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堀辰雄 Part2



 堀辰雄は大学の4年生の頃に、まず『風立ちぬ』を読み、とくに最後の章「死のかげの谷」にふれて、心の奥底に響くものを感じた。そらから『美しい村』『菜穂子』と読み続けた。

 堀辰雄の弟子でもあった中村真一郎によると、堀辰雄はその容姿通りのまことに自己抑制のきいた、穏やかな人柄の、品位と香気(こうき)のある人だったそうだが、オレもそのような雰囲気を作品にも感じ、そのような高貴なところに惹かれたと思う。 ──なんとなく原民喜にも、同じようなものを感じるが──


 オレも、堀辰雄のように「本によって本を書く」方法で、小説を書いてみたいと思っている。例えば、Rimbaudの『地獄の季節』最後の詩「別れ」から新しい小説を書いてみたいと……



 最近、愛犬シーズーのシーとの朝の散歩は1時間ほども費やしている。なぜならシーは、いろいろなものをクンクンしてなかなか前に進んでくれないからだ。


 ──シー、もう行くよ!


 薄明の散歩中に何度も言っている。

 それでも夜明けの空は、いろいろな不思議な表情があり、神秘的で幻想的な色彩に包まれている。

 今夜もシーはオレにお尻を向けて寝息を立てているが……


 ──シー、そろそろ散歩だよ!




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