文学の森
YouTubeで、【文学の森】プレイベント 平野啓一郎×木村綾子「平野啓一郎自身の文学の歩みを紐解く」を観た。およそ90分のZOOMでの対談を動画にまとめたものだ。
内容も、これまでの読書遍歴を平野啓一郎自身が語るというもので、とくに彼が京都大学学生時代に芥川賞を受賞した『日蝕』を執筆する以前に、どのような小説を読み、どのような影響を受けたのか興味深いものだった。 ──エリアーデ、森鴎外にとくに影響を受けたようだ──
やはり、彼の読書遍歴は凄まじく、主要な世界文学から日本の主な文豪に至るまで網羅されている。
純文学の小説家を目指す人間にとって、執筆以上に、可能な限り多くの小説を読むことこそ、唯一、自分の小説のレベルを向上させる道だと納得させられた。 ──膨大な読書から才能は生まれる──
言うまでもなく、寝る時間を惜しんでもよりたくさんの小説や詩を読まなければならない。
愛犬シーズーのシーが起きたけれど、まだ曙光の気配はない。あと1時間ほどしたら朝の散歩に出かけよう。薄明のなかいつものように底辺から色づく東の空を、シーと一緒に眺め宇宙の声に耳を澄ませるのだ。