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ヴェイパーコフィン(2)

レッズ・エララ神話体系エピソード蒐集タグブログから転載

https://redselrla.hatenadiary.jp/entry/2019/11/07/202302


原案:小西 裕

編集:8TR残響

今回記事・もくじ

・ヴェイパーコフィン誕生

・ヴェイパーコフィン仕様(一例)

・オプションとしてのアーティファクト


●関連項目

質量ブン回し型のバトルスタイル(アレリア、セリゼ)



(2)ヴェイパーコフィン誕生


火薬と同時期に生まれた「蒸気機関」なら爆発はしない。

だがこれでは鉄の塊は飛ばせない(「射出」=瞬間のベクトルが生まれない)

発想の転換が必要だった。求められるのはいつだってInnovationである。


発想の転換。


\POM!/


……であれば、巨大なモノを蒸気機関で動かせばよいのではないか?


というわけで、蒸気機関に「水」と「火」の精霊機関をハイブリッドしたエンジンを積んだ、蒸気機兵が作られた。

エンジンがどうしても巨大になるので、8メルタル以上の大きさにならざるを得ないが、同時に得られる出力は人間の数百倍。

これでぶつかるだけで全身鎧の騎士も小型の竜も複雑骨折!!(※1


※1……ようは悪魔騎士アレリアや、現代篇・ほうき星町シリーズにおけるセリゼ・ユーイルトットの戦闘スタイルである。つまり「1tトラックがギロチン搭載して突っ込んできたら、剣術云々言ってられんだろ」式の武力です。



これが、ヴェイパーコフィンの誕生である。Vapor Coffin 略してVC


では一例として……


背部にボイラ、シリンダー、排熱機関を搭載の、左右非対称型蒸気機関【シェイ型】

仕様ですが、


・右手、延長型・武装特化マニュピレータ。のびる

・左手、汎用ハンドマニュピレータ。バリスタを持つ

・背部 右側で上に伸びてるのがボイラ、左側でナナメ下にいってるのがシリンダ&水タンク。

 ナナメ上にいってるのが排熱ダクト。


右手を伸ばして前傾姿勢でなぐる。左手で弓矢を放つ。



●ヴェイパーコフィン(VC)の仕様


基本的な外見としては、ずんぐりむっくり。ATより足が短くてかなりの重量感がある。蒸気の排気を利用してローラーダッシュ走行なども可能


全長は8~11m(メルタル換算、約8)、重量50~90tトン

起動時の重量は、内訳として、何せ水と燃料(基本的に石炭。木炭式もあるが、そこは駆動する地方の状況による)が重い。


継戦能力(戦闘可能時間)が低い。10分たったらピットイン(前線離脱)

VCをまともに戦線投入しようとしたら、オプションとして「火の魔石」や「魔法の水瓶」といったアーティファクト(魔法アイテム)が必須となる。科学の申し子VCといえども、便利な魔法アイテムは使っていきましょう。



●オプション・アーティファクト解説


・「火の魔石」……直径1m程度の黒い石。700度までの高熱を発する。

最大温度を放出した状態は、20分程度維持出来る。溶岩1.5tを、石炭等の触媒と共に術式で処理して精製する。術式の成立には1~2日が必要。


・「魔法の水瓶」……大人が一抱えする程度の水瓶。10万m^3(立方ミリリットル)までの水を溜めておくことが出来る。

(イメージとしては、異空間収納ではなく、水を物凄く圧縮して押し込んでいる式、としてください)

再利用が可能だが、それだけの水を漕ぐ (濾過する)必要がある。


仕様2、装備による戦闘スタイル

ヴェイパーコフィンの仕様に話を戻す。

当然、VCは機体ごとに性能差があり、新型の量産機だと手足が長くなり、旋回性能や走破性、機動性が上がる。

ただし、バランスが取りづらいので、操縦にはセンスか熟練が必要。


メイン武装はハンマーアームや突撃用のラム(衝角)

クローアームでメイスやハンマーを持たせて殴るのも一時期流行ったが、敵より先に自機のアームがイカレるので廃れた。

サブウェポン/射撃武装として、蒸気式バリスタ。鋼鉄の弓と弦を蒸気機関で巻き上げ、セットされたパイルや鉄球を打ち出すもの。有効射程は30m前後。

射程はないが、直撃すれば機兵の正面装甲も貫通、あるいは大きくひしゃげさせることが出来る。当然、連射は困難。


また、恐ろしく使いにくいが、チェーンフレイル(10m前後の鎖の先にスパイク付きの鉄柱をつけた品)も装備する機体がある。

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