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『ゆきゆきて、神軍』



 U-NEXTで、1987年公開のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍(しんぐん)』を観た。マイケル・ムーア監督が大絶賛した異色作。

 この映画をご存知の方はどのぐらいいるだろう。1987年公開ということは、日本ではバブル期がはじまるちょうど前ぐらいだ。


 今回オレは、U-NEXTでこんな映画があることをはじめて知ったが、『ゆきゆきて、神軍』という妙なタイトルは、ずいぶんむかしに聞いたことがあったような気もする。


 太平洋戦争の飢餓地獄・ニューギニア戦線に投入された独立工兵第36連隊の兵士だった奥崎謙三は、後々になって、終戦後23日も経ってから、かつて自らが所属した第36連隊のウェワク残留隊で、隊長による2人の部下射殺事件があったことを知る。義憤に駆られた奥崎は、殺害された2人の兵士の親族とともに、処刑に関与したとされる元隊員たちを訪ねて事件の真相を問いただしていくが、誰の口も重かった。

 奥崎は、時に暴力をふるいながら証言を引き出すと、生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされていく。


 事件の真実と、その後の奥崎謙三の生涯については省略するが、ニューギニアの現地ではここに記載するのが(はば)かれるほどの飢餓地獄だったようだ。

 もしこの映画に興味が湧いた方は、U-NEXTで簡単に観れるので、ぜひ驚愕の真実を確かめてみてほしい。


 昭和天皇裕仁(ひろひと)は、戦後、国民に対して謝罪していないと、奥崎は(おく)することなく ──タブーともいうべき言葉を── 何度も激するようにいっていた。 ──昭和天皇パチンコ狙撃事件も起こしている──

 正しいのか間違っているのか? ーこの世の中に正しいものなどないかもしれないがー という議論はあとにして、まず映画を観れば、マイケル・ムーア監督が激賞したドキュメンタリー映画だと実感されるだろう。



 今朝も薄明のなかを愛犬シーズーのシーと散歩をした。今年は暖冬なのでそれほど寒くもなくありがたい。シーと一緒に見つめた東の空が底辺から色づき美しかった。




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