1話
この法令が制定されて、一週間誰を遂行人に選ぶか決めかねていた。EA RTHANIMAは基本的に動物や植物を対象にしているので、この法令に前例がないのである。動物と喋れるものはいるが彼らの発言は元から彼らの気質上遂行するたちのものが多くこんなことを思いつく人間はいない。私の担当は人間課でこの法令ができたが発言責任と言えば一般的に言うとしあわせの方と思う人間が多いのかもしれない。例えば小さい頃に言ったサッカー選手になりたいや金持ちなりたいなんて発言だ。この発言に責任を持たす為にEARTHANIMAがうごことも偽善的な活動で支持率は上がるだろうが、私はこのようなことをしたくてこの法令を 作ったわけでもない、己は勉強をしてこの企業に入り夢を叶えた。努力をして叶える近くまでいった人の夢を叶えるのはいいが。やはり高校時代にふさげていったのか本気で言ったのかわからない金持ちになりたいなんて漠然的な夢叶える面白みなんかない。もし叶えても私自身がやりたいことではないそれは、人間大好きなやつがやればいい。先輩と私4人で悩んで、煮っつまってきたところに一本の電話が届いた。それは女性のご老人であった。EARTHANIMA社へ息子を助けてほしいとの電話であった。女性はネットで調べ物をしている際に私たち人間課を知ったそうだ。あまり詳しく理解していなかったが、とりあえず人間の対応ができるということで電話をしたそうだ。相談内容は、引きこもりの息子をどうにかしてほしいということであった。20年前からとあるはずみで引きこもってしまっているということであった。私は少しとまどってしまった。誰かをしあわせにした遺わけではないのに老人をいたわる気持ちがあったことに、、、。だが特にターゲットも気まっていなかったので老人の息子にした。先輩はすぐに彼のネットでの発言や検索履歴を一括して私たちへ情報共有をした。ここでわかったのは自責の念と怒り両極端の発言の兆候であった。みな違和感を持ちながら、彼とのコミュニュケーションを図ろうと電話やメールを送ってみたが返事はなかった。彼は引きこもりだ。そうそうコミュニケーションをとるのは無理とわかっていたため、最後の手段に出た。ゲームで連絡を取ることであった。検索結果や行動歴でゲームが好きなことは把握済みであったのでホログラムがそっち方面からのアプローチをしているところであった。ホログラムがゲームを始めて二週間後えものがつれたと連絡が入った。
見事二週間で会話ができるようになっていたのである。話の内容は特にくだらないものであったがホログラムは合わせるが上手で信頼関係を作り上げていた。そこから数日と経ちホログラムは息子にURLを送りつけた。それは私たちが考えた行動計画書であった。
アプローチが取れてから私たちは彼の現在の知能レベルを測っていたのである。兆候とかれの昔現在の発言を鑑みて私たちEARTHANIMA人間課が遂行させるべきと考えたものをPICKUPをし彼の今後の行動計画をEARTHANIMA実行課に共有をし議論を重ね、彼へ行動計画書を見せた次第であった。そこからは簡単である実行課が彼をEARTH ANIMAに輸送をした後EARTHANIMAでの治療をし研修を積んだあとに行動計画書にそう人生を送る同意書にサインを書く選択をするのかそれとも違う生き方を望み依頼者を納得させる行動計画書を書けるのかをみて人間として生かすのかを人間課依頼者が決めるのである。
私たちの彼への発言責任法令違反文は将来研究者偽証。
彼は幼い頃から研究者になるという夢があった。彼は賢く学校でも一目置かれる存在であった。中学高校でもその学習能力を類い稀なく発揮し、テストではいつも首席であった。だが彼はコミュニケーションはどうしても苦手であった。中高では頭がいいということで許されていたが、大学では、許されなくなってしまったのだ。T大学に入った彼は落ちこぼれになってしまったのだ。田舎の優秀とはこのレベルだと思い知らされた。だが、毎日の学習と努力で講義の内容が徐々にわかり始めた。4年になり、自身の努力で上位の中に入り研究も徐々に成果を出すようになっていた頃。ある1人の男性が彼を目の敵にした。権威を持つ60代の研究者であった。60代の研究者現在では成果を出さない。権力だけがある形骸化した研究者であった。そのため大学生の彼は老人研究者を好んではいなかった。その態度がきに食わなかった老人研究者は大学生の彼の研究が失敗するように仕向け彼を退学まで追い込んだ。そこから引きこもりになった彼はゲームへのめり込み始めるようになった。取れていたコミュニケーションが次第に取れなくなり、外にも出なくなりニートになってしまったのである。 EARTH ANIMAは徐々にゲームの世界からの離脱を図り彼の本来の夢を叶えてもらう行動計画書を書いた。最初息子はゲームがなくなると思い暴れ狂ったしかし心理士やEARTH ANIMA実行課は心理を熟知しているためゲームを一気に取り上げるわけではなく様々なプログラムを通じて彼を改善の方向へ進み始めたのである。これから3年して彼はようやく研究者になりたいと大声でいったのである。それはみなが泣いて喜んだことであった。彼の努力が報われた瞬間だと私たちや実行課は喜んだ。次のプログラムはEARTHANIMA人間課研究係への配属を命じた。これは課長やチームメンバー全員EARTH ANIMA社長が承諾して新しく作った係であった。彼はこの行動計画書最終事項に承諾をし、EARTHANIMAの社員として働くことを全国民に伝え、EARTHANIMAへの感謝をのべ、今回の第一法令人の巡視が終了した。被験者の母は感謝を伝えた。そんな言葉どうでもよかった。私たちは先行投資で優秀な人材の確保と宣伝に成功したのである。彼はそんなことは知らない。EARTH ANIMAの魂胆を私たち人間課は実に質の良い奴隷を作ることに成功したかを世間に見せつけることができた。この彼という成功例ができてからEARTHANIMAへの電話が鳴り止まなくなった。社長はビジネスをしたかったのだ。生命体ではビジネスという面では少し弱かったのだ。そこで私の発言や実行課を使ってまでも1人の被験者で成功例を作り出したかったのだ。その面で言えば先行投資で彼は安かった。能力値が高く洗脳状態に持ち込めば簡単だと兆候でわかっていたためだ。とにかく優しく手順書を丁寧いに事細かくことで彼へのフォローで奴隷と算段が取れてたためであった。このような事をするだけでいいのにあの老人研究者は目の敵にして潰した。今老人研究者はEARTHANIMAの地下室で寝ている事だろう。社長は多分そうしている。