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第一話 日常は終わる

1話です。戦闘少しありますけど正直描写下手です。難しい、、、

 異世界来訪者殲滅戦争から五百年、町にはビルが立ち並びインフラも整備され、現代的な様相を呈していた。

 その中でやはりと言うかなんというか喧嘩の絶えない不良、チンピラと言う人種も多くいる。そんな人種の三つの影が廃ビル群を駆け抜けていた。

「クッソ!なんだよあいつ!」

「イテェ!イテェ!畜生!服見りゃわかんだろが!ENVのサツだよ!サツ!」

「そんなこと言ってんじゃねえよ!俺の針が全く通らねえぞ!?おかしくねえか!?」

「お前らそんなこと言ってる場合か!?俺の防壁はぶち破る、ジンの針は全力サイズも弾かれる、ジャックはそもそも役に立たねえ!しかもサツの足は以上に速すぎじゃねえか!?どうすんだこれ?どうすんだこれ!?」

「役に立たねえって言うな!」

「うるせえ!とにかく逃げるんだよおぉぉぉぉぉ!!!」

 青年ジン・アーレイは一言でいうとチンピラである、さらに能力者でもあるこの世界は人口の約十分の一が能力者であり組み合わせとしてそこまで珍しくもないが彼ら三人が三人とも能力者である。

 銀髪の目つきのも相まって如何にもガラの悪そうな青年(実際悪いのだが)ジン・アーレイ、能力は「針」針を生み出しそれを飛ばしたり自身の体の一部を針にできるという至極単純な能力だ。先ほど全力で撃った針を簡単に跳ね返され実はかなり意気消沈している。

 そして現在左腕を骨折しながらも必死に走っている黒髪ロン毛の青年がアイヴェル・ローディン能力は「防壁」だが先ほどその機銃すら防ぎきる防壁を砕かれかなり落ち込んでいる。

 そしてもう一人の二人より少し背の低いサングラスをかけた坊主で右耳にピアスを付けた青年がジャック・パライザ彼の能力は「ソナー」、音を発してそれを探知する能力、勿論この状況で役に立つことなど全くない。

「待たんか貴様らぁぁぁぁ!神妙にお縄につかんかぁぁぁぁぁぁ!」

 そしてその三人を追うのは創業六百年、今や世界中で警察の業務すらしている大会社ENVの警務部の戦闘課エドワルド・マビルスク禿げ上がった頭と48歳男性23cm、体重137Kgの大男だ。

 このような状況になるにはそんなに深くない事情があった。






30分前

「よっしゃー!今日も勝ち!!こっちは終わったぞぉ!」

「俺たちも終わった。流石に数が多かったなクソ!」

「かぁぁぁぁぁぁ、やっぱ攻撃系の能力は強いなぁ、おい魔法覚えようかな?」

「ははは!!やめろけやめとけあれは低学歴の俺達が思い付きでやるもんじゃねえだろう?。ジャック、お前のおかげでこいつらに気づけたんだ。お前がいなかったら俺たちがのされてたよ」

「まぁ俺は最後まで立ってるだろうがな?」

「は?」

「あ?」

「すぐ喧嘩するぅ、やめんか馬鹿ども」

 この三人は俗に言うチンピラだ。故に喧嘩も良くするし三人での能力を使用した喧嘩も小さい頃から繰り返ししているという関係上、非能力者よりも圧倒的に強い。なので恨みを良く売るし買われるのだ。

 今回の場合はゲームの購入帰りの時に待ち伏せされていたのだが、それをジャックが簡単に察知後は三人でボコるだけだ。

「あ~、やべぇ忘れてた。」

「どうした?ジャックさっきゲーム買った時何か買い忘れてたか?」

とジンが聞くと。

「いやな、さっきの喧嘩中に南南西50m当たりに立ち止まってる奴が何かいてな?」

「おい、それ不味くないか?まさか通報されてないよな?」

 アイヴェルが問い掛けると。

「ハハハそのまさかなんだよな!」

 と、三人にとって誰も知らない重厚感のある声が聞こえた。

 瞬間、三人に戦慄が走る。

「ジャァァァァァック!!!!なんだこいつはぁぁぁ!!なんで教えなかったぁ!!!」

「知らねぇよッ!なんだこいつは俺が全く気付けなかったぞッ!?」

「ド畜生!!ENVの警察だ!クソが通報されたんだ!!!」

「能力の無免許での使用に、能力を使った暴力行為それと同時についてくる暴行罪で貴様ら三人をこの私END社警務部戦闘課所属!エドワルド・マビルスクが逮捕する!!」

 その言葉とともに振りかぶられる拳

「バリアウォール!」

 危機感を覚え、前に出て防ぐアイヴェルしかし・・・

「ほう、防御系能力者か!しかし!そんな薄壁我が能力‘鉄血’の前には無力と知れぇ!!鉄血変形、右腕!射突拳(フィストバンカー)!」

 能力「鉄血」それは自身の肉体を文字通り鋼と化しさらに機械化する能力その状態で放つ拳は。

 まさに、読んで字のごとく。

「嘘だろこんな簡単に!?」

 「鉄拳」である

 そしてそれはアイヴェルの作った防壁をいともたやすく砕きアイヴェルの腕をまるで木の棒かのようにへし折った。

「ぐをぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「アイヴェェェェル!!」

 アイヴェルが痛みに吠え、ジャックが叫ぶ。

「大針撃!」 

 本能的に危険を感じ、本気で、全力で、最早殺す気で、長さ1メートル太さ最高30cmの巨大な針をエドワルド目掛けて飛ばすジン

「馬鹿ッそれは人を殺す・・・うそぉ」

 金属と金属がぶつかり合う音、それはジンの持つ最高の技「大針撃」機銃の連射すら防ぐアイヴェルとの喧嘩ですら使うことはしないと決めていた一撃である。

 そんな一撃をENV社の男はその体で簡単に容易に当然のごとく受け止めた。

「ふむ、悪くないその歳で私にここまで響かせるこの一撃、悪くない。実に悪く無い。」

 普通なら絶望して動けなくなる光景、しかしショックにショックが重なると、以外にも人は冷静になるものだ。ジンはそのタイプだった。

「アイヴェル動けるか?」

「痛ゥ、痛みは凄いが、まぁなんとか、」

「よし、ジャック!」

「はッ!よ、よし分かった。」

 ジャック・パライサの能力「ソナー」はぎりぎり聞こえるくらいまでに音の高さを低くしたり索敵範囲を広げるために音を大きくすることも可能だ。

「鼓膜潰れな!撃音波!!」

 甲高く、飛び跳ねる程の爆音がエドワルドを襲う。

「ぐ、うるさっ!」

 耳を防いでいた三人はそんなエドワルドの反応を見ずに背中を向けて。

「「「逃げるぞぉぉぉぉ!!!」」」

 一目散に全力でしっぽを巻いて逃げ出した。


 そして今に至る。

「それよりジャック!なんであいつに超音波使わないんだ!?」

「あのおっさん多分だが能力で体が金属になってんだ!だからいつも使ってる人間探知用のソナーに反応がなかったんだ畜生!俺の能力が全く通じねえ!どうしよう!」 

 ジャックの使うソナーは全力出力であれば三半規管を狂わせる程の威力を持つ、さらに魔力を付けて行うためその効果は即効性と効能が上がり実はジャックの能力は戦闘において()()強いこの結構と言うのは結果に対して魔力使用量が非常に高いという燃費が悪さが理由だ。そんな超音波はエドワルドの能力「鉄血」とはこれでもかと言うほど相性が悪い。体が金属であるためにソナーにも人とは全く異なる反応が返ってくる。さらに超音波も体全体に響き渡るので分散し効果がかなり薄い。

 

「あぁクソダメだ・・・悪い、痛みで・・・意識・・・・が・・・・」

 倒れるアイヴェル。当然だ戦闘後、もう終わったと緩み切りほぼアドレナリンも出ていない状態で受けた一撃、ここまでもったことこそを賞賛すべきだった。

そして残された二人にとって仲間を見すてるという選択肢はない

「クッソ、やるしかねぇ覚悟決めろよ!ジャック!」

「俺の肉盾は一回までだ!何とかしろよ!?ジン」

それはつまり絶望的な相性且つ圧倒的力の差のある敵と戦うことを意味していた。


読んでくださってありがとうございます。続きは近日中に書きます。誤字脱字ありましたら行ってくださると嬉しいです。

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