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お前も連載作家にならないか? ~なろうチアーズプログラムの恩恵を120%受けるための最強投稿戦略~  作者: パワハラ上司に連載作家を増やせと言われて短編作家に営業を頑張る下っ端


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/5

最強投稿戦略

※この人は冗談を言っています。

※ネタです。本気にしないでください。ネタです。本気にしないでください。大事なことなので二回言いました。


待っていたぞ! ここまで離脱せずについてきたということは、もうお前は未来の連載作家だな。


さて前回、俺が示した絶望的な仕様……あれを理解した上で、それでも稼ぎたいというその眼光、素晴らしい! 並みの作家では稼げないことが分かっただろうに、それでも踏み込むか。


では、結論を話す。なろうチアーズプログラムの恩恵を120%受けるための、最強の投稿戦略だ。一言一句聞き漏らすな。これを実践するかしないかで、お前の口座残高の桁が変わるぞ。


まず前提としてあるのは()()だ。短編で稼ぐのは地獄だ。修羅の道だ。継続して稼ぐなら連載を選べ。なぜ連載を選ぶべきか? それは数字を見れば明らかだ。


まず、1PVあたりの単価だ。月間10万PV以上あるような中~長編連載作品(100話~500話規模)では、1PVあたりの収益性は0.03円~0.04円になる。対して短編は、投稿月に限り1PV約0.05円くらいになる。



おい、やっぱり短編の方が単価が高いじゃないか? そう思ったか? その思考が短慮だと言うのだ!



なろうリワードの出金上限*は月間50万リワード(50万円相当)だ。この上限に到達するために必要なPVを計算してみろ。連載作品なら月間約1666万PV(PVあたり0.03円で計算)。短編作品なら月間約1000万PVだ。


*なろうチアーズプログラム利用規約より

https://syosetu.com/site/cheersprogramrule/


これだけ見れば短編の方が楽に見えるかもしれない。だが、現実を見ろ。現在投稿されている最上位の短編作品ですら、月間50万PV程度が限界だ。月間ランキングでは10万PV程度、つまり、短編だけで上限を目指すなら、累計ランキングレベルの短編を()()20本投稿しなければならない! 月間ランキングでも100本だ! しかも短編のボーナスは一瞬で終わる。翌月にはまたゼロから、20本の神短編を生み出さなければならないのだ! お前は小説の神か? そんなこと人間には不可能だ!


対して最上位の連載作品はどうだ? 1作品で月間1666万PV以上を実現し、たった一本で上限の50万を叩き出すことができる化け物が実在する! これを見てもまだ、短編が有利だなどとほざくのか?



……ふむ。少し話が大きすぎたか。では、現実的なラインの話をしよう。お前が月10万円を稼ぐために必要なラインだ。


連載作品で約300万PV。これを稼ぐための、()()()()の具体例を授ける。


【複数作品同時連載術式】これだ。39作品や120作品は流石に必要ないが、最低3本、理想は5本の連載を同時に走らせろ。なろうチアーズは作品単位で計算される。リスクを分散させ、期待値を上げろ。1本あたり月間100万PVを目指す連載を3本持てば、合計300万PV。これで月10万円の壁は突破できる!


なぜ複数本の連載を同時に走らせるのか、それはリスクの問題だ。1本だとエタった時点で即終了。新しく連載を始めても立ち上がるのに時間がかかる。2本だと少しましだが、新しく始める場合は1本あたりの負担が大きい。だから最低3本だ。あまり増やしすぎると逆に更新が難しくなるしエタる可能も高まる。だからせいぜい5本程度を目指すのがよいだろう。


そして月間ランキングに入れる程度の作品を目指せ。月間ランキングの連載作品は月間100万PV程度になるだろう。


更新頻度は週2回~3回、1話2000文字以上の定期更新。100話以上の連載作品を増やせ。話数が少ないと目次の影響が大きく非効率。なるべく話数を増やせ。これが黄金律だ。毎日更新? できるならそれが最強だ。だが、お前ごときにそれが続けられるか? エタったら終わりだ。エタった作品の係数は0.1だぞ? 死と同義だ。ならば、質を落とさず続けられるペースを守れ。少なくとも月に1回は更新すること。ボーナスが切れそうになったら更新、切れそうになったら更新。これを繰り返すことで、お前の作品は常に「確変状態」を維持できる。常にアクセルベタ踏み状態だ!


文字数は1000文字以上が必須だと言ったな。だがギリギリを攻めるな。2000文字~5000文字書け。読者の満足度を上げ、ブックマークを剥がされないための防壁だ。「短すぎて読む気がしない」と思われたら、PVそのものが消滅する。本末転倒だ。


そしてジャンルだ。ジャンルはファンタジーか恋愛にすること。好き嫌いではない。更新された瞬間に読まれる場所を選べ。異世界転生、追放、ざまぁ、スローライフ、異世界恋愛、婚約破棄、王道ファンタジー、悪役令嬢。なろうのPVのほとんどはここにある。人がいる場所で戦え。大きく稼ぎたいなら、ちゃんと戦略を立てろ。エンタメを提供するのだ。月間ランキングや四半期ランキングを研究しろ。今何が受けていてどういう作品が求められているのか考えろ。


以下は月間、年間、累計ランキング300位に含まれるジャンル数をグラフ化したものだ。ほとんどが恋愛、ファンタジージャンルに集まっていることがわかるだろう。


挿絵(By みてみん)

@2026/1/22


月間ランキングには約200作品が恋愛ジャンルだ。累計ランキングでは約200作品がファンタジージャンルだ。


また週間ユニークユーザー上位1000作品のジャンルも同様だ。ファンタジーと恋愛で約86%を占めている。


挿絵(By みてみん)

@2026/1/24


読む人が少ないジャンルの話を投稿したところでたいしてPVは得られない。PVを稼ぎたいなら人がいるところへ行け。人が集まるジャンルは限られているのだ。そしてわざわざテンプレを外す理由がない。なろうチアーズプログラムは読まれないと稼げないのだ。そこを理解しろ。


読まれないで稼ぎたい? 何をバカなことを言っている。なろうチアーズプログラムの原資は広告だ。広告が見られないと原資は集まらないのだ。読まれないやつが利益を得られると思うな。



読まれる目安として、1本あたり月間100万PV程度を目標に連載を行うこと。そうすれば複数の連載で300万PV~500万PV得られるわけだ。そうすれば月額10万円は固い。


PVが達成できなさそうなら作品を完結させるか更新頻度を下げ、別の作品を連載しろ。定期的に完結させ作品を入れ替えろ。ファンを増やしてどんどん作品を増やしていくのだ。


どうだ、月間10万円稼ぐプランができてきただろう?


……まだ迷っている顔だな。ほう、短編でも数さえ打てば稼げるのでは? と思っているのか?



10万円を稼ぐとすると短編なら約200万PV。確かに、これなら現実的だ。手が届く領域だ。だがここでも罠がある。()()200万PVを短編で稼ぐには、月間ランキング入りするレベルの短編を毎月20本は書き続けなければならない。年間240本以上だ。ネタが尽きるか、精神が尽きるか。どちらにせよ破滅だ。こんなのは現実的ではないだろう。AIにでも書かせるのか?



というか、それだけ書けるのなら連載作品もかけるだろう。お前はアホなのか? なぜそんなに短編にこだわるのだ! 誰かに脅されているのか!



俺の経験からみて、今のお前に足りないものがある。()()()だ。


お前、もしかして、今の補正係数が永遠に変わらない、とでも思っているんじゃないか? 一体いつから補正係数が変わらないと錯覚していた? なろうチアーズプログラムは、どう見ても連載作品の増加を意図して設計されている。そんな中、システムの穴を突くように短編を量産する作家が増えたらどうなる?


予言してやろう。かなりの確率でナーフ(下方修正)される。短編の補正係数が減らされるだろう。今は補正係数が1だが、それが0.8になったら? 書かなくてはいけない短編の数は25%増えるってことだ。


まだ書ける? では補正係数が0.5になったら? 労力は200%だ! 倍の力をかけないといけない。それでもまだ、お前は短編にしがみつくのか? もう二度と短編が書けなくてもいいという覚悟と決意でも持って取り組むのか? もうどうなってもいいや、とでも思っているのか? いやどうなってもよくないだろ! 


創作はサバイバルだ。最後に立っていたものが勝ちなのだ。持続不可能な行動をしても意味がない。


その時になって連載を始めてももう遅い! 連載を捨て短編を選んだところでざまぁが始まるだけなのだ。悪いことはいわん、今のうちに連載という城を築いておけ!


少し脱線したな。



最後に、作品を書くだけで満足するな。良いものを書けば読まれる? 寝言を言うな! 


どれだけ美味いラーメンを作っても、山奥の看板のない店に客は来ない! 更新したら即座にXで告知しろ。タグを使え。トレンドに乗れ。外部からも読者を集めるのだ。フォロワーを増やせ、自分自身の宣伝能力を高めるのだ!



そして活動報告だ。耳の穴をかっぽじってよく聞け。


なろうにおける活動報告、通称『割烹』を単なる日記だと思っているなら、その脳みそは今すぐリセットしたほうがいい。あれは日記ではない、読者のマイページに対する無差別爆撃ツールであり、作者というコンテンツへの信者獲得プログラムだ!まさかとは思うが「第〇部分投稿しました」の一行だけで終わらせてはいないだろうな? 愚か! 圧倒的愚か! それは資源の無駄遣いだ! いいか、なろうのシステム上、小説の更新通知とお気に入りの活動報告の更新通知は別枠で飛ぶ。つまり、小説投稿と同時に活動報告を書けば、読者の通知欄に二重のフックをかけることができるんだ! 単純接触効果、ザイアンスの法則を知っているか? 人間は接触回数が多い相手に好意を抱く! 読者の視界にお前の名前が入る回数を物理的に倍増させる、これが第一のメリットだ! だが真髄は中身にある! 読者は作品を読みに来ているが、同時に作者の思考を覗きたがっている生き物だ。本編では語り切れなかった設定、裏話、キャラクターの誕生秘話、あるいは執筆中に食べていたおやつの話でもいい、これらを「餌」としてばら撒け! 例えば「実はこのシーン、当初のプロットではヒロインが死ぬ予定でした」などと書いてみろ、コメント欄は「生きててよかった!」「いや死んだほうが展開としては……」と議論の嵐になり、その熱量がそのままPVに還流される!さらに重要なのがコメント返しだ! コメントがついたら即座に返信しろ、なんなら質問コーナーを設けて自分からコメントを誘発しろ! 読者と交流することで「この作者は自分たちの声を聞いてくれる」「この作品は我々と共に作っている」という共犯者意識を植え付けることができる! この「コミュニティ化」こそが連載の生命線だ! 完結したあとも、新作を投稿した瞬間に「あの作者の新作なら読むか」となる固定ファン、いわゆる「信者」を囲い込むには、作品の質だけでは足りない、作者という「人格」を売る必要があるんだよ! 書籍化作家を見てみろ、彼らは活動報告でイラストを公開し、書影を見せ、特典SSの情報を出し、巧みに購買意欲を煽っているだろう? あれを真似ろ! まだ書籍化していないお前にもできることはある! キャライメージを載せるもよし、相関図をテキストで貼るもよし、なんなら誤字報告に対する謝罪ですらエンタメに昇華しろ! 「あ、割烹エディター(https://k-editor.com/)っていうツールを使うときれいな割烹にできるよ!」 「お前も割烹芸人にならないか?」 誰だ今の。 「誤字報告ありがとうございます、あの誤字は伏線ではありませんが、面白かったので採用します」くらいのユーモアを見せろ!  そうやって「人間味」を出すことで、読者はbotではなく人間にファンとしてつく! PVとは数字ではない、人間の可処分時間の奪い合いだ! YouTube、TikTok、Netflix、あらゆる娯楽がひしめく現代において、お前の小説を選んでもらうためには、作品の外側に「お前」という強烈な付加価値をつける必要がある、そのための最強かつ無料のツールが活動報告なんだ! 分かったか! 分かったら今すぐ活動報告を作って、ファンを作るための活動を始めろ!!



……ハァ、ハァ。おっと、少々熱くなりすぎたようだな。



聞いてくれ。俺は何もお前に、クソみたいな引き伸ばし作品や量産型テンプレを書け、と言っているわけではない。このシステムは、読者を楽しませるために汗をかき、定期的に物語を提供し続けるエンターテイナーへの報酬だ。読ませる努力と、続ける根性。この二つが揃った時、チアスコアはついてくる。


どうだ? ワクワクしてきただろう? 自分の書いた物語が、多くの人間に読まれ、そしてそれが金となって返ってくる。その金で美味い飯を食い、新しい資料を買い、また新しい物語を書く。これぞ創作の永久機関! 至高の領域だ!


素晴らしき才能を持つものが、評価されずに儚く消えてゆく……俺はつらい、耐えられない。だから連載作家になってくれ!


さあ、筆を取れ! お前のその手で、最強の連載を始めるのだ! 小説家になろうと永遠に連載を続けよう!


さあ、連載作家になれ! 連載作家になると言ええええ!!!!






……ん? 


なんだ、あの黒い影は。凄まじい圧力を感じる……。この気配……まさか、あの方か?

※ネタバレ:次回パワハラ上司が登場して下っ端は爆ぜます。

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