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第24話
「まあ、ゲームは必要かどうかは定かではないが、最低限の知識があった方が、会話を円滑にするためにもいいだろう」
上杉課長がブランジュにこたえると、今度は中家らに向く。
「手野武装警備の方も同様にしてほしいところです。日本語版でよいとは考えますが、説明書なり、解説書なり、ゲームをプレイするなりして知識を身に着けてほしいと考えます。いかがでしょうか」
「わかりました。こちらの担当につきましても、一度目を通させましょう。しかしながら、ゲームをする時間があるかどうか……」
「セブンスワールドはかなり広いオープンワールドになっています、おそらく1か月足らずでは全てを知ることはできないでしょう。しかし、オフ会で必要になるであろう最低限の知識を得ることは十分に可能であると考えます」
ブランジュが中家の発言に対して、その心配はない旨答えた。
これをもって、一度プレイしようということに話は決まった。




