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ある戦争未亡人の歌



 ──かくまでも醜き国になりたれば捧げし人のただに惜しまれる──


 偶然知ったことだが、この歌は90歳を越されたある戦争未亡人が謳ったものだ。20歳前後で夫が戦死し、遺された子供と共に生き抜き、今ではひ孫までいる。その戦争未亡人が今の日本を眺めて謳ったものだという。

 ──何を感じるか? この戦争未亡人の嘆きを実感できるだろうか? オレは強い共感を持ってこの歌をきいた。

 とくに日本の若者にこの歌の意味をよくわかってもらいたいと述べたとすれば、何か差し障りがあるのだろうか。



 薄明のなか愛犬シーズーのシーと散歩をすると、ダークブルーの東の空が底辺から(あか)く染まっていた。この壮大な光景が何を意味するのか? 人間の街並みが小さく見える。人類など宇宙のなかではほんのちっぽけな存在でしかないのだ。




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