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第124話「それからの話」

 以前の日常が戻った。

 ヴォルフとブルジェナ嬢は普通に喋ってる。てっきりいちゃいちゃするのかと思ってたけど。

 少し変わった事もある。

 俺とおひぃさんが二人で話していても、ヴォルフがジメッとした視線を送ってこなくなった。ちょっと前にレオ先輩とブルジェナ嬢が話していた時も、笑って手を振っていた。

 えらい進歩や。

 ヴォルフはブルジェナ嬢と仲直りした後も、俺と一緒に自主練は続けていた。

 そろそろ魔法剣を教えても良いと言われたのは、紅白戦の翌日だった。

 剣術訓練の休憩中。一年生は見学不可だったので紅白戦について聞いてみた。

 二年と三年の混合チームで、赤と白南北に分かれて、相手チームの小さなやぐらに刺さった旗を取ったら勝ちというシンプルな内容だ。

 学園の外、南西の広っぱで魔法を駆使して戦う。一部使用禁止魔法はあるが。

 チーム編成は当日迄判らない。属性や能力値等で判断されるが、いつも一緒にいる学生はバラバラにされる確率が高い。

 戦闘服の左の胸ポケットに紙製の造花を刺し、花を泥で汚すか、花を壊すと戦闘不能扱いになる。花の補充は、戦闘不能にまだなってない仲間から貰っても良い。戦闘に向かない能力の者は、造花の替え扱いになる。控えはやぐらより後ろの安全地帯にいる。ここは遠距離攻撃無効だ。

 ブルーノ先輩は白組で、エリオット殿下と同じチームだった。

 デリックは赤チーム。

 よって先輩念願の魔法剣対決が叶ったそうだ。

 で、デリックの“攻撃力増強”“防御力増強”“魔法防御増強”の三重がけ魔法を乗っけた剣と熊ゴリラ先輩の地属性強化の魔法剣が激突。

 控えの学生が息を呑むほど激しい戦いがあったようだが、熊ゴリラ先輩の花は散らされた。で、その隙にデリックの花も“泥の弾”当てられてアウト。

 ちなみに、誰の泥玉なのか解らないらしい。

 何やかんやで、戦闘不能者も増えてきた終盤。

 エリオット殿下が“魔法無効化”を発動。

 フィールド内の学生の魔法は数分間一切合切使えなくなる。

 そうなると、体力全振り脳筋学生が有利になる。

 造花貰って復活したデリックとブルーノ先輩の一騎討ち。

 士官学校組がちゃんちゃんばらばらやってる間に、まだライフがある学生達は各やぐらに向かって走り出す。

 イケメンゴリラ対熊ゴリラの対決。

 ぱっと見なら熊ゴリラのが総合的にデカいので、白が有利かと思いがちだ。が、フィジカル化け物のポチが勝った。

 その後間髪入れずに漢前ゴリラことレオ先輩が参戦。

「剣術大会の決着着けようじゃないか!」と、言ってたそうだが、二人の剣と剣がぶつかり合った時、やぐらから赤旗が抜かれてゲームセット。

 赤旗を抜いたのは前会長のケイリー先輩。

 白組が勝った。

 二人の先輩は赤組だったのでチームが負けて悔しがってたが、熊ゴリラ先輩はポチに負けた事を悔しがってた。

補足すると、魔法剣含めて先輩に特訓受けて良いかは、先生に申告して許可貰ってます。建前上、ボランティア。(タンパク質の賄賂は内緒!)

初めて、なろうに投稿したのでよくわからないのですが、「異世界恋愛」に該当すると思ってますが……。(こんなんでいいのかな……)

後半戦、頑張りたいので、ブックマとお星さま、あとイイネを押していただけたら励みます。

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