大公殿下のお忍び訪問

第2話

会議が終わると、すぐに第零小隊は手野市へと向かう。

先遣隊として手野産業の一団とまずは会議を行い、その後やってくるラングマン大公方の職員とも打ち合わせを行うためである。

まだ大公方は来ていないので、今のところはテレビ電話などで行動や旅程の状況、護衛の程度、生きたいところの確認、パーティーやレセプションの類の有無などを、手野産業の人らに確認をしなければならない。

手野島がある小笠原諸島の南部から専用飛行艇でまずは千葉沖へ。

そこから電車と新幹線を使って大阪へと向かい、手野鉄道を使って手野市へと向かった。

手野鉄道手野駅を5人が下りると、手野産業からの使いの人らが待ち構えていた。