表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お前も連載作家にならないか? ~なろうチアーズプログラムの恩恵を120%受けるための最強投稿戦略~  作者: パワハラ上司に連載作家を増やせと言われて短編作家に営業を頑張る下っ端
お前もカクヨム作家にならないか? ~カクヨムロイヤルティプログラムを120%活用するための最強投稿戦略~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/11

最強投稿戦略

※この人は冗談を言っています。

※ネタです。本気にしないでください。ネタです。本気にしないでください。大事なことなので二回言いました。


※ここで使用したデータは2026年4月5日時点の傾向です。今後変化する可能性があります。

待っていたぞ、短編作家!


前回、俺はカクヨムロイヤルティプログラムの深淵なる構造を話した。


広告による作品収益。ギフトによる作者収益。そして、なろうチアーズプログラムとは決定的に違う「過去作が資産になりやすい」という仕様の恐ろしさをな。


ここまで聞いてなお、お前の目は死んでいない。いいだろう。ならば今日は、その知識を実戦の剣へと鍛え上げる。


カクヨムロイヤルティプログラムを120%活用するための、()()()稿()()()だ。一言一句聞き漏らすな!


結論から言うぞ。カクヨムで稼ぎたいなら、やるべきことは4つだ。


1. 長く書け

2. 適正文字数で刻め

3. 人がいるジャンルで戦え

4. ファンを作れ


これだけだ。簡単だろう? ……お前ごときにできるかどうかは別としてな。それではこれからこの4つの項目についてそれぞれ具体的に説明していこう。


◆ ◇ ◇ ◇ ◇


1. 長く書け


まず第一の戦略。


()()()()()()を作れ。


短編作家、お前はたぶんまだこう思っている。なろうみたいに「面白い短編を一発当てればいいのでは?」と。


浅い。実に浅い! その辺の水たまりより浅いぞ!


現実のランキングを見ろ。カクヨムの週間ランキング、年間ランキング、累計ランキングの上位500位の文字数分布を以下に示す。%が高いほどその区間の文字数が多いことを表している。


挿絵(By みてみん)


週間ランキング上位500作品の中央値は約17.7万字だ。またランキングの80%以上が5万文字よりも多い。

年間ランキングでは約31.9万字。10万文字以下は5%にも満たない。ほとんどが10万文字以上で構成されている。

累計ランキングでは約63.7万字。ここに至っては最低ラインが20万文字だ。短編など存在しない。


これが何を意味するか分かるか?


カクヨムのランキングとは、1話や2話でちょこんと顔を出して「わーいランキング載ったー」と喜んで終わる場ではない!


それなりの分量を積み上げた連載が、岩のようにどっしりと上に居座る場なのだ。


週間でさえ17万字だぞ? 文庫本1冊分を優に超えている!


しかもそれが“週間”の基準だ。年間や累計になると、文庫本3冊分、文庫本6冊分まで積みあがる。年間になると10万文字以下の作品など5%以下だ。ほとんどは10万文字を超えている。


一瞬のバズだけでは絶対に届かない。読み継がれ、積み上がり、過去話まで遡られ、ストックとして働く作品でなければ、上位の椅子には座れないのだ。


つまり最初の目標は明確だ。まずは17〜18万字。ここまで書け。これが週間ランキングへ顔を出すための第一関門だ。



何を驚いている。カクヨムで資産を作るとは、そういうことだ。


読者が一人来たら、1話で終わらせるな。10話、20話、50話と、奥へ奥へと読み進めさせる道を作れ。そうして初めて、広告型の収益は爆発するのだ!


なろうチアーズプログラムでは、更新の有無が極めて重要だった。


だがカクヨムは違う。読まれ続ける作品そのものが残る。だから完結長編ですら、置いておけば不労所得の装置として働く可能性がある。


この「過去作が死ににくい」という性質を最大限に活かすなら、答えは一つ。長編ストックを積み上げろ、だ!


◆ ◆ ◇ ◇ ◇


2. 適正文字数で刻め


第二の戦略。


()()()()()()()()()を狙え。


アドスコアの文字数補正式はこうだった。


───────────────────────

エピソード文字数による補正係数 = エピソード文字数 ÷ 2000


※1エピソードの有効文字数は最大10,000文字まで

───────────────────────


お前は数式を見るとすぐ極端に走る。式を見たときお前はこう思ったかもしれない。


「文字数が多いと有利? じゃあ毎話1万字書けば最強では?」


バカか。文字の壁を作って読まれなくなったら何の意味がある!



カクヨムの週間ランキング、年間ランキング、累計ランキングの上位500位の1話当たりの文字数分布を以下に示す。%が高いほどその区間の文字数が多いことを表している。


挿絵(By みてみん)


ランキング分析を見ると、週間・年間・累計のどこを切っても、1話あたり文字数の中央値は約2900文字〜3000文字にきれいに収束している。


週間2919文字。2100文字~4400文字で70%。

年間2957文字。2100文字~4200文字で70%。

累計2904文字。2100文字~4200文字で70%。


ほとんど誤差だ。これは偶然ではない。


カクヨム読者が読む上で、もっとも心地よく、もっとも習慣化しやすい文字量がこのあたりだということだ。2000文字~4000文字。この範囲が一番読みやすくランキングに載りやすい文字数だ。


なお95%の範囲にするならば1500文字~6000文字。多くてもせいぜい6000文字が限界だ。アドスコアの補正係数では正直3までだな。


一般的な投稿作品の傾向として、小説家になろうの一般的な一話平均文字数の分布もここに示そう。


小説家になろうに2023年1月から2026年2月投稿された連載作品を無作為に各月から50件ずつ、1900作品を抜き出したものだ。小説家になろうのデータだが、ユーザーの属性的にカクヨムでもそれほど変わらないと思われる。


挿絵(By みてみん)


これを見ると、中央値は2300文字、1000文字~4400文字で70%、95%の範囲は400文字~7000文字になる。ランキング作品と比べて文字数は広く分布しており文字数も低めになっている。ランキングの分布はそこから読みやすいものが淘汰されていった結果だ。



短すぎれば、満足感がない。薄い。軽い。すぐ終わる。せっかく来た読者が「え、これだけ?」となる。


逆に長すぎれば、重い。読む前に身構えられる。後回しにされる。積まれる。そしてそのまま忘れられる。


Web小説において最悪なのは、嫌われることではない。


後で読もう、で終わることだ。


だからお前が狙うべきは、2000〜4000字の帯域、できれば3000字前後だ。最悪でも6000文字以内にすることだ。


これなら読者の負担が軽く、広告上の文字数係数とも喧嘩しにくい。読みやすく、続けやすく、積み上がりやすい。要するに、最も凡庸で、最も強い。


アドスコアの補正係数が5になるからといって大量の文字数を流し込んだところで読まれないものが生まれるだけだ。



週間ランキング中央値の約17.7万字と、1話約3000字。この二つは綺麗に噛み合う。だから最初の目標はこうなる。


1話3000字前後。それを60話。まずはここまで積め。


これが、今のカクヨムで“最低限ランキングで戦える形”のひとつだ。


◆ ◆ ◆ ◇ ◇


3. 人がいるジャンルで戦え


第三の戦略。


()()()()()()()()で戦え。


ここで「私は自分だけの唯一無二の純文学異能SF歴史恋愛ホラーを書きます」とか言い出すなよ。


それで勝てるなら好きにしろ。だが、収益効率の話をするなら、まず人が群がっている棚へ行け! アドスコアは読まれた文字数で付与される。まず読まれないと話にならない。


店を出すなら大通りの商店街だ。山奥の洞窟で店を開いて「なぜ客が来ないのか」と泣くのは愚か者のすることだ。


カクヨムの人気ジャンルを知るために、カクヨムの週間ランキング、年間ランキング、累計ランキングの上位500位のジャンル数をグラフ化してみると以下のようになる。


挿絵(By みてみん)


なお、カクヨムにおけるラブコメはオタクに優しいギャルなどの男性向け恋愛ジャンル、恋愛は婚約破棄などの女性向けの恋愛ジャンルとなっている。


ランキングを見ると、最大勢力は依然として「異世界ファンタジー」だ。週間で44.6%。年間で50.4%。累計で69.4%。累計に至っては、ほぼ七割が異世界ファンタジーだ。王者だ。


週間ランキングになると、異世界ファンタジーの比率は累計ほど圧倒的ではなくなる。代わりに伸びているのが「現代ファンタジー」と「ラブコメ」だ。現代ファンタジーは累計20.0%から週間29.6%へ。ラブコメは累計6.0%から週間14.4%へ。


つまり、長期の王者は異世界ファンタジーだが、“今この瞬間の熱量”は現代ファンタジーやラブコメに激しく流れている。ここが重要だ。


異世界ファンタジーは巨大市場だ。その代わり競争も激しい。王道を正面から殴り合うことになる。


一方で、現代ファンタジーやラブコメは、今の読者の熱に乗りやすい。


特に週間上位を覗くと、現代ダンジョン、配信、バズ、悪役貴族、ゲーム知識、やり直し、幼馴染、外れスキル、ざまあ……そういった“分かりやすい導入と強いフック”を持つ作品が目立つ。


では、どう選べばいい? 俺の答えはこうだ。


累計という永遠の資産を狙うなら異世界ファンタジー。


週間の爆発的な勢いを取りにいくなら現代ファンタジーとラブコメも強い。


王道の土俵で戦うか、今の熱量を取りに行くか、お前は最初に決めろ。


もちろん、最強は「王道の器に、今のトレンドを差し込む」ことだ。


異世界ファンタジーの中に、悪役貴族、原作知識、配信的見せ場、ざまあ……そういう“今読者が反応する装置”を巧みに混ぜ込む。これができれば無双できる。


読者はいつだって「見たことのある安心の気持ちよさ」を求めつつ、ほんの少しだけ「今っぽい刺激」も欲しがる生き物だからだ!


◆ ◆ ◆ ◆ ◇


4. ファンを作れ


第四の戦略。


()()()()()()。広告だけを見るな。


気持ちは分かる。数字は美しい。だがカクヨムにはギフトがある。


つまり、PVだけではなく、作者そのものに熱量がつく。しかも前話で話した通り、ギフトはただ受け取るだけではない。お前の更新頻度や限定近況ノートなど、作者の活動量がギフトの価値を押し上げる。


これはすなわち、作品だけではなく「この作者を追う理由」を作れということだ。


もし得意ジャンルがカクヨムの人気ジャンルではない場合、ギフトをメインにする必要がある。1人のファンがつけば100円。1PVあたり0.05円とするならギフト一個当たり2000PV相当となる。


もし100人のファンがついたら1万円だ、20万PV相当だ。PVが稼げない場合はこちらをメインにする必要がある。


だから、カクヨムでの戦略は二段構えになる。


広告のために、長編ストックを作る。ギフトのために、ファンとの接点を作る。


作品を読ませるだけで終わるな。読者を作者ページへ引きずり込め! 近況ノートを読ませろ!


「この作者の次も読みたい」と思わせろ! お前を推す理由を作れ!


シリーズを作れ。関連作を置け。更新告知をしろ。読者が“次にどこを踏めばいいか”の絨毯を常に敷いておけ!


カクヨムは、作品単体で完結する世界ではない。作品から作者へ。作者から次の作品へ。


そうやって導線を作った者が、過去作を永遠の資産にし、熱狂的なファンの支援(物理)まで受け取るのだ。


広告は、読まれた文字量の世界。

ギフトは、読者の好意の世界。


この二つを同時に取りにいける作者こそが、カクヨムの覇者となる!


◆ ◆ ◆ ◆ ◆


ここまでのまとめだ。


1つ。まずは60話、17〜18万字を目指し、週間ランキングの土俵に立て。

2つ。1話3000字前後で刻み、読者の習慣に合わせろ。

3つ。ジャンルは人がいる場所で選べ。王道の器にトレンドを混ぜろ。

4つ。広告だけを見るな。ファンを作り、作品から作者へ流れる導線を設計しろ。


そして最後にもう一つ。


60話で終わるな。週間に入ったら、次は108話、31万字だ。年間を狙え。そこまで行ったら、次は207話、63万字。累計を狙え。


つまりカクヨムとは、“どこまで続けられるか”の己との戦いでもある。途中で心が折れた瞬間、お前の資産形成は止まる。だから続けろ。読者が次を読む理由を、毎話作れ。


それだけだ。簡単だろう?


……お前にその根性があるかは別だがな。


どうだ、短編作家。少しは見えてきたか?


カクヨムで勝つとは、短編を何本も投げて小銭を拾うことではない。読まれる形式で長く積み、熱量を集め、強固な作品資産を築き上げることだ!


ん? どうした短編作家。カクヨムの過酷な仕組みに怖気づいたか?


震えるな。俺が教えてやったのだから――



ん? どうした?



それって、なろうじゃなくて、カクヨムの方で連載作家やる方がよくない? ………だと?


……。


…………。


………………。


……………………。


それを言っちゃあお仕舞いよ!!!!!


待て。


いや、待て待て待て待て! 早まるな!


話はまだ終わっていない!


そう簡単に魂を他社に売るな! 俺の立場を考えろ!


次話だ。次話で決着をつけてやる。


なろうチアーズプログラム vs カクヨムロイヤルティプログラム。


どちらで書くべきか。どちらがどう強いのか。


次回、全面戦争だ! 絶対に逃げるなよ!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ