだ。

 夕方。本屋の帰り。本屋の前にあったガチャガチャで、お姉らがはまってた乙女ゲームの缶バッジが300円から200円になってたから、適当に二回回したのは覚えてる。何のバッチが当たったのかは知らないが、姉らのお土産になるなとは思ってた。

 家に帰る途中。脇道に入る為右折しようとしたら、俺の自転車を抜こうとスピードを上げた自動車と、ガッチャーン!

 全身に走る衝撃と痛み。そこまでの記憶があるが、それ以降はない。

 その時、俺、人生オワタ!

 まっ、第二の人生は、魔法の使えるお貴族様の跡取りって事でええかなーとほくそ笑むも、ふとお姉らがプレイしてたゲームの内容を思い出して青ざめた。

 ゲーム本編で俺は、一つ違いだが同じ学年の姉ジェルトリュード殺されるのだ。

 一回目。夏に帰省した時、家族皆殺しにあって。

 二回目。ラストバトルで、黒い竜になったジェルトリュードから雑にぷちっと。

 三回目。ラストバトル終了後。かろうじて生き残るも、虫の息でジェルトリュードを庇う言葉を残して……。


 姉ジェルトリュードだけやばいことになって、ちゃっかり自分だけ助かる道も考えたが……。

 姉2「弟、生き残ったらどうなるのかな?」

 姉1「やらかしがやらかしだから、国家反逆罪でギロチンよ、ギロチン! 御家お取り潰しとか断絶とか?」

 姉2「島流しルートでも?」

 姉1「家族殺すわ、ドラゴンになって大暴れするわで、そんな公爵家、残せると思う?」

 姉二人の会話から無理と判断した。


 俺の未来は、姉ジェルトリュードの未来にかかっていることになる。

 うまいこと生き残れたとしても素敵なお貴族様ライフが破綻したらもともこもない!

 だから、決めた!

 俺は、この姉ジェルトリュードを闇落ちしてラスボス化すら悪役令嬢ルートから、薔薇が似合う普通に素敵な貴族令嬢ルートに変えてやると!


 ついでに、俺は難関攻略キャラらしいが、俺以上に難関攻略キャラがいるらしい。

 姉2「てかさ、弟君よりムズいのっている?」

 姉1「いるよ」

 姉2「えっ!? 誰?」

 姉1「行商!」

 姉2「はっ!? 行商? あれ攻略出来んの?」

 姉1「出来るらしいよ。ただ、本筋に絡まないキャラだから、告られてどないすんねんって感じ……」

 姉2「……」


9/16は10分毎に6話までupします。

9/17からは毎日18:30に1話ずつup予定。

誰も見てないだろうけど、備忘録として。

実はこの時点で130話までup完了。

予約設定のカレンダーの関係で、前半残りup出来てません。

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