人の希望 本当の意味
彼女のおかげで奴等を殺した私だったのだが、更なる問題が起きた。
目の前に現れたのは白い少年だった。
「さすが、黒百合より生まれた存在だ。素晴らしい。まさに人類の希望だ。」
「ああ、失礼。僕はね、白い人から出来たんだ。だから、『シロ』って呼んでよね。」
「君は黒い人から生まれたんだよね。なら、『クロ』って、どうかな?」
「そもそも、僕はね、存在しないはずの存在なんだ。」
「なのに僕を生み出したのは人なんだよ。」
「でもさぁ、それっておかしくない?」
「僕はいなくて当然だった存在なんだよ?それなのに生み出したとたん、みんなで僕らをいじめるんだよ。」
「それってさ、理不尽じゃない?僕らは生きてるのに。僕らだって生きたいのに。」
「それでもさ、僕らはやらなきゃいけない。」
「君たちが与えた使命。」
「君たちがくれた生きる意味。」
「君たちを殺すと言うなの希望を。」
しくじった。こいつは絶対にあっちゃいけない。
あったら最後、生きる意味すらなく消えるだろう。
お願い、クロ。私に力を。
「やだ。」
どうして?
「彼は私と同じだよ。」
同じ?
「そう。同じ。」
わから、ないよ、、、。
「この世界って、救う価値ある?」
え?
「答えて、どっち?」
私は、、、。
「はーい!二人で会話しない!」
「僕もいるんだよ。ねぇねぇ、僕はここでも仲間はずれ?」
「はっはっはっ。盛大に黙りこくってくれるね!」
「でもね、容赦はしないよ?」
「だってそれが僕の『私の』使命だから。」
「くっ、はっぁ、、、。った。」
「だから容赦しないって言ったよね?」
「るっさい、、、。だま、、、れ。」
「はやくクロちゃん呼んでよ。ねーねー。死んじゃうよ?」
「はぁ、、、。はぁ、、、。」
「だ~か~ら~!!君じゃ相手にならねぇんだよ!!」
「い、やだ。」
「あ~あ~あ~あ~ッ!!!!!!!もういいよ!死ねよ!俺に殺されろよ!てめぇらまとめて殺されてろよ!!」
だめだよ。
「ああん?」
僕たちは、話をしに来たんだろ?殺してどおするの?
「るっせーんだよ!大体、こいつがクロ出さねぇからだろーがよ!つーかてめぇもいたぶってただろうが!」
そうしないと彼女が出てこないと思って。
「意味わかんねぇよ!」
もういい。帰れ。
「ちっ!あ~あ~あ~!!くそがッ!」
散々一人言を言った末に、地面を壊してから胡座をかいていたシロが私を見た。
「ごめんね。こいつすぐに暴れるんだ。」
「、、、。」
「やっぱりクロちゃんでないね。」
「、、、。」
「ああ、心配しないでね。もう攻撃なんてしないよ。」
黙るしかなかった。
「だから言ったのに。」
え?
「彼は私と同じ。」
つまり、count0?
「そう。彼の体は人型count0。そしてリミッターとして備えられていたのがさっきの子で、humancountcount。つまり、私とあなたの正反対ね。」
そんな、なんでcount0が人の感情を?
「それはね、人が作った『ヒト型count0』だからだよ。」
この作品はクグツカイライ様との共同制作している小説です。
たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。