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7話

「行ってきまーす。」


三人を奴隷にした次の日。

俺達はガーネットさんに見送られダンジョンに出発していた。

あれから、ガーネットさんからスピッチは憑依を外してガーネットさんを飯井直樹の部屋に連れていった。

え?スピッチでボコボコにするんじゃなかったのかって?

そんなわけないじゃないか。そんなことしたらガーネットさんがこれから城で働けないじゃないか。

俺ってばとっても優しいね♪

もちろん、三人はその事を知らない。


「で?これから俺達を鍛えてくれるんだろ?環。」

宏明が聞いてくる。宏明はしっかり者で先を見据えている感じがする。


「もちろんだよ。他の勇者とかぶらないダンジョンに潜りながら強くする予定だよ。」


この三人には俺の実験に付き合ってもらうつもりだ。

俺は、スキルの習得方法を知っているので習得方法以外のことをやってスキルを習得出来るか試してやるつもりである。

例として、


武術のスキルは

『その術について理解する。level1相当の技術を身につける。』という習得方法だが『その術について理解する。』をなしで素振りだけずぅっとやってもらったりだ。自分で考えらず振りまくるということだ。


きっと強くなるはずだし良いよね?



「俺達がいく街はヤーゴという街で結構近い所に有るところだな。」


「へ~。じゃあそんなに旅はしないんだな?」

春馬が聞いてくる。春馬はゆっくりとしていて緊張感にかける。


「いや、冒険者ランクをCまで上げると転移装置を使わして貰えるんだ。ヤーゴでCランクまで上げてそこから転移装置を使ってモーイズという辺境の街に行くんだ。そこにダンジョンが有るからな。」


「なるほど。」


「さぁ、先を急ぐぞ。」


「「「りょうかーい」」」



歩くこと5時間昼食を挟んだからかもしれないが結構時間がかかってしまった。


「この列に並べば良いのか?」


「いや、並ばなくていいぞ。」


結構な列が出来ている。

しかし、俺達は腐っても勇者である。俺は違うけど。


「俺達は勇者だからな。違う門から入れる。」


「へー。勇者でラッキーだったな。」



「身分証をお出しください。」

門の前で門番に言われる。


「ほい。どうぞ。」


「確認します。・・・確認しました。ようこそ。ヤーゴの街へ。どうぞお入りください。」


「ありがとう。」


「すごい。街だな。」

公がこぼす。公は客観的視点を持っている。


「さあ、冒険者ギルドに行って早く登録するぞ。」


「ほーい。」


「了解。」


「ああ。」


やっぱり三人は結構いいトリオに成るかもな。

それぞれ良いところを持っている。



冒険者ギルドについて早速登録をしようと受付に行く。


「こんにちは。」


「こんにちは。今日は何のようで御座いますか?」


「ああ、登録をしに来た。」


「ありがとうございます。では、登録につきましては冒険者ギルドの説明をさせて頂きます。」


「お願いします。」


「・・・・以上で説明を終わらさせて頂きます。何か質問は御座いますか?」


「いえ、有りません。」


受付嬢の説明によると、

『冒険者同士の争いにギルドは不参加。』

『ランクはFからSSSまでの9つ』


この、2つ以外特に注意することは無いらしい。

というか、ルールを増やしても違反者が増えるだけなので最低限のものだけということだ。


「では、登録に移らせて頂きます。この、水晶に血を一滴ほど垂らしてください。」


垂らすと水晶が光、水晶からカードが出てきた。


なんかすごくシュールな光景だった。


三人分してもらって今日は以来を受けずに帰ることにする。


ちなみに、カードには、


ネーム 生須 環


ランク F


称号 生ける辞書


状態 元気


属性

風・土


職業

司書


ユニークスキル

知識の図書館・アイテムボックス


スキル

魔導機器作成level6演算levelMAX 製図level4

危険物取り扱いlevel4


忍level6直感level6感覚強化level6身体強化level6

接待level2魔力操作level6言語理解level8

速読level5テイムlevel6


剣術level4槍術level4斧術level4棒術level4

弓術level4杖術level4柔術level4蹴術level4

殴術level4体術level4


火魔法level4水魔法level4風魔法level5

土魔法level5光魔法level4闇魔法level4

雷魔法level5樹魔法level5無魔法level5

召喚魔法level4


鍛冶level4細工level4調合level4革加工level4

料理level4家事level4裁縫level4錬金術level4


生物鑑定level4鉱石鑑定level4植物鑑定level4


こんな事が書いてある。

事前にスピッチに聞いて居なかったら発狂していたかもしれないが聞いていたのでスキル『忍』を使いカードに書いてあることを隠蔽したので受付嬢には、



ネーム 生須 環


ランク F


称号 なし


状態 元気


属性

風・土


職業

魔法使い


スキル

魔力操作level3


剣術level1


風魔法level2土魔法level3


こう見えている。

これでも結構Fランクとしては凄いらしい。


他の3人のステータスは、


ネーム 内山 宏明


ランク F


称号 落ちこぼれの勇者・奴隷


状態 元気


属性


職業

毒の勇者


ユニークスキル

毒物の図書館


スキル

演算levelMAX 製図level4


毒魔法level5魔力操作level3


糸術level3


直感level6感覚強化level6身体強化level6

テイムlevel1


調合level2



ネーム 金武 春馬


ランク F


称号 落ちこぼれ勇者・奴隷


状態 元気


属性

回復


職業

回復の勇者


ユニークスキル

回復の図書館


スキル

演算levelMAX 製図level4


回復魔法level4魔力操作level3


直感level6感覚強化level6身体強化level6

テイムlevel1


杖術level3



ネーム 藤井 公


ランク F


称号 落ちこぼれ勇者・奴隷


状態 元気


属性


職業

鋼の勇者


ユニークスキル

鋼の図書館


スキル

演算levelMAX 製図level4


鋼魔法level2魔力操作level2


直感level6感覚強化level6身体強化level6

テイムlevel1


剣術level3盾術level4



と、なっている。

なんとこの三人俺が持っていないスキルを持っているのだ!


これはあれか!サンドバッグにされていて知識の図書館でも習得方法が分からなかったのか。


それに、ユニークスキルは『~の図書館』というのが一般的らしい。


三人が三人とも持っている物は特典とこれまでの訓練で手に入れたスキルらしい。


これからは、ギルドの依頼を受けながら三人を強くしていくのだ。もちろん、俺も持っていないスキルを手に入れるべく頑張らないといけないと思うけどね。


さて、頑張りましょうか。














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