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1 「新学期の迷子」

懺悔します。

予定では4月か5月半ばに下書き完了して、6月にup開始するはずでした。

無理です。まだ下書き百話分書けたところです。しかも、本編は二学期始まってない……。

前半の掲載完了から3ヶ月……。

ありがたい事に、お星さまだけでなく、ブックマーク65から70に増えておりました。

申し訳ないのと、続き書いてますの証明の為に、当たり障りない話9話分を

本日4月23日から6月18日迄、毎週水曜日06:30に予約しておきました。

続き気になる方は、お楽しみいただければ幸いです。

それでは下書きだけどちょっとだけ始めます。

『気高い薔薇の育て方!魔法学園二年生編(下書き)』

どーぞ!

(下書きにてキャラの名前入ってません)

 春……。

 四月で、まだ春休み。

 学園の外は、寒くなったり暖かくなったりと寒暖差が激しいらしいと、外部から来てる業者さんらとの世間話で知る。

 入学式数日前。

 校舎一階では、事務のおねえさんらが、新入生の受付をしている。

 王都の別邸等に帰省していた在校生も、ぼちぼち学園に戻りだす。

 去年もそうだったが、王子様は公務があるので、入学式に参加出来るかは微妙らしい。

 そんな感じで、内園は私服の学生がうろうろしている。

 二年生になる俺は、可能な限り体力強化と魔法修行を続けていた。

 俺は独り体操服着てランニング。

 東門をくぐり、新入生達が受付をしてる脇を通って校舎一階を突き抜けて講堂側に出る。

 すると、私服と制服を着た女子二人が、不安げにきょときょとしていた。

 大丈夫かなと思いつつ、渡り廊下を通って講堂校舎東口に入ろうとした時だ。

「すみません。宿舎の建物は……どちらですか?」

「はっ? 反対側やで」

 おかしな事を言うなと思った。

 女子二人に顔色が悪い。

「大丈夫か?」

 心配だったから、二人に付き添って学生寮まで連れて行く事にした。

 講堂校舎の食堂脇を通り、反対側に出る。

 女子二人の話によると、女子学生だけが飲む薬の副作用なのだそうだ。

 実験棟にある医務室で薬を飲み、食堂にお茶を貰いに行った帰り、方向感覚がおかしくなって場所がわからなくなったそうな。

 そう言えば、入学したての頃。おひぃさんは迷子になって、Wに道案内されたと言っていた。なんで、こんな狭い場所で迷子になったのかわからなかったが、薬の影響だったわけだ。

 女子二人は宿舎一階の受付で鍵を受け取ると、エレベーターで三階に上がっていった。

 大して広くないけれど、二人の後輩女子が心配だからエレベーター前まで送ってあげたんだが……。

 立ち去ろうとした時だ。

 フロアをピンクちゃんことパトリシア嬢と同輩女子が談笑しながら歩いてた。

「パトリシア嬢!」

「あっ、C様!」

 俺は、女子二人のもとに駆け寄って、さっきの新一年生女子の話をした。

「わかりました。様子見てきますね」

 二人は階段を駆け上がっていった。

「よろしく!」

 二階の男子寮も三階の女子寮もそんなに違いはない。

 違うとしたら、匂いかな……。

 王族でも、家族でないなら足を踏み入れてはならない禁断のエリア。

 女子寮内部を俺が知っているのは、姉のGの部屋に時々行くからである。

 まあ非常事態な時は、男のお医者さんとか職員さんとか入るんだろうけど……。

 エレベーターが下がってきた。

「C様!」

 今度はうちのメイドのエマだ。着替えの入った白い布バッグを持っている。

「丁度良かった」

「お待たせして申しわけありません」

 エマは頭を下げてから、俺にバッグを渡す。

「予定より早く戻ってきただけだから、俺のせい。だから気にせんで」

 シャワーを浴びたら、姉御と庭園のバラ散策だ。

「バラの似合う令嬢になれ」と言い出したのは俺なので、付き合う義務が発生してるんだよ……。

 俺、お花にはあんまり興味ないんだけどな……。

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