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ディズニーランド

ディズニーランドはパワースポットです!

みんなが楽しむために訪れ、パワーを吐き出し吸収する。まさに夢の国!! ……そう感じました。

 ディズニーランド


 二日目はチェックアウトと駐車場の清算などで、前日よりも慌ただしい朝だった。かろうじて睡眠不足ではないので、朝はテンションが高い!


 帰りの運転のことなんて……考えていたらこのテンションが保てない!


 六時までに車に荷物を積み終えると、また朝食バイキングを食す。

 子供たちが食べるシリアル……家でも食べられるでしょと言いたい。よし子はお粥を食べている……。家でも食べられるでしょと言いたい。

 そしてわたしは、ご飯に「のりたま」ふりかけ食べているのに愕然とする。


 ――いつも食べている物こそが、真の御馳走なのかもしれない――。


 車でホテルからディズニーランドの駐車場へと移動した。

 ディズニーランドも再入園が可能なので、朝早いなら昨日もこうすれば良かったのか? 春休みなので駐車場に入るまでに時間が掛かると怯えていたが、六時三〇分頃なら余裕のよっちゃん。楽勝のらっちゃん。タリラりっちゃんターリーラりっちゃんだった!

 でも、お酒が飲めなくなる……。そこまでして飲みたいのかと自問自答してしまう。


 ディズニーランドは……やっぱり多かった。

 ディズニーシーと比べて、人が少ないハズがないのだ。入園してからのスタートも全然凄う! 

「走らないで下さい!」

 と係員に言われても、歩こうとしない輩が……わたしを含めて大勢いる~――。


 最初のファストパスを取るためにダッシュしたのに、ファストパスを発券する機械の前には既に長蛇の列が出来ていた。


 開園直後に走ったのに――なんじゃこりゃあ! まるで満員電車のような混雑さ! さすが春休みのディズニーランド!


 なんとかスプラッシュマウンテンのファストパスを取ったのだが、当初並ぼうとしていたビックサンダーマウンテンも、既に一時間以上の待ち時間……。急遽予定を変更し、まだ待ち時間が短いスターツアーズに乗ることにした。


 スターウォーズが好きな方には是非お勧めした。カイロレンのフォースでドン! っと宇宙船を止められるところは、クオリティーが高く、映画では味わえない臨場感に驚かされる。


 酔った――。

 ハイパースペース酔いだ――。


 ジェットコースターなどの絶叫マシーンは大丈夫なのだが、3D画像を見ながら席が揺れるアトラクションに、わたしは滅法弱い。

 ユニバーサルスタジオジャパンのハリーポッターでも気持ちが悪くなった記憶がある……。あと、バックトゥザフューチャーも……。


 今日は帰りの運転もある。体調管理を怠るわけにはいかない……。


「カリブの海賊……お父さんはパスだ」

「「……」」

 そんな目でわたしを見ないでくれ。しんどいものはしんどいのだ。この気持ち悪さのまま、小一時間も列に並べば……、


 昨日の二の前だ――。


 よし子と子供二人がカリブ海を満喫しているころ、わたしは別行動で園内をウロウロした。

 初めに上着などのいらなくなった荷物を駐車場へ置きに行き、再入園するとなにやらラッパとスネアドラムの楽しそうな音が聞こえてくる。

 ウエルカムフラワーバンドと呼ばれる四人が歩いていき、ぞろぞろと大勢がついていく。誘われるように一緒についていくと、ディズニーランドの花を歌と踊りで紹介を始めた。


 ディズニーランドにはあちこち花が植えてある。造花ではない花が花壇にしっかりと植えてあり、隅々まで気配りが行き届いていると感じた。アトラクションなども塗装のハゲたところや、壊れたまま放置されたようなところは見受けられなかった。さすがは東京ディズニーランド。地方の遊園地とはわけが違う。感心してしまう……。


 十分くらいウエルカムフラワーバンドを手拍子しながら見た後、時間があったのでチュロスを買って食べることにした。

 長い棒状のドーナッツ。よくディズニーランドの特番などでみんなが手にして食べているやつなのだが……。


 実際にはそれを買うのにも二十分も並ばなくてはいけなかった。

 チュロスどころか、ポップコーンやアイスクリームも数十分並ばなくては買えない。


 ――食べる方はまだいい。我慢すればいいのだ。

 だが、問題は……出す方だ――。


 男子トイレは混まないなどと安易に考えていてはならない。男子トイレも大きい方は混む! ちょっとトイレに行っとこうかな……と思った時点で行動に移さなくてはならない! 悠長に構えていて、いざ大きい方に行こうとしても間に合わないかも知れない……。


 BANしてしまうかもしれない! ……ブルル。


 話はそれたが、チュロスの形が上から見るとミッキーの顔だってことに……気付かずに食べ終えてしまっていた……。サクサクして美味しかったが、シナモン嫌いのよし子は一口しか食べなかった。

 なにより、チュロスをずっとチェロスと間違っていたことが……恥ずかしい。


 ビッグサンダーマウンテンのファストパスをとり、ようやくスプラッシュマウンテンにファストパスで乗り込んだ。

 ジャンルで言えば、「急流下り」だな。ただ、上がって下るだけではないので、今か今かと手に汗握る。


 ドッポーン!


 最前列最高――。


 顔に水しぶきがたっぷりかかったが、ズボンや靴が濡れてドボドボになるほどではなかった。

 ユニバのジェラシックパークの方が……鬼だった……。


 ひょっとすると、季節に応じて飛び散る水しぶきの量が調整されているのかもしれないなあ。


 今日も早目の昼食にした。レストラン「プラザパビリオン」のチキングリル。子供たちはエビフライグリル。よし子はハンバーグ。食べ終える頃には店の前に列が出来ていた。

 まだ十一時ですぞ……。


 昼食後、わたしを除く三人は、空いた時間を利用してスターツアーズ(二回目)に乗っていた。ファストパスがもうここしか残っていなかったのだ。

 わたしはその間、土産屋さんをウロウロしていた。帰りがけは土産屋さんも混むらしいので、昼間の空いた時間が狙い目らしい。


 店の前でピアノを弾きまくっている青い目をした外国人がいた。

 両手でガンガン引くと、座っている椅子や白いピアノがギシギシと揺れる。

 汗をダラダラ流し、ハンカチで顔と胸と脇汗を拭いて、

「スコシモ、サムクナイワー」

 に爆笑と歓声が上がる。

 まるでジェリーリールイスを彷彿させるかのような演奏が終わると、拍手喝采。その外国人は手当たり次第にお客さんと腕を組んで一回りダンスをしてご機嫌なご様子。気が付くとわたしも腕を取られて踊らされていた……。

 

 ディズニーランドは、アトラクション以外でも十分楽しめるよう工夫されている。シートを広げてパレードを待っている人も大勢いる。乗り物の待ち時間……もしくは、アトラクションなんてどうでもいいって人達なのかもしれない。


 一度駐車場で仮眠をとり、三時ちょうどから始まるパレードを鑑賞しつつ、最後のアトラクション、ビッグサンダーマウンテンへと向かった。

 ファストパスを使っても、かれこれ数十分は並んだだろう。乗り場が二か所あり、レーンが二つある事に驚いた。


 東回りと西回りみたいなものだろうか……。


 酔う事もなく、最後を飾るにふさわしいアトラクションであった……。


 夜のパレードを見てから帰ると車が混むので、断念して帰ることにした。時計の針は一六時。勿体ないと言われるだろうが、次のお楽しみとする。


 なんせ……これからまた六時間も車を運転しないといけないのだ……。


「次来るときは……恋人ときなさい。そっちの方が楽しいから」

 子供たちにそう言い聞かせ、入園ゲートを後にした。


 ディズニーランドのお城には、歳をとっても心を引き付けるものがあると感じた。


 ちなみに帰り道、首都高速で迷子になった。

 間違えて車線変更したところで出口から出てしまい。どこだここはと東京の道を彷徨った。

 国会議事堂が……チラッと見えた。


 長距離運転は……どの絶叫マシーンよりもリアルで怖かった。行きはよし子が半分は運転してくれて助かったのだが、帰りの夕食後、

「食べた後、眠い」

「……」

 ほとんど運転をした。


 勇気をだして休憩するという言葉と……何度も戦いながら……家に着いたらまた0時を回っていた。

 とりあえず無事に家に帰れて……本当によかった……。非常に疲れたが、実際に楽しかった。また行きたいとも思った……。


 春休み以外に……。


読んで頂きありがとうございました!

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