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あとがき

この度は、不屈の悪役令嬢と最強の警察騎士をお楽しみくださって、誠にありがとうございます。



いつもお世話になっております。イラストレーターのぷきゅのすけです。



いや〜まさかの二作目を連載しましたが、本日を持ちまして無事に毎日連載の日々が関係でしたわけです。



何だか胸が切なく、寂しく悲しい気分です。



連載中、まさかのコロナになり頭がぼーっとしている中、クローバー編の捜査パートを毎日更新したり、夏コミの原稿を書きながら何とか一話書いて更新したり、お仕事の修羅場の休憩時間を削って更新したり…………と、随分無茶苦茶なことをしたなと思います。



特に、クローバー編のVSノーム回あたりとか、ラネモネ編のメテウスを追い詰める下りやVSウンディーネ回あたりは、もう頭のキャパを120%フル稼働していましたね。


文字通り命懸けでヒイコラ執筆していたので、バトル中のシドウとどこかリンクしていたのかもしれませんな。



特に、VSパンドラ回の肉弾戦は、執筆途中でYouTubeの武道の動画を見て勉強しながら書いてました。


だから、シドウ達になったつもりでパンドラと戦ったり、逆にパンドラになったつもりでシドウと戦ったりして、私も連中達と一緒に死闘を繰り広げていたわけです。



そして、三大精霊との戦いの謎解きは、私も書きながら『このバケモンどうやって倒すんだ……?』となりました。


プロメ達と一緒に謎解きしてた感じですね。



そんなプロメとシドウの物語は、前作とは方向性を変えて恋愛をメインにしつつ、プロメとシドウを取り巻く環境を組み立てていきました。



二人を繋ぐコーカサス炭鉱爆破事故の原因にあったものこそ、フォティオン王国の歪みであり呪いだった。


加護人と加護無しの忌むべき関係が生んだ事故は、色んな人の運命を食い散らかしながら巨大な化け物のように膨れ上がりましたが、プロメとシドウの愛と性欲により無事に成仏出来たわけですね。



プロメとシドウの愛と性欲が、パンドラの正義を打倒したというギャグ漫画みたいな結末でしたが、これで良かったんじゃないかなと思います。



何故なら、シドウは同胞であり自分よりも悲惨な運命を辿ったパンドラの正義を否定することが出来ません。



私達からすると『どんな理由があっても国家転覆はいかんだろ』となりますが、加護無しの悲しみと苦しみと理不尽さへの怒りを知っているシドウは、パンドラを間違っていると言えないんですね。



それは勿論、パンドラと対峙したリヒトとロマンもそうでした。



これは一人称視点の小説故の仕組みなのですが、リヒトとロマンが加護無しの状況をどう思っているかは、実は物語中で明かされていません。


だけど、シドウと言う愛する後輩がいることで、二人も『加護無しを取り巻く状況はおかしい』と思っていました。



だから、連中はパンドラへ『お前は間違ってる!』と頭ごなしに否定して説教をかますことはしません。


連中は、警察騎士として犯罪を行ったパンドラを取っ捕まえるのが仕事なだけですから。



また、ロマンとリヒトを始めとする、加護無しへ別け隔てなく接する人々は、特に心優しいとかそう言うわけでもないのです。同じ人であるのですから、当たり前なのです。


そんな当たり前のことをするまともな人達が、シドウの周りには集まっていました。



でも、シドウの周りにもその当たり前の高度が出来ない加護人もいました。



その点について、これは一人称視点の小説の面白い部分なのですが、そのまともじゃない加護人達のことを、シドウはあまり気に留めていませんでした。


それは、シドウにも『加護無しとして生まれたのだから』と言う悲しい諦めがあったのでしょうし、それを吹っ飛ばすほどのリヒトの無茶苦茶さとロマンの我の強さとプロメへの愛があったわけです。



シドウは、本人が言う通り生まれにも環境にも親にも恵まれました。


とても育ちの良い奴です。


これは、お金持ちの家に生まれたとかじゃなく、とても暖かく安心できる環境に育てたことを言います。



そんなシドウだから、世界の中で混ざり合う光と闇の中から、光にフォーカス出来たのではないかと思いました。



勿論、それはプロメも同じです。



プロメは浮浪児同然の幼少のパンドラを見ても『臭くて小汚い子供』とは毛ほどに思いません。


幼少のパンドラのシドウに似た優しさと正義感を見抜き、まるで王子様のように見ていました。



また、出会いこそ最悪でしたが、シドウに対しても同じです。



最初は騙されたこともあり、体の大きな男性であるシドウへ性的な恐怖を抱きました。


でも、シドウの人柄に触れて彼の本質を見抜いたあとは、プロメにとってシドウは王子様のように見えていたのです。



例えシドウが事故の恐怖で吐いてしまっても、経済崩壊の暴動を鎮圧するべく数日間風呂に入れなくても、プロメにとってのシドウは何一つ変わりませんでした。



プロメもまた、優しい親と暖かい環境から身につけた世界の光の部分にフォーカス出来る力があったわけですね。


その力は、ロマンの孤独な心に寄り添い、リヒトのワケのわからなさにも寄り添いました。



ロマンはともかく、ワケわからんリヒトも、プロメのそう言う光に集中出来る力を感じ取っていたのでしょう。




でも、パンドラは世界の光と闇を目の当たりにした時、闇にフォーカスしてしまいました。


あのまま孤児院で暮らしていたら、女版シドウみたいな感じになっていただろうパンドラは、不運にも世界の闇に飲まれてしまったのです。



パンドラは闇に集中していました。


自分の環境が闇にまみれていたからこそ、光の存在がわからなかったのでしょう。


だから、光の存在を信じられるシドウの本質がわからず、自分の女体で釣ろうとしたり、プロメへ偽王子を放って虜にしようとしたり、行動が浅はかだったわけです。



パンドラには、プロメとシドウがわからなかったし、理解ができなかった。


シドウが加護人のロマンとリヒトと仲良く出来ていた事もわからないし、虐げられている加護無しのために戦う自分に協力してくれない理由もわからないのです。



でも、ラストにて作中で一番キマってたルイーズ弁護士と素で話し合って笑ったとき、初めてパンドラは世界に存在する光の部分を認めることが出来たんじゃないでしょうか。


パンドラはきっと改心も更正もしませんが、世界に存在する光を理解できた彼女は、もし死刑判決が下されても素直に受け入れるんじゃないかなと思います。


でも、ルイーズはどんなド汚い手を使ってでもパンドラを救おうとするでしょうから、パンドラの結末は私にもよくわかりません。ご想像にお任せします。





◇◇◇





それでは次に、登場人物達への所感を書いていきたいと思います。


キャラデザを興したメインキャラ限定となりますが、何卒ご容赦お願いします。




まずはルイス、そしてルイーズです。



彼女は最初、ただのルイスとして第一部で死ぬはずでした。


爪を噛む癖をパンドラに見抜かれ、爪に毒を塗られてしまい、それを口にした瞬間死んでしまい口を塞がれるという結末を設定された悪役公子の予定でした。



でも、本作を書くにあたって沢山の素晴らしい異世界恋愛物語を拝読した際、序盤で悪役公子が婚約破棄する理由が『実は女性だったから』とかだったりしないかな〜と思い付いた瞬間、ルイスと言う殻に隠れたルイーズを思い付きました。


また、実はこの時までルイスの名前はメテウスでした。(パンドラとメテウス……エピメーテウスのあれです)


でも、悪役公子は実は女性で、不幸な形で姉を亡くした父親に身を守るため男として振る舞えと教育虐待をされた人物だと設定したあと、

それじゃあパンドラはその事実を知ってて一緒にいたんかな〜と想像を膨らませたあと、一見ガチ恋客と悪質ホストにしか見えないルイーズとパンドラの関係が、本当にお互いを思い合ってる関係だったらエモいなあと思い付いたのです。



だから、パンドラのリドウ『テルマ』と『ルイーズ』という超有名映画のオマージュのような名前になったわけです。

 

パンドラのリドウテルマという苗字が出た瞬間、「テルマとルイーズか」と気付かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。



そして、ルイーズの男性名であるルイスと言う名前が付けられたわけです。



キャラデザも、宝塚の男役をイメージしています。


そして、それを完璧に演じきれない弱さと未熟さと、服に着られてる坊っちゃん感を出すことで、人生を奪われた女性としてのルイーズと、恋愛物語の定番である婚約破棄するアホ公子のルイスを両立させたわけですね。


かなり良い感じになったと個人的に満足しております。



そんなルイーズは、リーガルハイの古美門弁護士のようなことをしながら、依頼人のパンドラの利益の為にニコニコしながらエゲつないことをするでしょう。


世界中から石を投げられても、中指を突き返すようなキマってる女ですが、そんな奴がパンドラを人の道に戻すきっかけになると言う皮肉なところも気に入っています。



ルイーズ弁護士、弁護士として尽力する貴女に何も言うことはありません。これからも自分の愛に素直に生きてください。





次に、パンドラです。



この女もまた無茶苦茶な人物でしたね。



序盤でよくいるヒロインから彼氏を寝取る悪役ぶりっ子女の顔と、ベッタベタの炭鉱訛りを話す憎悪にまみれた二代目首領の顔を合わせ持ってたわけです。



ぶっちゃけ本作は、ルイーズの正体とパンドラの正体さえバレなければ、どれだけ展開を見破られても大丈夫なように作っておりました。


ある程度話が予測できた方が安心して読めますからね。



そんな中、私とパンドラしか知らない奴の真の姿を隠しつつ、か弱いシスターとしてエゲつない行為をしながら国をぶっ潰していく第三部は書いてて大変でした。


疑似リーマン・ショックを興したわけですからね。あと、第三部の為に漫画で読破シリーズの資本論を読みました。原著はアホの私には絶対に理解できないので。



ぶっちゃけ、パンドラはそんなに頭脳明晰なキャラではなく、女版シドウのようにゴリゴリのパワータイプです。


そんな彼女が、コーカサス炭鉱爆破事故の引き金となり、そこで真実を知ってしまい伝説の英雄として覚醒してしまったわけですから、あら大変。



パンドラにはヒンドリー卿と言うキショいオッサンに寵愛される立場と美貌しか武器が無いのです。



三大精霊がブイブイ言わせてる状態で戦いを挑んでも負け確でしたから。



それなら、ジワジワと御三家を追い詰め風穴を開けるしかありませんでした。



そんな復讐鬼の彼女がルイーズにだけは何も出来なかったのは、パンドラにも孤児院の先生や仲間達に愛された記憶が残っていたからです。


そんな残り香みたいな慈愛がルイーズを見捨てられず、結果としてシドウに正体を見破られるガバになってしまったのは、我ながら上手いなあとか思っちゃいますね。

ウヌボレ₍₍(ง* ´ω` * )ว⁾⁾ウヌボレ



パンドラの正体がわかるまでは、こいつは行き当たりばったりで行動する不気味な奴として見えていたと存じますが、こいつの正体がシドウ並みのパワータイプだったと分かったら、パワータイプなりに知恵絞ってたんだなあとしみじみしてしまいますね。



第一部ではまさかの揚げカス発火事件で計画を潰されましたが、第二部からのパンドラは計画がスムーズに進んでおり、エンジンをバリバリに掛けた状態でした。



もし二週目を読んでくださる方がいらっしゃましたら、ぜひパンドラにも注目してくださると嬉しいです。



そんな彼女がシドウに正体を見破られた回は、個人的にめちゃくちゃ気に入ってます。



パンドラの本性は龍が如くの獅子堂や真島の兄さんや沢城のカシラ(折れた剣で戦うのは考えていたのですが、あとになって沢城のカシラも同じ戦闘スタイルを使うことに気付き、慌てて沢城のカシラの動きを勉強しました)

を参考にしています。


性格は獅子堂で、戦闘スタイルは真島の兄さんです。分身はさすがにできませんが。



そんなパンドラは、実は身長がプロメと同じくらいしかありません。


ですが、小柄な彼女が猛獣のように暴れまわる第四部のバトルシーンは、書いていて「やべ〜パンドラかっけえ〜」と胸が躍りました。


ぶっちゃけ、めちゃくちゃ好きなキャラですね。ただただカッコいい。よっ!夢女量産機!


天才的な詐欺師の才能と自己プロデュースの上手さと、シドウすら手に負えない身体能力を持った化け物のようなラスボスでしたが、前作のラスボスにも負けない魅力的な奴になったなと満足しております。



それではパンドラ。


貴女の今後がどうなるかはわかりません。


ルイーズが勝って無罪放免になるか、ヘンリエッタが勝って一生猟犬として過ごすのか。


それとも、勇気ある文官によって死刑執行が下され、人生の幕を下ろすのか。


例えどのルートになっても、こいつはもう世界の光の部分をルイーズに教えられてしまっていますから、静かに運命を受け入れることでしょう。


二度と彼女のような存在がフォティオン王国に生まれないことを、心から願うばかりです。





◇◇◇




次に、プロメ&警察騎士チームです。




まずはヘンリエッタ。



あとがきで初めて彼女が出てきたのは、ここで彼女について一気に語るつもりだったからです。




実は、設定当初の段階では、コーカサス炭鉱爆破事故の犯人はなんとこの人でした。




マジです。(⩌‿⩌)




誇り高き女騎士であり、強い女性として憧れの的だった彼女が、実は婚約者のいるユピテル王子と不倫をしており、それを公安部隊の部下に勘付かれてしまって、ユピテルから「お前の部下にバレたからもう会えね〜」と言われたことに激昂して、カナリヤの炎の犯行に見せかけて公安部隊を爆殺した……と言う筋書きでした。



だから、序盤のヘンリエッタはユピテルに寄り添うような仕草を取っているんですね。



でも、キャラデザを仕上げ、物語に生きるヘンリエッタと言う人物を書いていくと、だんだんと『こいつはそんな小物じゃない!!!もっとヤバい奴だ!!』と思い知り、内容を大きく変更しました。



マジです。



そして、ヘンリエッタが実はサイコパス気質で、正義感も何もなく、ただ学習した情報をそのまま出力するだけの怪物だったと言う設定を作り直したわけですが、

それでもまだ小物だ……こいつはもっと奥が深くてヤバい奴なんだ……!!!!と連載しながら考えた末、彼女のそんなサイコパス性質を教え導こうとしたアニス教諭が生まれたわけです。



結果として、コーカサス炭鉱爆破事故はパンドラを襲った不幸の連鎖で起きた大事故となったわけですが、今になって思うとこっちの方がめちゃくちゃ良いなと。



何より、ヘンリエッタとアニスの関係性がすごく良いなと思ったのです。



ヘンリエッタは、そのサイコパス気質故に親ですら見放して腫れ物のように扱われる環境を『自分は人族を導く選ばれし存在なのだから、奴らは身の程をわきまえているのだ』とコミュケーション能力の欠如により誤った学習してしまいます。



そんなヘンリエッタは、天性の頭脳と強さと水のチート能力と暴力性と身体能力を駆使して闇金ウシジマくんみたいに過ごしていましたが、アニスによって人の道を教えられ、他者とコミュケーションを取る喜びを知っていきます。


勿論、ヘンリエッタが金属バットでフルスイングした相手は治安を乱す集団で一人をイジメるようなクソッタレでしたが、それを『ヘンリエッタ、サイコー!』とアニス教師である故に全肯定出来なかったのですね。


でも、アニスだって酷い目に遭ってきたから、自分に変わっ手て復讐ざまぁを代行してくれるヘンリエッタへの好感度もあったわけで。



アニスによる悩みながらの教育は、結果としてヘンリエッタに大事な人を喪失する悲しみを教え、彼女を人の世界に引き戻しました。



正直、アニスがヘンリエッタを教育していなかったら、ヘンリエッタは警察騎士にならず、裏社会の殺し屋にでもなっていたかと思います。



ヘンリエッタはアニスへの無自覚な恋心を抱いたまま、歪に成長して増長し、結果としてそのサイコパス気質のお蔭で局長が天職だったわけですが。


その傲慢さから足をすくわれ、パンドラにボコられたわけです。



でも、そんな自分を見捨てずに戦ってくれたプロメと交流して、生死の狭間なのか夢なのかわからない世界の職員室でアニスと再会し、ずっと聞きたかった答えを知って、人としての大事な部分を学んだわけですね。



ヘンリエッタがヤケクソで書いた私小説は、アニスや傍から見りゃ熱すぎるラブレターですが、本人はそこら辺がまだ育ってないので何が何だかわかってません。



でも、ラストのヘンリエッタはきっと、アニスへの恋を自覚し、彼女に会える日を楽しみにしながら、パンドラとメテウスと言う厄災姉弟を命懸けで封印する選択をします。


災いを封じた巫女のような立場ですが、こいつはそんなん毛ほどに思わないふてぇドグサレサイコパスクソ野郎なので、きっと大丈夫でしょう。


また、最後のシーンでヘンリエッタの髪が解けたのは、彼女がまた新たな再スタートを切ったということを意味しています。多分、クレしん映画のアッパレ戦国大合戦のラストの廉姫みたいな感じだろうなと。



ヘンリエッタはこれからも、ふてぶてしく餓鬼畜生エッタとして伸び伸びと生きていくことでしょう。


私も、ヘンリエッタはとても好きなキャラですね。


ギャグもシリアスもこなしてくれる面白いやつです。



それじゃあヘンリエッタ。


貴女のお蔭で物語がとても豊かになりました。


また、ラスボス戦の空中戦の足場どうしよう問題を、見事水の触手で解決してくれました。


あの時ほど『あ〜ヘンリエッタ今の形で正解だったわ』と感動したことはありません。



でも、パワハラな言動は慎みましょう。

シドウはアニメ星のカービィのエスカルゴンようにやり返して来ますが、リヒトはなんやかんやで箱入りのお坊ちゃんなので、普通に怯えて泣きます。


夢の中でアニスに叱られてください。





次!!!



ロマンです!!!!( ರᯅರ )



ロマンちゃんはもう言うまでもありません。

彼女がいたからこそ、プロメもシドウも折れずにいられたのです。


ド陰キャでヒヒッと引き笑いするディズニーヲタ改めブラッニーヲタのBL好きですが、彼女が父親のユーエンとブラッニーランドのみんなから貰った愛情は、結果としてロマンをとても愛情深い性格へと育てました。


リヒトの従兄妹として、リヒト過激派のイジメ加害者達からその美味しいポジションを疎まれ酷い目に合わされ引きこもりになってしまいましたが、そんな彼女に父親のユーエンは『負けるな!』とか『戦え!』とか一切言わず、傷付いた心に寄り添ってくれました。


そんな寄り添う姿勢が、ロマンにも受け継がれているわけですね。


だからこそ、プロメとシドウの恋愛にも首を突っ込まず、悲しそうにしてたらそっと寄り添って「大丈夫?」と聞いてくれるという、そんなヒロインに相応しいロマンとなったわけです。


ちなみに、ロマンの髪は設定当初だとピンクだったのですが、それだと彼女が水の力を持つサポート専門と一目で分かりづらいのと、ピンクの面積が多くプロメより前に出てしまうのはおかしいと考えた結果、今の水色のおさげ髪になりました。


結果的に水色の方がロマンの性格を表していて、とても可愛らしい陰キャになったなと思います。


そんな彼女がめちゃくちゃカッコよかったのは、やはりパンドラとのラスボス戦でしょう。



女王精霊の業火を防ぎつつ、パンドラの様子を常に伺い、一瞬の隙を突いてスライムをぶっ飛ばし、リヒトへパスを繋げたというファインプレーは、ロマンの賢さが最大限に出た回だったなと思います。


意外と戦闘民族なんですよね、この人。



そんな彼女は、パンドラを前にしてとても辛かったと思います。


ですが、犯罪者を捕まえるという信念を持ち、甘さを捨ててパンドラに立ち向かい、プロメの救出に尽力しました。



優しいけど甘くは無いロマンの賢さが光る終盤だったと思います。



そんな彼女が話す訛りは唐津弁というもので、ゾンビランドサガの聖地となった土地の訛りです。


ロマンの言ってることがたまにわからなかったりするかなと思いましたが、何言ってるかわからんところもロマンの可愛さなので、そう言う奴だと思って受け入れて頂けたら幸せです。



この先、ロマンは魔法と科学と医学を融合させる研究に尽力し、生涯独身のまま研究に身を捧げる人生なんだろうなと思いますが、そんな彼女について行く鑑識部隊のオタクくん達は大勢いるでしょう。



可愛くて優しくて、でも甘さは一切ないストイックなロマン先輩。


プロメとシドウの傍にいてくれて本当にありがとうございました。


貴女のおかげでこのパーティは崩壊せずに済みました。


これからもどうか、ブラッニーヲタとして人生を謳歌してください。


そして、リヒトのことも頼んだよ……!




さあ、ロックスターのリヒトの番です。



リヒトはもうわけわからんキャラでした。


私にもわかりませんが、多分奴は頭の回転が早すぎるせいで、次から次へと話題が浮かんでしまい結果として何言ってんだコイツとなってしまうわけです。



でも、そんなリヒト先輩がいたからこそ、シドウは世界を恨まずにいられたんじゃないかなと思うのです。


リヒトの存在はシドウとはまた別の希望です。


きっと、フォティオン城下町前派出所のロックスターとして、マスコットのように愛されることでしょう。



リヒトは、その恵まれた生まれと環境によって世界の光の部分しか知りませんでした。


だからこそ、ロマンが虐められてることに気づかなかったり、闇の部分にフォーカスしてしまった兄のユピテルを逆なでしたりしました。



ユピテルは当初はヘンリエッタの浮気相手として、でもパンドラに乗り換え激怒したヘンリエッタに刺殺されるだけのキャラでしたが、実はヘンリエッタに恋をしていたキャラに育った結果、とても味わい深い奴になったなと思います。



そんなユピテルを兄に持つリヒトは、ユピテルを絶対に諦めないでしょう。 


また機会があったら、面会に行き続けると思います。



リヒトはそう言うやつですから。



そんなリヒトは、ロマンを護るために最強を目指しますが、そんなリヒトに立ちはだかったのがシドウなわけで。



華奢で筋肉が付かない体質のリヒトと、ラネモネのチンパンジーであるシドウじゃ戦いにならないわけなんですね。



リヒトはそれが嫌で、シドウを倒そうと何度も何度も襲撃しますが、負けまくってるわけです。



……実は、ラストでプロメへの告白をウジウジするシドウに発破をかけるため、プロメを愛しているから俺こそプロメと結婚すると、蕁麻疹を出しながら嫌そうに嘘をついてシドウに戦いを挑むエキシビジョンのラスボスの予定でした。



でも、最後の最後までリヒトが負けてしまうのは何だか『う〜ん』というかんじで、リヒトはちゃんと強くてカッコいいんだよと書いてあげたかったので、パンドラ戦ではリヒトがメインとなったわけです。



結果として、リヒトを噛ませ犬みたいにせず、カッコよく書いてあげられて良かったなと思います。 


作者にそう思わせるなんて、リヒトはやっぱりロックスターですね。



そんなリヒトはポジション的にプロメに惚れてた方が恋愛ものとしては良いのでしょうが、奴が惚れているのは自分自身なのでリヒトはプロメの名前すら覚えません。


もはや意地か?と思うほど間違えます。


まあ、だからといってリヒトはプロメを舐めているのでなく、全人類を良い意味で舐めているので、ある意味プロメ以上のメスガキ気質でわからせが必要なのでしょう。


こいつは攻めたら大人しくなるタイプだと思うので、わからせてやってください。



実際、ヘンリエッタにガン詰めされ、わからせられ大泣きしましたからね。



ある時は最高にかっこよくて、ある時は最高にわけがわからないリヒト先輩。



貴方のおかげで、シドウはよりこの世界を愛せたんだと思います。


正直、ヘンリエッタかリヒトかどっちかを抱かなきゃならねえとなったら、シドウはリヒトを選びます。本命はプロメだけど。



シドウはツンデレなので言いませんが、きっとリヒトのことお兄ちゃんみたいに思って大好きだと思います。



そして、リヒトもそれを気づいてるからこそ、自分がどれだけ我儘放題してもシドウは俺のこと好きだからと傲慢に振る舞えるわけですな。



そんな小悪魔ロックスターのリヒト。君のキャラデザのお蔭で警察騎士の制服のクオリティが上がりました。


リヒトが行う突発的な行動は、結果としてあとの展開を助けてくれてとても助かりました。


これからも楽しいロックスターとして、パイナップルと仲良くしてくださいね。





◇◇◇





最後!!! シドウさんとプロメの主人公コンビです!



そんじゃまずは男主人公のシドウさんから!



いや〜〜〜。シドウさんはもうヒロインでした。



元々はリデンプションリーパーズというゲームのルグというツンデレ槍使い(CV津田健次郎さん)にドハマリした結果生まれたキャラだったわけですが、ルグから大きく道を外れていつの間にかリトル・マーメイドになってました。赤毛も同じだし。


あんたほどのヒロインはいません。



そんなヒロインのシドウさんは、まさに人魚姫のような物語を背負ったキャラでした。



事故に巻き込まれ大事な人を亡くし、必死に見付けた証拠のお蔭で犯人逮捕に繋がるも、加護無しという出自からそれを拒否されてしまう。

だけど、シドウさんの心情意見陳述がグスタフさんの有罪の決め手となり、それがシドウさんの人生に大きな闇を落とした。

シドウはグスタフの冤罪の可能性に苦しむが、その苦しみに耐えきれず彼と娘の面会をあのサイコパスクソ野郎に頼んでしまう。


犯罪者絶対殺すマンのヘンリエッタに裏切り者の烙印を押されたシドウは警察騎士の人生と引き換えにプロメをグスタフに合わせますが、その道中でプロメに一目惚れしてしまう。



でも、プロメはそれを知らないので、自分と父親を引き合わせてくれた人がシドウだとはわからない。


そんなプロメの傍にいながら、彼女を救うために毒を口移しして死んでしまいそうになるシドウさんは、マジで人魚姫ですね。


ですが、人魚姫は王子様のキスで目を覚ますので、王子プロメが人魚姫のシドウさんを呼び戻すわけです。


実は、ここらへんの仕掛けはディズニーシーでビリーブと言うパレードを観た瞬間に思い付いたわけです。


夜に打ち上がるビリーブのド派手な花火は、ラスボス戦の空中戦のヒントにもなりました。



そんなヒロインのシドウさんは、異世界恋愛者のヒーローとしては厳しい条件だと思います。


ヒロインに嘘つくわ、貴族でも王子でもない下町育ちだわ、むっつりのドスケベだわ、私服はダサいわ仕事は左遷されてるわ……と、こらあかんやろと言う条件に満ち溢れてます。



ですが、彼が生まれ育った暖かい環境と、幸せな両親を見て学習した他者との健全なコミュケーションと、事故で傷付きながらもキチンと育っていた健康的な自尊心があり、また愛するプロメに近付くため頑張れるキャラです。


そして、プロメがメシマズなら『俺が飯担当するから、風呂掃除頼むわ』と、愛し合いながらも助け合う関係を築くことができます。


誰にでも親切でイジメなんかは絶対に見過ごさない正義感を持つ、とてもチャーミングなツンデレ美少女だと思います。



そんな彼が男主人公として頑張ってくれたからこそ、第四部はプロメ不在でも何とか回せたなと思いました。



シドウの愛がパンドラの計画を狂わせ、シドウの両親の愛が彼に伝説の聖剣を打ち破る武器を与えた。


前作の主人公とは真逆の、モブキャラ同然の普通の一般人が、運命に巻き込まれて英雄になるというストーリーは、とても熱くて良かったなと思いました。


ハーキュリーズ家は先祖代々武器屋だと言うセリフが世知辛いギャグから、希望をもたらす熱いセリフに変わったのは、我ながらエモいなあと!




また、シドウさんのモデルは、神になった警察官として知られる、佐賀県の神社に祀られる増田敬太郎巡査です。


増田巡査の伝説はとても素晴らしく胸が熱くなるので、良かったらぜひともお調べくださいませ。



シドウさんはパンドラとは逆に突然変異した超強え一般人と言うオチが付いてますが、英雄の誕生って実はそう言う運命的な何かが起因しているといいますか、そんな感じがします。



また、シドウさんのハーキュリーズと言う苗字はヘラクレスと言う意味で、プロメテウスを救ったと言う神話があります。


ちなみに、初期設定のヘンリエッタ・ラネモネは、ヘラクレスを殺そうとしたヘラ(『ヘ』ンリエッタ・『ラ』ネモネ)なので、コーカサス炭鉱爆破で何も知らないシドウすら殺そうとしたヘンリエッタが犯人であるのは名前を推測したらわかるネタバレでした。結果は変わりましたが…!



そんな英雄の苗字を持つ、一般家庭出身のツンデレ美少女シドウさんは、多分二十五年後には加護無し初の警察騎士局長に就任して、増田巡査のように軍神として崇め奉られるんじゃないかなとか思います。


シドウはきっとプロメの寿命と一緒に旅立つのだろうと思いますが、シドウがこれから成し遂げる功績は、加護人と加護無しの分断を打ち壊し、加護無しへの差別を完全に過去の物にすると信じています。



その間に、リヒトやロマン達とバカやって、ヘンリエッタと喧嘩して、プロメといちゃラブペロペロしながら、そのうち娘を三人くらい授かって、娘三人がシドウを取り合ってプロメとガチゲンカするみたいな暖かい家庭を築くんだろうなとか、妄想してしまいますね。



そんなシドウと言う英雄の誕生に立ち会えて、作者としてもとても感慨深いです。



また、シドウはキャラデザの面でも、とても勉強になりました。


私が描くとどうにものほほんとしたキャラになってしまうのですが、シドウは良い感じにキリッとした悪人面になったなと思います。



キャラデザもとても満足のいくもので、単一の色を布の質感で差を表現するなど、とても勉強になりました。



シドウ、ありがとう。


君は完璧で究極のリトル・マーメイドだし、ちゃんとオシャレしたら御曹司に変身できるポテンシャルの持ち主です。


でも、プロメと同様、私もダサいTシャツとジャージのズボンを履いてあくびをしてる下町のにーちゃんなシドウが一番面白く感じるので、できればそんな感じでいてください。



それじゃ、お幸せにな。


本当にありがとう。





………………さあ、꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱



꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱です。ヒロインだったはずのポメラニアンである、女主人公のプロメです。


꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱クゥ~ンクゥ~ン



プロメは、最初は割と控えめで儚げなヒロインの予定でした。マジで。



でも、なんか、いつの間にかわけわからんヒロインになってました。


しかも関西弁だし。



でも、そんなプロメがシドウさんにタジタジになって恥じらってあぅう……となるのはとてもエロく、シドウの気持ちがよくわかりました。



プロメがいるのといないとでは作品の明るさも段違いで、やっぱりみんなにはプロメが必要なんだなあと思います。

  

それくらい、プロメの存在は大きかったです。



プロメはこち亀の白鳥さんみたいなキャラで、典型的な成金女です。


しかも、やってることは悪役ムーブで、結果として勘違いでしたがシドウをヘンリエッタから奪うことしか頭にありません。


まあ、これに関してはシドウがスケベ心剥き出しでプロメを全力で受け入れてたからこそなんですけども。



でも、そんな無茶苦茶なプロメだからこそ、半分因習村みたいなフォティオン王国に立ち向かえたんじゃないかなと思います。



プロメは炭鉱の姫君として、炭鉱労働者である炎の加護人や加護無しの人々に囲まれて大事に育てられた奴ですから、感覚がまともだったわけです。


でも、プロメは別に心が綺麗ではありません。寧ろ汚いです。


そんな欲まみれのプロメの文章は、書いててとても楽でした。


シドウさん一筋で、他の男にはトキメキもしないシドウさん過激派同担拒否ガチ恋ポメラニアンのプロメですが、実は最初の設定ではシドウさんをここまで寝取ろうとせず、女慣れの練習も持ちかけませんでした。


しかも、シドウさんはヘンリエッタが好きだと彼の嘘を信じて身を引くキャラだったのです。


それになんと、妥協ではありますが偽ジュリオスのプロポーズを受けてしまう設定でした。



でも、それだとプロメを命懸けで護るシドウさんが余りにも不憫で辛くなってしまい、人によっては鈍感でデモデモダッテなプロメに腹立ってくるんじゃ……と悩みながらお話を書き進めていたら、何とプロメが


「女慣れの練習とパチこいてシドウさんを寝取る」


「シドウさんペロペロ」


と勝手に言い出し、そこから性欲爆発ポメラニアンになりました。あとは知りません。



そんな絶妙なキショさがあるプロメですが、終盤になるとリトル・マーメイドのシドウさんを救うため、王子様に溺愛されることから自分が王子様になってシドウさんを救うんだと覚醒します。



新生女王精霊として目覚めたプロメは、シドウさんが自分を護って愛してくれた分、私もシドウさんを溺愛するんじゃいと、プロメなりの真実の愛を見つけるわけですね。


ヒロインシドウさんの無償の愛に答えた王子様プロメの真実の愛が奇跡を起こし、二人の暴走する性欲が、パンドラの分断を呼ぶ正義を打ち砕いたわけですから、結果としてこれで良かったのでしょう。



また、プロメがポメラニアンのバニラちゃまとガチゲンカするシーンは書いてて大笑いしちゃいましたし、プロメの言動はいつも笑ってしまいます。


彼女も根っこが関西人みたいな気質ですから、生まれながらのコメディアンなのかもしれませんね。



そんなプロメがシドウさんに負けて恥じらうヒロインになったときの破壊力は凄まじいですな。何デレかなこれ。ポメデレ?



まあ、そんなポメポメしたヒロインプロメは、キャラデザの方でもとても私を成長させてくれました。



体型はブルーアーカイブと言うゲームを参考にしつつ、なるべく白いポメラニアンのような見た目になるよう色々と工夫しましたね。 


前作のヒロインアンナが可憐さとセクシーさを持ち合わせたキャラデザなので、今作のプロメは可憐でピュアで汚れの無い純粋な感じを意識しました。


中身は性欲ペロペロポメラニアンですが。



そんなプロメが教えてくれたのは、シルエットとの大事さです。


なるべくポメラニアンに近付くようにシルエットに関してはこだわりまくりました。


結果として、とてもポメ可愛いデザインになったなと思います。



さて、プロメ。……いよいよ君ともお別れだね。


君と駆け抜けた半年間、とても楽しかったです。


いつもいつもプロメは笑わせてくれて、そしてピンチの時はとてもカッコいい関西人でした。


これからも関西人としてポメポメしながら、シドウそんをペロペロして幸せなら家庭を築いて、寿命が尽きるその最期までシドウさんと幸せに……なんて言わなくても大丈夫ですね。



シドウさん以外の男性からはポメラニアンとして扱われ、ヒロインあるまじき扱いの悪さを誇るプロメですが、その分シドウさんが誰よりも可愛いと溺愛するので問題ありませんね。



それじゃプロメ。


今までありがとう。本当に楽しかった。


これからもきゃぅう〜〜〜ん♡へっへっへっへっへっ♡くぅ〜んくぅ〜ん♡とシドウさんをペロペロしてください。



炎の加護人であるプロメと加護無しであるシドウさんが溺愛し合っていちゃラブペロペロしながら、ロマンやリヒトと仲良く過ごすことこそ、フォティオン王国の歪みを打ち破る希望だと思いますから。



꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱ペロペロ





◇◇◇





長くなりましたが、そろそろあとがきも終了です。



明日からプロメ達と会えなくなると思うと寂しいですが、来年あたりに終盤助けてくれたカトレアとジュリオ率いる前作のキャラ達と邂逅する番外編なんかを書けたらなあとか思うので、良かったら前作の『追放された無才王子』も何卒よろしくお願いします。



……そして、お願いなのですが……!


良かったら、レビュー欄にベタ褒めコメントを書いて頂けたら、PVが上がって何か良いことが起こりそうなので、高評価とレビュー欄にベタ褒めコメントとブクマをよろしくお願いします…!!


コロナになりながらも毎日連載したので、そのご祝儀ってことで……テヘテヘ。



また、例えば十人の読者様が星5評価をくださると、100点が入りランキングにも乗れる可能性が出てくるので、どうか星5評価もご祝儀として頂けたら、毎日連載の死闘の日々が報われます…!



ではでは、最後にお願いで恐縮ですが、前作共々プロメ達をよろしくお願いいたします。


良かったら連中を心の片隅に置いて頂けると嬉しいです。


では!



ぷきゅのすけ






挿絵(By みてみん)

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お疲れ様でした! カクヨムに続き、今回も一気読みしてしまいました! 再読してもやっぱり笑えて泣けてめっちゃ面白い、すごく良いお話です。 一度完読しているので、今回は安心して読むことができました。 プロ…
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