表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/56

登場人物紹介 『ギャルゲー乙女ゲー観察日記版』

これで最後です!

今回の投稿は三つ同時投稿です! 二つ前からご覧くだせぇ!

主人公

 今作『ギャルゲー乙女ゲー観察日記』を書いていた人。

 作中で言うところの『俺』。

 転生者。

 前世――以前の暮らしは、ちまちま小説もどきを書いていただけの、小説家志望のフリーターだったが、交通事故で死亡。

 転生したと気付いた後は、前世の夢であった小説家をめざし、本を読みふけり、国語の勉強を重点的に頑張った。(小説家になれなかったときのことも考え、他の教科の勉強と体力作りも忘れてない)


 そのまま、すくすく? と成長し、高校に入学。

 そこで自分のいる世界がゲームのキャラが生きる世界と自覚。

 将来なんかのネタになるかもしれないという思いと、面白そうという理由で、そのゲームのキャラたちの観察日記を始める。


 観察日記と銘打って書いていたが、その実、観察力不足の為(小説家志望としては大きな欠陥)、ちょこちょこ観察できていないところがある。


 そして、傍観に徹したいと思う一方、暗い思いをしたくないため、つい手を出してしまうことも。



 他人の好意は意外と見抜いたりするが、自分に対する好意をあまり認識できていない。

 というより、基本的に自分に対する好意を、ただ愛想がいいと思っている。


 家族の一人による「女の子の愛想を絶対に勘違いしないように!」という教育方針によるものである。




緋山遥人

『キミだケに』の主人公として生まれた人。

 転生者。

 前世では、奥手な大学生だった。

 友人たちと楽しく過ごしていたが、階段を踏み外し、死亡。


 友人の一人に『キミだケに』に爆ハマりした男がおり、ゲームに対する基本情報だけは知っていた。

 なので転生した後に初めて友達になった女の子の名前を聞いて、自分がギャルゲーの世界にいるのだと、大体理解した。


 どうせギャルゲーの世界に転生したのだからと、がんばって女の子と仲良くなろうと決めていたが、元々の性格のせいで、幼少から高校に入るまで、イマイチ行動が出来なかった。


 高校に入り、やっと行動を起こしてみたが、うまくいき出したのは、ちょうど二年の夏休み終わりから。

 本人はゲームの設定だからだと思っていたが、実際はただ周りが緋山の性格を理解し出したのがそのくらいの時期だっただけである。


 当初はゲームのキャラと仲良くなろう! と考えていたが、実際にそのゲームのキャラと会話したり、他の生徒と接したりしていくうちに、徐々に自分のいる場所が『ゲーム』の世界だという認識が薄れていった。


 そんなときに出会った、星海光。

 彼女の真剣に夢を語る姿や、妙な親近感から、彼女に好意を抱く。


 そして紆余曲折を経て、文化祭最終日には、星海光と付き合う事になった。




星海光

『キメラレナイノおんりーわん』の主人公として生まれた人。

 不運な子。

 転生者。

 前世は高校生の時に幕を閉じた。


 高校三年、パティシエを夢見て、専門学校を受験。

 見事合格することが出来たのだが、その矢先、頭上から鉢植えが落ちてきて直撃。死亡。


 転生後も、前世の夢を追い求め、より一層パティシエの勉強に励む。


 自分のいる世界に気付いたのは中学生のとき。

 高校を探していると、見たことのある名前の高校を発見。


 記憶をたどると、一度だけやった乙女ゲーの存在を思い出す。

 そして自分の名前の意味を理解する。


 ゲーム自体は、何も考えずにやったところ、見事『オンリーバッドエンド』――つまり奴隷エンディングになってしまったため、それ以降やっていない。


 ゲームの概要は覚えており、とにかく誰かと付き合うことになったら、自分の夢がかなえられないと思い、全力でフラグを回避しようとする。

 が、生まれ持った――というか、前世からの付き合いである不運が邪魔をし、なんだかんだでちょくちょくイベントが発生してしまっていた。


 ゲームのキャラを避けていこうとする日々の中で、ふとしたきっかけでゲームのキャラとは違う男子、主人公と緋山遥人と友達になる。

 妙に親近感の湧く二人と仲良くなっていったが、気が付けば二人のうちの、積極的に話しかけてくれる緋山遥人に好意を持っていた。


 一時は主人公の言葉に、ゲームのキャラとの接し方を考えさせられたが、その時点ですでに緋山遥人に相当の好意を抱いていたので、彼らとは今までの関係が変わることはなかった。


 ――ちなみに主人公が傍観せず、もっと積極的にアプローチをかけていたら、星海光は主人公を好きになっていたかもしれない。


 そして、紆余曲折を経て、文化祭最終日には、緋山遥人と付き合う事になった。


 その後も夢は捨てずに頑張っている。




藤原さん

 ゲーム原作では、東野英司の過去で少しだけ登場(名前は出ない)。

 本来、初めて東野と出会った時に言われた一言が原因で、教室内でイジメが発生し、藤原さんは転校してしまう設定だったが、意図せず主人公がそれを回避。

 もしかしたら、そこから設定と現実の狂いが出たのかも……?


 のちに友人から、主人公が助けてくれたのだと聞いた彼女は、お礼をしたいと主人公に声をかける。

 その結果、文芸部に入部。


 幽霊部員でもいいと言われたが、面白そうだからと、そのまま文芸部に居続ける。

 そして一緒にいるうちに、主人公に好意を抱くことになった。


 自分の中の好意に気付いた後は、一年の時に後夜祭に誘ったり、気を引こうとお勧めの本を聞いたり、好きな本を聞いたりしてみた。


 主人公がほかの女の子といると嫉妬もあったし、主人公の姉との会話(たたかい)もあったのだが、主人公は気づいていない。


 二年の文化祭初日は忙しく一緒に回ることが出来なかったが、二日目は一緒に回ることが出来た。

 そして意を決し、後夜祭に誘い、一緒に行くことに成功する。


 後夜祭では一緒に踊ったり、帰りに頭を撫でられたりと、告白してよかったと実感する。

 だが実際は、主人公は告白されたとは思っておらず、のちに若干愕然とすることになる。


 その後、自分の気持ちを気づいてもらおうと奮闘中。




東野英司

 原作とは少々違い、天才と言うか『頭がいいけど馬鹿』の典型的な形に。

 原作で転校させてしまった女子生徒は存在しないとめ、悩みは特になし。


 星海光が転校してきた際に、一目ぼれしてしまう。


 春風美鈴の協力を得て、アプローチをかけていくが、ライバルがどんどん増えていったことを若干不快に思っていた。

 が、文化祭が近づいていくうちに起きた、ある事件の中で、星海光の中には自分ではなく、緋山遥人がいることを知る。


 文化祭初日に、改めて星海光に告白に行くが、見事玉砕。

 だが、予想できていたことと、星海光の相手が、友人である緋山遥人と知っていたので、本人的には伝えられたことだけで満足している。




春風美鈴

 原作同様、幼いころより緋山遥人に恋していた。

 そして原作とは違い、一年間クラスが違っても妙なすれ違いは起きず、今まで通り仲良く接していたが、それ以降の進展はなかった。


 春風美鈴本人は、緋山遥人に誰か好きな人が出来たから進展しないんじゃないのかと考えていたが、実際は緋山が単に奥手すぎて進展の仕方がわからなかっただけである。

 ――ちなみに、ここで緋山か春風が一歩踏み出せば、この二人が付き合う事になったかもしれない。


 そうこうしている間に、本当に緋山遥人に好きな人が出来てしまった。


 そんな中、つい盗み聞いてしまうことになった、主人公と緋山遥人との会話で、緋山遥人の好意が誰に向けられているのかを知る。

 それをなんとかそれを阻止しようと、頼りになる先輩である桐野真帆に助言を求める。

 ――その行動は、本来のゲームでは時期はずれのものになる。


 そして助言の下行動を起こしたが、失敗。


 その後すぐに起きた事件の中で、改めて緋山遥人の想いを知る。


 事件の後、二人を応援するということを口に出したが、緋山遥人への想いは心に残ったままである。




天野霧彦

 原作よりも正義感を振りかざすことは少なかった。

 交友関係が広く、友人も多い。

 無論、主人公らもただの後輩ではなく、友人と思っている


 星海光は、転校初日に職員室で見かけたときの話し方や雰囲気で興味を持った。

 その後何かにつけて会いに行くうちに、好意を持っているのだと自覚。

 そして同時に自分は対象外だということも自覚。


 なので、その時点で星海光の事はすっぱりと諦めた。


 その一方で、同じく星海光に恋していると思われる、後輩にして幼いころからの友人である東野英司ために『自分は東野英司の超えるべき壁であろう』と、わざわざ東野英司の目の前で星海光にアプローチをかけると言った、ずれた考えも起こしたことがある。


 原作の悩みは、進路や次の生徒会についての事だったが、今作で語られている現実では生徒会長が二人いたこともあり、すんなり引き継ぎも終わり、進路に集中できたため、大きな悩みとならなかった。




四葉阿澄

 原作よりも現実の方が虚弱で、心配な子。


 教室に行くことが少なすぎて、友人がとても少ない。

 原作通り緋山遥人と友人になったが、そこまで多く会いに来たわけではないので、どちらかと言うと主人公の方が、仲がいいと思っている。

(どっちも友人としてではあるが)


 ちなみに文化祭終了時の友人数は計十一人。(内、同じクラスの生徒は藤原さんを含めて三人)


 原作では母親が出ては邪魔をしていったが、今作中には出てこなかった。

 父親には少しだけ触れたが、パッと見ヤクザみたいな容姿のごつい人。

 実際は超いい人。


 今の所は空気のきれいなところに転校すべきかどうか悩んでいる最中。




蒼月智弘

 面倒くさがりの性格だが、勧誘のチラシを見て文芸部に入ったり、文芸部に入った後も部誌に載せる短編を書いてくれたりと、原作よりも行動的である。

 原作同様、進路について悩んでいたが、解決法は原作とは違い、主人公の助言や、友人の言葉などで、解決に向かい始めている。

(原作では、星海光の言葉ですぐに解決している)


 星海光に好意を抱きはしたが、面白いからと言う理由だ。

 どちらかと言うと、主人公寄り――傍観派である。




桐野真帆

 今作では、学校が大好き要素を日記に書かれることはなかったが、実際は原作と変わらず、学校の為に行動していた。


 もう一人の生徒会長が交友関係を生かして、職員室への連絡や各部活動に顔を出すなどして、桐野真帆は、書類仕事が多かった。

 それでもやはり生徒会長としての頼りがいのある面から、原作同様現実でも、恋愛相談は多かった。


 緋山遥人に関しては、確かに仲は良かったが、そこまで多くかかわったわけではないので、本当に友人としての扱いだった。




宮倉秋

 原作とほぼ一緒の展開で、星海光と関わった割に、原作とは全く違う方向に進んだ人。

 当初はあこがれのように星海光を見ていたが、その後の悩みを、その憧れの人にするわけにもいかず、別な人に相談していた。


 そして結果的に、その相談に乗ってくれた、同じ陸上部であり、『キミだケに』の攻略キャラでもあった、奥仲流姫と付き合う事になった。


 つまり、悩みを解決するキッカケをくれたのは星海光だが、実際に悩み(ゲームで言うところのお悩みイベント)を解決したのは、奥仲流姫であったわけだ。


 本人的には、付き合っていることはずっと隠しており、文化祭最終日でやっとネタバラシのつもりだったが、周りからすれば、もっと前からバレバレだった。




奥仲流姫

 宮倉秋と付き合う事になった子。

 当初は緋山遥人に一目ぼれしたと思っていたが、会う機会が減ると、自然とその感情も薄れていった。


 そして気が付けば一緒にいることの多い宮倉秋と仲良くなっていた。

 彼の悩みを聞いたり、そのお礼にと勉強を教えてくれたりとしているうちに、友達として仲が良かったのが、恋愛感情として仲良くしたいと思っていった。


 そして文化祭準備が始まったあたりに、奥仲流姫から告白して、付き合う事になった。


 宮倉秋が一応隠そうとしていたのは知っていたが、バレバレなのが見てわかったので、無理に隠すのをやめていた。




呉島蓮

 今作が書かれた現実は原作よりも腹黒さは抑え目だが、その分はっきりとものを言う性格になっており、ヤンデレ度は原作よりも若干強かった。


 星海光には、完全に一目ぼれだった。

 星海光を求めるために、何度か策略を巡らせることはあったが、何故か策略を巡らせるほどから回りすることが多かった。


 最終的に犯罪チックなことまでしでかしたが、どこかずれた策で、何故か主人公がさらわれた。

 それも主人公の温情で、特に問題にならなかった。


 文化祭での主人公との会話でも、僅かに垣間見えたが、やはりまだ星海光の事はあきらめきれていない。




瀬戸結衣

 原作よりもわずかに活発。

 本来、原作では作るために苦労した文芸部が最初からあったということが大きいのかもしれない。


 緋山遥人に対しては、最初こそ恋心のようなものを抱いていたが、主人公や緋山菜月と関わっていくうちに、その感情が恋ではなく、兄に対する憧れなのだと理解する。


 今の所は文芸部で文を書いたり読んだりの方が面白く、恋愛はまだいいかな? と考えている。


 主人公と緋山遥人が、どこか雰囲気が似ていると思っており、主人公にも緋山遥人と似たような想いを持ったこともある。




八神琢磨

 原作以上のめちゃくちゃ度。

 原作ではそこまで生徒を使ってサボったりはしなかったのだが、今作に出てくる八神琢磨はやたらとサボる。

(もしかしたら、ほぼ常時いる四葉阿澄の対応に疲れていたせいもあるかもしれないが)


 文化祭時に生徒会から怒られたので、今の生徒会長が卒業するまでは、少し大人しくする予定らしい。


 星海光に関しては、ほぼなんとも思っていない。

 と言うか接点がほとんどない。


 星海光も隠しキャラについてまでは知らなかったが、保健室に行くこともなかったので、この結果になったものである。




緋山菜月

 原作よりも自身の真実を知るのが遅かった。

 主人公が事件に巻き込まれる少し前に、自分が緋山家の娘ではないと知った緋山菜月が、相談しようと主人公に連絡。


 その後、その主人公を真剣に探す兄――緋山遥人を見て、たとえ血が繋がっていなくとも、自分が大好きな兄であることに変わりないと実感。


 幼いころから兄である緋山遥人が大好きで、その気持ちが親愛なのか恋愛なのかわからなくなっていた。

 が、緋山遥人が恋をしていると以前考えた時に、自分に沸き起こった感情が祝福だったため、親愛なのだと自覚。


 それでもどこか兄への想いが残っているところに、緋山遥人とどこか雰囲気の似た主人公と出会う。

 接するうちに主人公に好意を抱くことになるが、文化祭二日目の誘いを断られ、彼女がいるのだと思い込む。


 ちなみに、実際は二日目一緒に回る人が決まっていただけで、誘うときに、後夜祭を誘っていれば主人公は受け入れていた。



 文化祭終了後、実際に主人公と付き合っている人がいないことを知り、ならば自分が入る隙があると、改めて奮闘中。




玉井君

 文芸部部員。

 ゲーム原作では名前が出ることはなかったが、瀬戸結衣ルートで、ライバルキャラとして登場

 緋山遥人が瀬戸結衣と関わることが少なかったので、出る機会がなかった。


 今の所、普通に瀬戸さんに片思い中の男子。

 元々瀬戸さんが目的で文芸部に入ったが、意外と文芸部自体が楽しくて、ダラダラと現状を維持している形になっている。




 主人公の姉。

 主人公の鈍感部分を構成した張本人。


 主人公が高校以前に書いていた日記の大半は、彼女の行動とそれに対する愚痴のようなものだった。

 高校に入り、観察日記が始まったため、残念ながらこの日記に登場することはほとんどなかったが、日常では、結構な頻度で主人公にちょっかいをかけていた。


 実は只のブラコン。

 女子の愛想を勘違いしないように言って聞かせ続けたのは、あまり女の子が主人公に近寄ってほしくなかったから?


 主人公にはそのことをしっかり隠しているが、周囲には結構バレバレ。




幽霊部員

 文芸部幽霊部員。

 主人公が同志と信じて疑わなかったのに、最近はなんだかんだで女子と一緒にいることの多い主人公を、血の涙を流しながら見ている男。

 実は主人公と中学から同じクラス。


 うっとうしいという理由で日記に登場することがとても少なかった。


あらためまして、今までありがとうございました!!

番外を書くことがあったら、またよろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ