表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/7

リプレイ「暗黒大陸と桜のダンジョンの前に」

オンセツール「TRPGスタジオ」で、2021/05/05に行われたひとりオンセ「TRPGひとりでできるもん」のリプレイログです。

挿絵(By みてみん)


【時雨】

そういうわけで、GM残響さんが、時雨とエヴィルシリーズでTRPGオンセをやってみるそうなんだよー


【エヴィル】

完全ソロプレイでな。何をトチ狂ったか、GM残響は半年前からこのひとりTRPGオンセを計画していたらしい。計画的にトチ狂うって何なんだろうな?


【時雨】

武の道を感じるね。


【エヴィル】

嘘だろオイ。まぁGM残響、本日……いうても昨日か、5月4日の火曜日、リアル仕事でリアルイベントのスタッフやってたそうだ。鬼のように忙しくて日焼けしたとさ。


【エヴィル】

リアルで疲労困憊した日、それでもこのままでは終われないってんで、計画していた狂気のひとりオンセを始めるっていうオタク魂は……武なのかもなぁ。希望的観測。


【時雨】

こんなかんじで、わたしたち時雨とエヴィルが与太話をするのがこのTRPGオンセなんだよ。


【エヴィル】

年季の入ったうなぎ屋のような「いつもの」の味だな


【時雨】

話を進めようね。

そんなわけで(露骨な話題転換)、わたしたちは渓谷の開けた場所に立っていたのでした。


【エヴィル】

なお、GMがこのTRPGスタジオの操作方法に完全に慣れていないから、操作にガタがあるのは許してほしいところだ


【時雨】

そんなわけで@渓谷。この渓谷は暗黒大陸の近くです。がっつり切り立った谷に、そよよ流れる河です。折しも季節は春。


【エヴィル】

テーマは「暗黒大陸の春ってどないやねん」というものだな。いやマジで。従来暗黒大陸いうたら四季もないと死の国、通称 死国しこくと言われていたところだからして。


【時雨】

死国って言いたいだけじゃない?


【エヴィル】

(何かを悟られたような顔をして右側に視線をそらす)

ほら見なよ時雨君、桜が咲いているじゃあないか


【時雨】

ほんとだね。桜だね。誰の死体が埋まってるんだろうね。


【エヴィル】

即レスの内容に意義がある。


※GMコメ……異議のタイプミスですが、面白いのでこのままにします


【時雨】

だって奥さん、もといエヴィル君、ここは暗黒大陸だよ。死の国と書いて死国だよ。桜が穏やかに咲いてるなんてフラグじゃない


【エヴィル】

異議はないなぁ。さて、何のフラグだっつぅ話だが


【時雨】

それにしても、さっきまでぐずついていた空が、ようよう明けてくるものだね。フラグかな?


【エヴィル】

だから何のフラグだっつぅ話だあ。時雨君は期待しているのかいな、名状ならざる異形のものが出てくることを


【時雨】

(超かわいい笑顔で)ここは暗黒大陸ですし?


【エヴィル】

面白いのでOKテイクを出すがな。ところで、もうこのひとりオンセ、始まってあと5分で30分だぞ


【時雨】

よーしお話をまとめよう


【エヴィル】

始まってもいない話だがな


【時雨】

空をひらめく巨大エイが出ることもなく、地響きをたてて登場するはずのダイダラボッチも登場せず


【エヴィル】

さぁ我らふたりはこれから呑気に花見直行コースか、と思ったところであったのだ、が……


【時雨】

みょーにぐずついてるんだよね、この桜の木の根元


【エヴィル】

やっぱ死体なのかー?と思いつつ、俺様と時雨君は、つんつん、つんつくつん、と、ぐずついた根本をチェックワンツーする。


【時雨】

そしたら、地面がゴゴゴゴ、とうなり、すわ何かが出てくるか、と身構えるのだけど、


【エヴィル】

出てきたのは、いかにも地下ダンジョンの入り口っぽいところであった。


【時雨】

どうしようエヴィル君?

そりゃ行かないって選択肢はないんだけど、あからさまにいざないだよねこれ。


【時雨】

と、わたしが当然の疑問を発したとき、エヴィル君の脳裏にインスピレーションが電光石火し、銀髪青年が非常に悪い笑みを浮かべる!


【エヴィル】

肉の用意だ時雨君


【時雨】

What's?


【エヴィル】

ここでバーベキューを行う。肉を焼くんだ。ソーセージも良い。脂の匂い、炭火の匂いを出すんだ


【時雨】

だいたいわかってきたよ。手ぐすねひいているダンジョンエネミーをこっちにおびき寄せる、って話だね。そんで出てきたところをハメボッコ


【エヴィル】

この案の良いところはだな


【エヴィル】

(1)情報皆無な現時点なのに、向こうから情報を持ってきてくれる

(2)肉が食える

(3)花見が出来る

(4)肉が食える

(5)これは迎撃ではない。罠にハメるというのだ


【時雨】

よくもまぁそんなスラスラと


【エヴィル】

どう転んでも俺様たちに利益しかない


【時雨】

ダンジョンのひとたちが来なかったらどうするの


【エヴィル】

奴らは肉を食えない。そんな馬鹿な話があるものか


【時雨】

どこまでエヴィル君もおばかさんの仲間なのか、って時として疑問視してしまうけど、まぁいいや。私は、とにかく「凄くおいしそうな肉を、肉汁したたる感じで焼く」ことをすればいいんだね?


【エヴィル】

パーフェクトだ。今はサラダはいらない


【時雨】

それじゃぁ、バーベキューの用意をはじめようか


【エヴィル】

肉が食えるぞ!

※オンセ終了後のGMコメントです。


(GM)……はい、そんなわけではじめてのひとりTRPGオンセをやってみました。


(GM)……こ、この話はいったい何なんだ……ダイスを一個も振っていないのにこんなことになってしまいました。


(GM)もうちょっとやり方は洗練させていく必要があるんですが、でも基本はこんな感じかなぁ、と。


(GM)それではこんなところで、今日はおひらきにします。BGMは、GMの同人音楽サークル・8TR戦線行進曲で「困ったような笑みで」でした。新曲です。


※試聴クロスフェード

https://www.youtube.com/watch?v=wz4RjsYAhRQ&t=16s

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ