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魔剣の騎士と白竜姫〈ドラグニア〉 ~平凡な冒険者ですが、伝説の生物と一緒に「最強」を目指すことになりました~  作者: 矢代大介
エピローグ 旅立ちの序曲

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巻末付録 本編後のプロット

※ご注意…

 公開にあたって文章は整えてありますが、自分用のメモを基に書き上げたもののため、やや読みにくい部分が存在する恐れがあります。

 あらかじめご了承の上で読んでいただけると嬉しいです。



第5章…


 エレヴィアの町を出立したトーヤ達は、冒険者組合で手ごろな護衛依頼を引き受け、乗合馬車で次の町へ向かうことになる。

 同じ依頼を受けた他の冒険者と顔合わせする際、やや柄の悪い冒険者たちと諍いに発展。その場は依頼主のとりなしで収まり、改めて旅が始まることとなった。


 順調な旅が続いていたが、ある時出発前に絡んできた冒険者たちに因縁を付けられ、再び諍いに発展。

 アスセナを目当てに言い寄ってきたことが判明し、当のアスセナに「自分たちの元に来ないか」と勧誘を持ちかけるが、本人は「トーヤよりも強いヒトなら考える」と発言。トーヤと冒険者で一対一の模擬戦が行われることになる。


 難なく勝利を収めたトーヤに対し、なおも難癖をつけて来る冒険者だったが、そこに突如強力な魔物が出現。

 依頼を受けているにも拘らず、因縁をつけてきた冒険者が遁走を図る中、トーヤとアスセナは二人で協力し、襲い来るまものを撃破。

 歴然たる実力差を見せつけ、どうやっても敵わないことを悟らせることで、一連の騒動は集束を迎えるのだった。




第6章…


 紆余曲折の末、青のほこらにほど近い街「アルナム」へと到着したトーヤ達。

 ほこらの踏破をめざして突入した二人を待ち受けていたのは、「様々な状況下での対応力」を図る、いわば知の試練とでもいうべき試練だった。


 やみくもに戦うだけでは破壊できないゴーレム。物理的な手段を無効化するスライム。有効打となる炎が使えない森林地帯で襲ってくるトレントの群れ。

 冒険者としての知識と機転をフル活用し、迷宮の主へとたどり着くトーヤ達だったが、主の猛攻と決定打を欠く戦局にジリ貧となり、ついにはトーヤが瀕死の重傷を負う。

 その時、トーヤを死なせたくないという一心で、アスセナがその身に宿した竜の力を開放。人の姿を保ちながら、肉体の一部を限定的に本来の姿へ戻す妙技――「限定回帰」を駆使することで、辛くも迷宮の主は討伐されるのだった。




(以降、章区切りは未定につき章表記は撤廃)




 その後、青のほこらを踏破したトーヤ達は、その勢いのまま出立。

 しばらくの後、地図に記された「紫のほこら」へと突入したトーヤ達は、精神と感情を揺さぶり、挑戦者の勇気を試す仕掛けに溢れた「勇気の試練」に挑み、これを突破する。


 残るほこらはあと一つという事実に成長を実感する二人だったが、そんなトーヤ達を突如黒いドラゴンが襲撃する。

 アスセナと同等以上の知性を持つそれは、かつてアスセナが竜の里に住んでいたころ、彼女を排斥しようとしていた竜の一体だった。邪悪なオーラを漂わせる黒竜は、生き延びていたアスセナを今度こそ亡き者にしようと襲い掛かってくる。

 漆黒の体躯に、青い炎。その姿に酷い既視感を覚えたトーヤは、ほどなくしてかの黒竜が、「かつて世界に地獄を顕現させ、両親の命を奪っていった仇敵」だということを確信した。


 アスセナを守るためにも果敢に挑みかかるトーヤだったが、黒竜との実力差は絶望的だった。

 万事休すかと思ったその時、不意に黒竜に攻撃が浴びせかけられる。


 黒竜を退かせ、トーヤ達の命を救ったのは、かつてトーヤ達に道を示してみせた冒険者――リディア・エストレム。

 事ここに至って、彼女はトーヤ達を助けると共に、彼らに自分の「真の目的」を語って聞かせた。


 曰く、かの黒竜は遠い昔に世界を焼いた「邪龍」であること。

 リディア・エストレムという人間は、遠い昔に邪龍と戦い、それを封じ込めた「勇者」であること。

 邪龍の侵食を退けた時に受けた呪いによって魂と肉体が縛り付けられ、朽ちることのできない亡霊のような存在になってしまったこと。

 長い年月の果て、封印のほころびから零れ落ちた邪龍の力の欠片こそが、トーヤ達を襲った黒竜の正体であり、本体は大陸中央にそびえる「神話の塔」に未だ封じられていること。

 邪龍がアスセナを亡き者にしようとしたのは、アスセナをはじめとした「白竜種」と呼ばれる竜族の身に宿る「始原の魔力」こそが邪龍の弱点だからであり、白竜種を絶滅に追いやるために竜の里へ入り込み、「白竜種=忌み子」という刷り込みを行ってきたこと。

 そして、トーヤ達が巡っていたほこらはリディアの用意した「修練場」であり、彼らをほこら巡りに誘った真の目的は、「目覚めつつある邪龍を再び封じることのできる存在=次代の勇者を作り上げるため」だったこと。


 二人をだましていたことを謝罪するリディアだったが、トーヤ達は逆に感謝の意を伝える。

「アスセナを脅かす最大の障害」にして、「トーヤが追い求めた両親の仇」、そして「誰も倒せなかった最強の存在」。

 最強を目指す旅の終着点をしかと見据えて、2人は邪龍を倒せるだけの力を求め、最後のほこらの踏破へと向かう。





 最後のほこらへとたどり着いたトーヤ達だったが、試練へと望むべくほこらの魔方陣を起動したその瞬間、武器や防具、アイテムに至るまでの一切合財を剥ぎ取られ、裸同然の状態でほこらの中の空間に放り出される。

 力、知恵、勇気。三つのほこらで培ってきた全てを活用し、広大なほこらの中から脱出する「最後の試練」へと挑んだトーヤ達は、這う這うの体になりながらもどうにか試練を乗り越えることに成功した。


 無事に帰還したトーヤ達を出迎えたリディアは、「すべての準備は整った」と告げ、神話の塔へトーヤ達を誘うのだった。





 神話の塔への道すがら、アスセナの故郷とも呼べる竜の里と近しい場所へとやってきたことを機に、自身を排斥した竜たちを見返したいと息巻くアスセナの提案で、一行は時空の歪みを越え、竜の里へと帰郷する。


 久方ぶりに帰ってきた竜の里はしかし、アスセナが追放されてからほどなく、邪龍の手によって滅ぼされ、廃墟ばかりの残る荒地と化していた。

 望み薄と知りながらも生存者を探す中、アスセナの世話役を務めていた竜、ことシルクの思念体と遭遇。唯一の親しい知己だった竜の死に涙するアスセナに対し、シルクは彼女の成長を喜び、トーヤに後事を託して、天に帰っていった。





 神話の塔が目前に迫ったその時、突如として塔が崩壊。残骸の中から異形の楼閣が天を突き、邪龍が完全に目覚めたことが世に知れ渡る。


 辛うじて封印は機能しているが、それが破られれば世界は再び業火に包まれてしまう。大切な人々が生きる世界を焼かせないためにも、トーヤ達は邪龍が座す異形の塔へと突入していった。


 邪龍の力で産み落とされた怪物たちが行く手を阻む中、トーヤとアスセナの力を温存させるべく、リディアが先陣を切る。

 かつて世界を救った勇者の実力は伊達ではなく、怪物たちはリディアに触れるどころか、対面すら許されることなく切り伏せられていく。道を切り開いたリディアは、決着をトーヤ達に任せ、自身は後ろを守ると宣言。 

 後事を託されたトーヤ達は、邪龍との決戦に挑む。



 封印が完全に解けきっていない邪龍は人の姿をしており、トーヤ達は今が好機と戦いを挑む。

 邪龍の力は圧倒的だったが、2人は旅の中で培ったコンビネーションを持って互角以上に対抗。死闘の末、ついに二人の一撃が邪龍を捉えた。

 しかし、致命打を貰ってなお嗤う邪龍は、「ついに封印を打ち破った」と宣言。直後、邪龍の身体が膨れ上がり、巨大な漆黒の竜がその場に顕現する。

 あまりの巨体に対抗手段を無くすトーヤだったが、アスセナが無理を押して竜の姿を開放。白竜の背に乗ったトーヤは、邪龍との第二回戦に挑む。


 空を焦がすような戦いの果て、これを下すことに成功する二人だったが、なおも邪龍は嗤う。

「肉の身が朽ちたならば新たな器に身を(やつ)すのみ」と宣言した邪龍の魂はトーヤに殺到するが、邪龍の魂がトーヤを侵食しようとしたその瞬間、流れ込んできた魔力が邪龍を弾き飛ばす。


 旅の最中、様々な状況で幾度もアスセナの魔力をその身に取り込み、そしてこの瞬間、再びアスセナの「始原の魔力」を取り込んだことで、トーヤの内に流れる魔力は変質。邪龍を打ち滅ぼす「始原の魔力」へと変貌を遂げた。

 逃げ場を失った邪龍は、トーヤとアスセナが同時に放った始原の魔力の一撃により、完全に消滅。異形の楼閣も崩壊し、ここに邪龍の完全討滅は成し遂げられるのだった。






エピローグ…


 決戦から幾月かの時が流れたある日。

 邪龍が滅びたことで、その身を蝕む呪いも消え、再び人に戻ることができたリディアは、トーヤ達と再び道を分かつことになる。

「これからはゆっくり死に場所を探すとするよ」と冗談めかすリディアを見送った二人は、改めて今後の展望を話し合うことにした。


 かつて誰も成し遂げられなかった邪龍の討滅。そして、それに伴う各々の目的の達成もあって、当面の目的であった「最強」は成し遂げられたと言っていい。しかしそうなると、今度は目的を見失ってしまったのだ。



 思案するトーヤだったが、「トーヤと一緒にもっと旅がしたい」というアスセナの希望を受けて再び、今度は当てのない冒険に出ることを決意する。


 まだ見ぬ世界の果てを目指して、二人は再び、旅の軌跡を刻んでいくのだった。


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