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草原は

いつまで続くのか


草原は

どこまで続くのか


地平線の先は

どうなっているのか


藤井目は凝らしてその先を見つめている






「いったい街はどこにあるのですか?」








「そろそろだから」







動くのをやめた根岸は

空中をノックした。


何もない空間から扉が現れた。





「さあ、この扉の向こう側に


僕の住んでいた街があるよ」







藤井が見た光景は

これまで見た事も

聞いたことも

【ない】

世界だった……







「しばらく見ない間に、街並みが随分と変わったなぁ♪」


藤井は困惑している。はぐれないように根岸の肩にがしっと捕まる。


「はぐれても大丈夫だから。


直ぐに見つけて....あげるから」


根岸は言いながら

藤井の手を振り払い

前に進んで行く

藤井はその後ろを追っていく




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