ユダヤ人のことば
世界史は表層的なことしかわからないし、ユダヤ人の歴史にも無知であるが、Googleで検索すると次のように書かれてあった。
──「ユダヤ人」は、キリスト教文化圏では一種の宗教的差別概念、また少数派、無国籍放浪者としての社会的差別概念を含む言葉として用いられてきた。 現在、イスラエル人やユダヤ教徒、またはユダヤ教がもたらした伝統や文化を堅持している人々を指して、ユダヤ人と呼ぶとする──
第二次世界大戦下のヒトラーによる大虐殺にとどまらず、古くからユダヤ人は欧州で数々の迫害を受けてきた。欧州とは、すなわちキリスト教社会。「イエス・キリストはユダヤ人によって、ゴルゴタの丘で十字架に磔にされた」との俗説が言い伝えられてきたからだ。
しかし、ユダヤ人は世界人口の2%に過ぎないが、世界財産の30%以上を所有している。ユダヤ金融資本が有名だが……
TikTokにユダヤ人に伝わる教えが紹介されていたので、興味のある教えだけ2つ選んでみた。
──本を読まなければ、どんだけ遠くまで歩いても郵便配達員でしか過ぎない。
──聖者のように考え、普通の人のように話す。
ユダヤ人は、イエス・キリストを十字架に架けて殺した罪人として、キリスト教社会で強烈で徹底的な迫害・弾圧を受けた。このため、土地を所有することなどもってのほかで、農業もできず、また、ほとんどの職業に就くことは禁止さた。唯一許された ──というよりキリスト教徒から忌み嫌われた── 職業が、利子を取り扱う職業、つまり高利貸しや金塊の保管人、両替商などの金融業で、Goldsmith(銀行)だった。これにより、ユダヤ人は金融を取り扱うプロになっていき、現在の金融システムを作り上げた主因となった。
若者の読書離れが危惧されて久しいが、 ──電車でもほとんどの若者がスマホを片手にし、本を読んでいるものはごく稀だ── 本を読まなければ、どんだけ遠くまで歩いても郵便配達員でしか過ぎないということを、多くの日本人の若者は認識していないだろう。 ──とくに日本人の男性は老若ともに重篤だ──
今回はユダヤ人について触れたが、ガザ地区への執拗な攻撃を目の当たりにすると、 ──けっして、聖者のように考えてはいない── やはりユダヤ人に対する嫌悪感が沸いてくる。あまりに合理的過ぎる価値観は非人道的であり、彼らへの憎しみが、第ニのヒットラーを生み出してしまうのではないだろうか?
オレは愛犬シーズーのシーの寝息を聴きながら、YouTubeのニュースを観てそう感じてしまった。大いなる太陽の光は、平等にすべての生命に降り注ぐ。その宇宙の声を無視してしまってはいけないのだ。