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夜の空のクラゲたち

作者: 薄雪草



ふんわ、ふんわ

夜の空を泳ぐクラゲたちは

今日も本物の月を見あげて


透明な体をゆっくり、ゆっくり


どこに行くの


空のうみに流されて

流されていくの

どこかに



ふんわ、ふんわ

月が空高くにかかるとき


ふんわ、ふんわ

月に惹かれたクラゲたちは舞う


アイスブルーの夜空のなかを

どこまでも、やわらかく泳いで


ときどきはくるんと回って

地球をみているよ


夜明け前には透明になって

ふんわ、ふんわ


夜空から朝にあいさつしたら

ふんわ、ふんわ


お空の彼方に向かって

ふんわ、ふんわ


やがて見えなく

なって

いく













         ………ふんわ、ふんわ

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― 新着の感想 ―
[良い点] アイスブルーの夜の空に浮かび、そして流れていく透明なクラゲたちの描写がとても幻想的ですね。 ふんわ、ふんわ、という表現が、ふわふわ、ふんわり、のどちらも表しているようで、印象的です。あり…
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