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大公殿下のお忍び訪問  作者: 尚文産商堂


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30/55

第30話

3日後、インターネットが使える手野武装警備の一室にて。

「お待たせしました」

イヤカムをつけた状態で、東部が挨拶をした。

ほかの2人はすでに部屋に入った状態だった。

「お待ちしていました。では、さっそく始めましょう。今回はここの通信設備を使って、基礎訓練から行うことにしております。簡単に言えば、チュートリアルですね」

ブランシュに席に座るように促されると、東部は指定されたVRゲーム筐体用のパソコンの前に座る。

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