〜期間限定イベント〜 今回いただいたお題は、ペンギン、飛行機、工場、の三つです♪(・∀・)
〜期間限定イベント お題募集〜
フェイスブックグループの小説家気分でおこなっております、
今回、いただいたお題は、
ペンギン、飛行機、工場、この三つ
さてさて、どんなストーリーになるかは作者も分かりませんが2つのストーリーを考えてみたのでお時間あるかたは読んでやって下さい(・∀・)
題「やっぱりな」
「‥‥‥‥‥それでは、明日の正午きっかりに 我々の最後の任務を遂行する。 皆の健闘を祈っている‥‥‥‥、もし‥‥‥、もし生きて帰ってこれたなら また一緒に皆で酒でも飲もうッッ!」
がちゃんッッ
「誰だよッッ‥‥‥‥何だお前か‥‥‥辺見」
「‥‥‥‥何してたんだ こんなところで?」
「‥‥‥‥いやさ、明日でこの工場も閉鎖されるのかと思ったら なんか名残惜しくてな‥‥‥‥‥、辺見、お前こそどうしたんだよ!?」
「 なあに お前がいじけてどこかでメソメソ鳴いてるんじゃないかなと思ってさ(笑)」
「‥‥‥‥ば、馬鹿野郎ッッ! 辺見じゃあるまいし俺が鳴くかよッッ!!」
「いったなぁ!?」
「ハハッ冗談だよっ! ‥‥‥だけどお前とこうやってさ、ふざけあうのも本当にこれが最後かもな‥‥‥‥」
「バカなこと言うなよッッ! 一緒に生きて帰って来ようぜ!? またこうやってさ 二人で 何か物を作ろうぜッッ!!」
「‥‥‥‥‥ そうだな‥‥‥俺さ‥‥‥本当は整備士になりたかったんだ、飛行機のさ。
こんな模型みたいな古びた タイプでも 俺みたいな奴がさ一生懸命作ったらあの空を飛ぶんだぜ?
ホント夢みたいだよな!」
「‥‥‥‥‥ ホントお前ってガキみたいだな ‥‥‥‥‥だけどさ、その気持ち分かるよ。
この飛行機は 殺人を行うために 作られたものじゃない‥‥‥ 殺戮兵器なんかじゃないんだ。
空を自由に飛び回って 人々を笑顔にするために生まれた‥‥‥‥、本当はそういうもののはずなんだよ」
「‥‥‥‥辺見‥‥‥」
「いつかさ 俺とお前でまたこうやって飛行機を作ろうぜ! 俺がさ、パイロットになって飛んでやるよッッ! そんときはお前が俺の専属の整備士だからな、 頼んだぞッッ!!」
「‥‥‥‥‥ああそうなったらいいなぁ‥‥‥‥明日、もし俺たちが生き残ってたらな‥‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
「最新の戦闘機相手にこんなおんぼろの模型みたいな飛行機で戦うのかよ特攻隊もいいところだぜ‥‥‥」
「まっ、俺たちらしいっちゃあ、らしいけどな‥‥‥‥‥でも俺が何とかしてやるよ‥‥‥‥」
「ばぁーかお前の腕じゃあ無理だって、無事に敵の基地すら着くもんか」
「はぁ!?いったなぁじゃあ賭けるか?」
「あぁいいぜ何賭けるよ?」
「じゃあ俺は敵を撃破して無事に生還するほうにタバコ1本だ」
「‥‥‥‥ったく相変わらずケチ臭えなぁ、
じゃあ俺は‥‥‥、お前が敵をやっつけずに鳴きながら帰ってくるほうに魚千匹、賭けてやるよ」
「なんだそりゃ!?まっいいけどさ、その約束、絶対に守れよなッッ!」
「‥‥‥‥お前こそな‥‥馬鹿みたいに死ぬんじゃねーぞ」
「じゃあ、明日な‥‥」
「‥‥‥‥あぁ明日‥‥‥」
‥‥‥‥翌日、
「それでは作戦を決行す‥‥‥‥」
「た、隊長ッッ!!」
「何だ辺見?」
「俺一人でいかせてください」
「お前一人じゃあ無理だ!絶対に任せられんッッ!!」
「‥‥‥‥そうですか‥‥‥じゃあいわせてもらいます、この作戦で 俺たちが生き残る確率は0.000000001%未満‥‥‥‥‥限りなくゼロに近い数字です‥‥‥‥、
そんなことで 大切な仲間たちを無駄死にさせたくありません」
「辺見、お前は何を言ってるんだッッ! 」
「‥‥‥隊長や‥‥‥‥皆には黙っていましたが僕は人間じゃないんです‥‥‥‥‥Pシリーズ、シルバーモデル‥‥‥‥‥‥、
限りなく本物に近く、精巧に作られたペンギン型のロボットです‥‥‥、
この可愛い見た目に油断して接近を許した相手を暗殺したり、
みんなにはいえないほど‥‥‥‥‥残酷な殺し方をしたこともあります‥‥‥‥血塗られた殺戮兵器なんですッッ!!」
「‥‥‥‥ペンギ‥‥辺見‥‥‥お前‥‥‥」
「だから こんな僕がっ!皆さんの役に立てて最期に散って行けるなんて本望なんですッッ!!
‥‥‥身元や国籍不明の‥‥‥、見ず知らずの僕を皆さんはかわいがってくれた‥‥‥‥それだけで僕はもう満足ですッッ!
大丈夫! 敵のデータは全て入っています! 僕に行かせてくださいッッ!!」
「ペンギン‥‥‥辺見‥‥‥しかし」
「大丈夫ですッッ この 模型みたいな飛行機でも敵を撃破できるんですッッ!!僕の体内に内蔵されている時限式の超小型爆弾があれば半径数キロメートルを跡形もなく吹き飛ばすことができるッッ!!
さぁ迷っている時間はないんですッッ!
もう時限式爆弾のタイマーを作動させましたッッ!
時間がないんだッッ! 僕一人の犠牲で皆が助かるんならそれでいいじゃないかッッ!さぁ早くいかせてくださいッッ!!」
「‥‥‥お前の腕じゃ飛行機の操縦できないだろ‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥あ、ほんとだ‥‥‥‥」
チッチッチッチ
‥‥‥‥‥5、4、3、2、1‥‥‥‥‥
チュドォォォォォォォーーーンッッッ!!




